ビジネスの現場で活用!実践的なノウハウ集

英語のプレゼンで伝わりやすい表現とは?すぐに使えるフレーズ集20選

英語のプレゼン

グローバル化が進む中、社内の公用語を英語にしたり、海外の取引先との会議を英語で行ったりとビジネスシーンで英語を必要とする機会が増えてきています。英語ネイティブではない日本人にとって発音など難しい課題もありますが、分かりやすい表現と伝え方を身につければ英語でもうまくいくでしょう。
そこで今回は、英語のプレゼンですぐに使えるフレーズをご紹介します。

英語でプレゼンをする際のポイント

英語でプレゼンする際には、いくつかポイントがあります。

・結論から先に述べる

英語は文法上の性質も手伝って、結論を先に述べることが一般的です。日本語では、先に理由や経緯などを述べて、最後に結論づけることが多い傾向にありますが、英語でも同じようにやってしまうと、非常に伝わりづらくなります。

・自己紹介はシンプルに

プレゼンを始めるときには自己紹介から入りますが、自己紹介は簡潔にしてください。自分の今までの経歴や実績などをアピールしたくなるときもあるかもしれませんが、大事なのはプレゼンの中身です。
聞き手には「今誰がプレゼンしているのか」が分かれば十分のため、自己紹介では会社名・事業部・部署・氏名など何の担当なのかが分かる要素のみを伝えましょう。

・スライド内で「I ・We」などは省略

スライド内で「I ・We」などは省略

スライドを作成する際は、見る側が理解しやすいように心掛けることが鉄則です。冗長な表現にせず、要点だけを伝えるために「I」や「We」などの不要な主語は取り除きましょう。

・フォントはSugoe UIがおすすめ

見やすいプレゼン資料を作成するには、フォントにも気を配った方が良いでしょう。日本語と英語で同じフォントにしてしまうと、字がつぶれて読みにくかったり、アポストロフィーなどを付けるときに不自然な間ができたりと問題が起こる可能性があります。英語で資料を作成する際のフォントは、SugoeUIがおすすめです。

参考:SugoeUI

・難しい言葉は使わない

ビジネスシーンだからといって難解な英語や表現を入れすぎると、伝わりづらくなってしまいます。
その分野での専門用語などはもちろん仕方ありませんが、簡潔に表現できる内容をわざわざこねくり回した言葉や文法で表現するのは避けましょう。

・ボディーランゲージを用いて伝える

ボディーランゲージを用いて伝える

日本でのプレゼンといえば、プレゼンターが淡々としゃべっていて、あまり動きがないイメージがあると思いますが、英語でのプレゼンではボディーランゲージを含めて大きく振る舞いましょう。
そもそも慣れない英語だけですべてを伝えることが難しい場合もあるため、ボディーランゲージを使うとより具体的なイメージを持ってもらいやすくなります。また、ボディーランゲージを取り入れることで存在感を示すこともできます。
多少大げさに振る舞うくらいがちょうど良いと思って、恥ずかしがらずにプレゼンできるかがポイントです。

・声に出して練習する

プレゼンの流れを体に染み込ませ、スムーズに話せるように練習しておきましょう。何度も練習することで、発音の向上にもつながります。ネイティブのように流ちょうな発音である必要はありませんが、カタカナを読んでいるような発音だと伝わるものも伝わりません。分からない発音は辞書などで調べて正しい発音を知り、余裕があれば発音のトレーニング本を併用して練習すると、より洗練されたプレゼンになるでしょう。
身近にネイティブや英語が堪能な友人がいれば、一度代わりに話してもらって録音するのも1つの手です。

英語のプレゼンで伝わりやすい表現

英語のプレゼンで伝わりやすい表現

それでは、具体的にプレゼンで使える表現を見ていきましょう。

・あいさつ~自己紹介

まずはプレゼンの内容に入る前に、あいさつと自己紹介をします。
そして、忙しい中集まっていただいた参加者に感謝の意も伝えましょう。

例)

Good morning, everyone. My name is ○○(名前), and I am general manager of sales department for △△(会社名).
(皆さん、おはようございます。私は△△の営業部長の○○です。)

I’d really appreciate that you make time for this meeting. It’s a great honor to be here today.
(皆さん本会議のために時間を割いていただき、本当に感謝しています。本日この場に立てて大変うれしく思っています。)

参加者との距離感や会議の雰囲気によっては、もう少し簡単に表現しても良いでしょう。
Thank you for coming here today.
(本日はお越しくださりありがとうございます。)

・序論パート

プレゼンの本題に入る前に、今からどのような内容を話すのか、その概要を述べる序論のパートを設けると、聞き手もスムーズに理解できます。また、質疑応答の時間をプレゼン後に想定している場合は、その旨も伝えておくとプレゼンの途中で質問が飛び中断されるということもなくなります。

例)

I’d like to talk about ○○(プレゼンのトピック).
(○○についてお話ししようと思います。)

Today, I’d like to take this opportunity to talk about ○○.
(本日は、○○についてお話しする時間を取らせていただきます。)

The purpose of this presentation is to propose a plan to improve sales and profit ratios.
(このプレゼンの目的は、売上高と利益率を改善するためのプランを提案させていただくことです。)

In this presentation, I’m hoping to give you a picture of the new project which our marketing team is planning.
(このプレゼンでは、我々のマーケティングチームが計画している新規プロジェクトの概要について話したいと思います。)

There will be time to answer your questions after the presentation, so please feel free to ask me anything.
(プレゼンの後には皆さんの質問にお答えする時間がありますので、どうぞお気軽にご質問ください。)

My presentation is divided by three parts.
(私のプレゼンは3つのパートに分けられます。)

Each part takes about 15minutes.
(各パート、15分ほどかかる予定です。)

・本論パート

序論でプレゼンの目的や概要を話したところで、いよいよ本論に入っていきます。
実際に内容を説明する表現は、プレゼンの種類によって異なるため、ここでは本論に入る際や聞き手の注意をひきつける際に使えるフレーズをご紹介します。

例)

First, I’d like to start by ○○.
(最初に、○○から始めさせていただきます。)

Please refer to the handout.
(資料をご参照ください。)

This graph shows ○○.
(このグラフは○○を示しています。)

Could you look at the numbers?
(その数値をご確認できるでしょうか?)

These numbers show a huge improvement.
(これらの数字から大きな改善が見られます。)

Let’s move on to the next topic.
(それでは次のトピックに移りましょう。)

・結論パート

結論では、簡潔にプレゼンをまとめましょう。また、時間を割いてくれたことに対する感謝を述べることも忘れずにしてください。

例)

In conclusion, I’d like to say that this product can be help for sales.
(結論としては、この製品が売り上げに貢献し得るということを述べさせていただきます。)

I’d like to finish my presentation by summarizing the merits of this product.
(この製品のメリットをまとめて、私のプレゼンを終わらせていただきます。)

I’d like to conclude by emphasizing the benefit of our new service.
(最後に私たちの新サービスのメリットを強調して結論とさせていただきます。)

I appreciate your giving me the time for my presentation today.
(本日は私のプレゼンのために時間をいただき、誠にありがとうございます。)

おわりに

英語のプレゼンは、普段から英語に話すことに慣れていないと緊張するものです。当日プレゼンをうまく進めるためにも、良い緊張感を持って入念に準備し、プレゼンの流れの確認や練習をしておきましょう。
英語のプレゼンで大事なことは、分かりやすい表現で、聞き手が理解しやすいように工夫することです。普段はあまりしないようなボディーランゲージや大げさな表現なども取り入れて、英語でのプレゼンを成功させてください。

 

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訪問先でのプレゼン

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社内でのプレゼン
(~20名程度)

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セミナールーム

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