築地 日本料理 魚月- Nazuki - 様

ビジネス向けプロジェクター導入事例:築地 日本料理 魚月- Nazuki - 様  導入商品:EV-105、EB-L1505UH、ELPLX02 築地に新しい名所をつくる思いを込め、料理とサービスだけでなく、より感動を体験してもらうために 映像によるエンターテイメントを追求。映像空間の創出にエプソンのプロジェクターが貢献

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注目施設レポート/映像を活用した空間演出

2019年7月、東京・築地に飲食業界の注目スポット「築地 日本料理 魚月- Nazuki -」(なづき)が誕生した。その特徴は、店内の壁やテーブルを映像で埋め尽くすかつてない飲食空間を実現したことだ。テーブルへのプロジェクションマッピングにエプソンのプロジェクターを導入し、来店客に新たな飲食空間体験の驚きと感動を提供する同店の取組みをレポートする。

30テーブルへの映像演出の実現でかつてない「飲食空間体験」を創出

観光客でにぎわう築地場外市場。そこからほど近いビルの地下1階で、約30年間にわたり営業してきた割烹「さかな竹若 築地本店」は、いけすと活魚料理を特徴とする有名店だった。シニア層を中心に常連客は多かったが、地下というロケーションのために近年は新規顧客の獲得がむずかしかった。

2018年7月に同店の営業権を取得した(株)ムーンライトは、築地や銀座を訪れるインバウンドなど新たなファンを呼び込むことを目指し、リニューアルを決断する。約半年間の工事期間を経て、19年7月に「築地 日本料理 魚月- Nazuki -」(以下、魚月)としてオープンした。

生まれ変わった和食店としての個性を大胆に打ち出すため、魚月では360m²(客席部分)という広い店内のすべての壁、そしてテーブルを映像で埋め尽くした。

「築地に新しい名所をつくりたい。その思いを形にするにはインパクトが必要でした。料理とサービスがメインですが、映像によるエンターテイメント性も追求するために、世界観の設定や映像にはこだわりました」((株)ムーンライト代表取締役 山本健太氏)。

壁面に投写する深海や日本的な風景でダイナミックに映像空間を創出するとともに、こだわったのはテーブルごとの演出だ。エプソンのビジネスプジェクター「EV-105」を30卓すべてのテーブルの頭上に設置し、プロジェクションマッピングを実現した。

魚月の店舗設計から映像演出までプロデュースを手がけた(株)ZNEMの代表、三好和彦氏は、「テーブルへのマッピングを実現するうえで、最も性能がよいEV-105を選定しました。テーブルへのマッピングは画角調整が一番むずかしい。EV-105の機能と映像の調整で狙いどおりの表現ができました」と語る。

テーブルに投写する映像は5種類から選べる。また、センサーによってテーブル上の動きを感知し、花びらの舞う映像などがミックスされるインタラクティブな仕掛けも実現された。

加えて、記念日用の特別映像も用意した。花火など華やかな風景と名前やお祝いのメッセージをミックスした映像をテーブル上に投写できるのである。

プロジェクションマッピング用のプロジェクターにEV-105が選ばれたもう一つの理由は、同機のスポットライト機能への評価である。幻想的な映像空間は魅力的だが、料理は目で楽しむものである。だが、通常電球のスポットライトの光量をテーブルごとに制御するのは困難だ。スポットライト機能があるEV-105だからこそ、繊細な色合いを大切にする日本料理の客席での照明の役割も兼ねられたのだ。

このほかにも、EV-105はフロアや通路の床面演出のプロジェクターとしても採用。歩く人の動きを感知して、波紋の映像を投写するインタラクティブな演出に使われている。また、店舗入口へと続くエスカレータの下には白石を敷き詰めた枯山水の庭が設けられ、水面にコイが泳ぐ映像の演出にもEV-105が使われている。

  • 1.(株)ムーンライト代表取締役の山本健太氏と(株)ZNEM 代表の三好和彦氏
  • 2. 歩くと波紋の映像が現われる床面のインタラクティブ
  • 3. メッセージ入りの映像も投写が可能
  • 4. 枯山水の庭に浮かび上がる演出もEV-105による

もう一つエプソンのプロジェクターが印象的に使われている空間がある。訪れる人々が店内に入り、まず目にする高さ3.5m×幅4mのエントランス壁面の映像である。この映像の投写にエプソンのビジネスプロジェクター「EB-L1505UH」、超短焦点ゼロオフセットレンズ「ELPLX02」が採用された。

「プロジェクターの設置位置から壁面までは2.5mほどの短い距離しかありません。エプソンの高輝度プロジェクターと超短焦点レンズを組み合わせて、クリアな映像を投写できました。プロジェクターとレンズの両方が優秀だから実現できた表現です」(三好氏)。

魚月では、映像空間の魅力をさらに引き出すべく、料理と映像空間を融合する研究を日々進めている。「リニューアル後、空間に魅力を感じた新たなお客さまの来店がふえました。今後、コンテンツを蓄積しながら、料理との組合せでバリエーションをふやしたいです。旅の醍醐味は、料理と文化を楽しむこと。その両方を一緒に楽しめる魚月の魅力を磨き、インバウンドに情報を届けたいですね。また、メッセージや持ち込み動画の上映を充実するとともに、機器の潜在能力をさらに発揮できるコンテンツを開発していきます」(山本氏)。

プロジェクションマッピングを飲食店の空間演出に使った事例は数多くあるが、ここまでインタラクティブやテーブルごとの演出にこだわり抜いた飲食店は他に類を見ない。「飲食空間体験」の画期的な事例として、今後も魚月の動向に注目したい。

  • 出典:月刊レジャー産業資料2020年4月号(綜合ユニコム)

導入モデル

EV-105

EV-105(販売終了製品)

明るさ:2,000lm
スクリーン解像度:WXGA

後継機種はこちら後継機種はこちら

EB-L1505UH

EB-L1505UH(販売終了製品)

明るさ:12,000lm
スクリーン解像度:4K(注)

後継機種はこちら製品の詳細はこちら

ELPLX02

ELPLX02

投写距離:1mで134インチ

製品の詳細はこちら製品の詳細はこちら

店舗概要

築地 日本料理 魚月- Nazuki - 

住所:〒104-0045

東京都中央区築地4-7-5 築地KYビル地下1階

TEL:03-5565-0888

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