ビジネスプロジェクター

ビジネスの現場で活用!実践的なノウハウ集

セミナーの司会進行のコツは?話し方やノウハウをご紹介

セミナーでの話し方

セミナーで自社商品の魅力をアピールするためには、滞りなく司会進行を行うことが欠かせません。セミナーにせっかく足を運んでもらったお客様に満足してもらうためには、どのように司会進行を行えば良いのでしょうか。自社の魅力をアピールするために、今回は司会進行役が知っておきたい、セミナーでの話し方やノウハウについてご紹介します。

セミナー司会進行のコツ

セミナー司会進行のコツ

以下は、セミナーの司会進行を行う上で覚えておきたいコツです。

1.一方的に話をしない

セミナーといっても、主催者側からの一方的な説明や話だけでは、参加者はただ受け身で講義を聴いている状態になり、眠気を感じたり退屈に思ったりしてしまいます。参加者にも積極的な態度でセミナーに臨んでもらうことが重要です。

初めにテーマの核となる部分について課題や疑問を参加者に投げかけてみる、本題に入る前にアイスブレイクで一体感を作るなどの工夫をしてみましょう。本題に入り中盤あたりにさしかかると、参加者の集中力も切れがちになるため、様子を見ながら良いタイミングで一度話を切り、随時質問をしてみるなどしてみましょう。

2.台本をあらかじめ作成しておく

司会進行役は決してセミナーの主役ではありませんが、ステージに立ち、イベント自体を取り仕切る重要な役割を担います。最初から最後まで、どのような流れで進むかをすべて把握し、常に気を張っている状態が続くでしょう。このように、重要な役回りだからこそ、事前に台本を作っておき、当日の流れや動き、セリフなどを記しておくことをおすすめします。

また、トークセッション部分は最大○○分までに留めるなど、司会進行をする上ではタイムキーピングも忘れてはいけません。話が予想以上に長引き、当初予定していた計画の大幅な変更を余儀なくされることのないように、各セクションの所要時間を計算して台本に書き込んでおくと良いでしょう。

3.ボディランゲージを用いる

セミナー参加者は司会者の声だけではなく、姿勢や視線、ジェスチャーといったボディランゲージを見ています。淡々と棒立ちで話しているだけでは、参加者を引きつけることはできません。より興味を持って参加してもらうために、ボディランゲージを使い、言葉だけではなく視覚的に情報を伝えましょう。ただし、ボディランゲージを入れすぎると不自然になるため、適度に入れるようにしてください。

4.正しい姿勢で奥の席まで通る声で話す

司会進行役はセミナー中、基本的にステージなど参加者に対して正面の場所にいます。マイクが用意されている場合もあるかもしれませんが、マイクがない場合は声の出し方によっては奥の席まで聞こえない可能性があります。

参加者全員がはっきりと聞き取れるように、正しい姿勢を保ち、奥の席まで通る声で話すことを心掛けましょう。顎を引き、背筋を伸ばすことで声が通るようになるだけではなく、印象も良くなります。

5.焦って駆け足にならない

セミナー当日は、多くの参加者の前に立つことになるため、緊張してしまい駆け足で話を進めてしまう場合もあります。早口になると参加者は聞き取りづらいため、大事な話も聞き逃しやすくなります。早口になったり、参加者の反応を無視して進行したりしないように注意しましょう。ただし、内容に合わせて緩急をつけることは大事です。注意を引きたいときは少し間を空けるなど、工夫してみてください。

話に引き込むコツ

話に引き込むコツ

参加者をより話に引き込むにはどうしたら良いのでしょうか。ここでは、3つのコツをご紹介します。

1.ストーリーを意識する

理論的な話は左脳を使って聞くとされていますが、感情をつかさどる右脳も同時に使うことで脳が活性化し、話も理解しやすくなるといわれています。セミナーのような場面で参加者の右脳を刺激するためには、「ストーリー」を意識することが重要です。セミナーテーマについて本質的な部分を話すと理屈っぽくなりがちですが、ストーリー展開を作って具体的な事例やケースについて話すと、聞いている人の右脳を刺激し興味を引きつけやすくなるのです。

ストーリーをうまく展開するためには、

・登場人物を設定する

・例え話を入れる

という2点を意識することがポイントです。

登場人物を設定することで、聞いている人も自分を主人公に置き換えて話を聞けるため、より積極的な姿勢で話を理解できます。ストーリー仕立てにしているとはいえ伝わりづらいパートもあるかもしれません。そのときは、より分かりやすい例え話をしてみてください。参加者が説明を自分事として受け止めやすくなります。

2.参加者の予想を裏切る

予定調和の話ばかりだと、先の展開が読めてしまうため退屈を感じやすくなります。そこで、良い意味で参加者の予想を裏切る話をしましょう。「今の流れだと、きっとこういう結論になるだろう」と思うようなところで予想を裏切ると、参加者は驚いて関心を寄せるようになります。

例えば、何か一般的に良いとされている方法論などを紹介した上で、「皆さん、今お伝えしたことは絶対に実践しないようにしてください」と言えば、「どういうことだろう」「なぜ実践しない方が良いのか」など参加者は一気に引きつけられるのです。参加者の予想を良い意味で裏切るために、想定していないことを織り交ぜるということも意識してみてください。

3.事例紹介選びを一工夫する

具体的な事例を出す場合は、参加者の境遇に近いと思われるケースを出しましょう。話を聞いていて自分とはあまりにかけ離れたケースだと共感できず、あまり参考にはならないと判断されてしまいます。これに対して、出された事例が自分と似たような境遇のものであれば、共感してもらいやすくなります。

そのため、話の中で事例を紹介するときは、ターゲット層の年齢・性別・職業・役職などの属性や環境に近い条件の事例を選ぶようにすることで、話にうまく引き込むことができるでしょう。事前調査をできるだけ念入りに行うことが大切です。

話し方のコツ

話し方のコツ

話している最中の所作や立ち振る舞いにもコツがあります。以下のポイントを心掛けると、参加者に対してより良い印象を与え、話に引き込むことができます。

1.参加者の目を見て話す

コミュニケーションの基本は、相手の目を見て話すことです。セミナーで話すときも、参加者の目を意識的に見るようにしましょう。前の方にいる参加者だけではなく、後ろの席、横の奥の席など参加者全員の目を見ることが大事です。集団というよりも、1人1人に訴えかけているように話すことを意識しましょう。

2.背中を向けない

基本的に話している最中に、参加者に対して背中は向けないようにしてください。誠意が感じられませんし、声も通りにくくなります。参加者の目を見て話せなくなる点もデメリットです。

3.大事なことは2回伝える

本当に伝えたいことや重要なことは2回繰り返すことで、参加者の耳に残りやすくなります。その際、「大事なことなのでもう一度言います」と入れても効果的です。

おわりに

セミナーを成功させるには、司会進行役がうまく立ち回ることが不可欠です。主催側からの一方的な「情報提供」の場にするのではなく、全員が積極的な姿勢で参加できるような進め方、雰囲気作りを心掛けましょう。そのためにも、今回ご紹介した内容を参考にしてみてはいかがでしょうか。司会進行役の力で、ぜひ実りの多いセミナーにしてください。