
輝度や解像度を欲張らず、予算や環境に最適な機材で没入感のある空間演出を可能に
一般社団法人横浜港振興協会/一般社団法人夜景観光コンベンション・ピューロー/株式会社ラストイズム 様
ビジネスプロジェクター導入事例
- 業種
遊技・娯楽
- 目的・成果
店舗演出・効果
- 導入製品
ビジネスプロジェクター 短焦点デスクトップモデル
EB-L210SW 20台
- ショップのある通路に賑わいを演出したい
- 限られた予算と電源容量の範囲内で必要な明るさを得たい
- 短い距離で広い範囲に投写したい
- 通路全体のプロジェクションマッピングで賑わいを演出
- レーザー光源の省電カモデルで必要十分な輝度が得られた
- 短焦点レンス搭載モデルの導入で広い範囲を投写できた
ショップの並ぶ長い通路全体に賑わいを演出したい
(一社)横浜港振興協会では、ターミナルの指定管理者として施設管理のほか、集客や観光振興などの面でもさまざまな施策を行っています。例えば、屋上でのイルミネーションは、7年間続く本館の人気企画です。そうしたなかで、本館でプロジェクションマッピングを行うというアイデアは、長年考えてきたものの1つでした。
また、それとは別に、屋上だけでなく屋内でもお客様に楽しんでいただける仕掛けを作り出せないかという思いもありました。アイデアとしては、ターミナルの屋上は「くじらのせなか」という愛称があることから、ロビーにくじらか泳いでいたら楽しいのではないかといったものがありました。
そこで、外光が入りにくい構造のショップ前の通路であれば、プロジェクションマッピングかできるのではないか、そして水族館をテーマにくじらを泳がせたら、本館らしさを演出できるのではないかと考えたのが、今回の企画です。ショップ前に賑わいを作り、お客様が立ち寄りやすい環境を演出できることもあり、プロジェクションマッピングを実施することにしました。(岩田さん談)

常務理事管理運営責任者・館長
岩田秀夫さん
- (注)記載の各所属・役職は、取材のあった2025年8月時点のものです。(以下同)

夜景観光コンベンション・ピューロー
代表取締役代表理事·夜景評論家
丸々もとおさん
高輝度モデルを使わなくても十分に魅力的な空闇演出が行えました
機材の選定では、候補は3社の製品がありましたが、軽さやサイズ、省電力性、明るさと短焦点レンズの採用、コストなどを総合的に比較した結果、エプソンのEB-L21OSWが一番適していると判断しました。特に省電力性については、施設の電源容量が決まっており、増やすには相応のコストがかかるため重要でした。
プロジェクションマッピングに用いる機材は、7000lm以上の高輝度モデルが多いのですが、ターミナルの環境や予算などを考慮しつつ試行錯誤した結果、4000lmの本機でも十分魅力ある空間が実現できることが分かってきました。一部、店舗の照明を調整していただきましたが、そうしたご協力もあって没入感のある空間にできました。
今回の機種提案や施工、コンテンツ制作では、私も学ばせていただくことが多かったのですが、高輝度モデルにこだわらなくても環境や予算に合った機種を選べば皆が納得できる空間演出が実現できます。この企画は、限られた予算でプロジェクションマッピングを実施したいという方の参考にもなると思います。(天田さん談)

代表取締役
天田高人さん

多くの方が楽しめて、集客や情報拡散力のある演出ができました
まず、岩田館長には、本企画を実施するにあたり、横浜市や(一社)横浜港振興協会、ターミナルのスタッフなど、多くの方々との交渉を繰り返す必要があり、大変だっただろうと思います。それでも上手く実施できたのは単にプロジェクションマッピングをやりたいという熱意があるだけではなく、ターミナル全体を見渡した上でプロジェクションマッピングを行うことで、どういった効果やメリットがあるかを、総合的に考えていたからこそ、実現できたのだと思います。次に具体的な効果の一例としては、SNSなどでの情報拡散効果が高まった点があります。プロジェクションマッピングを写真に撮ってSNSにアップするお客様が増えたことで集客なども見込め、意義のある企画にできたと感じています。(丸々さん談)
本企画は、長い間実現したいと考えていたものであり、大きなクジラが泳いでいる様子を見たときは、思い描いていたとおりに仕上がったという印象でした。今回のコンテンツは、リアリティのある水族館を目指したので一見派手さはありませんが、空間全体としての完成度が高く、ベンチに座って、ゆっくり鑑賞されるお客様も少なくありません。
各ショップの方からは、通路に賑わいやお客様の導線ができたことを喜ぶ声が聞かれました。今後、コンテンツを変えるなどし、プロジェクションマッピングを新定番化することで、少しすつでも集客に寄与できるのではないかと思います。(岩田さん談)

壁面は天井が連続した山型になっているため、山型1つに1台ずつのプロジェクターを設置。計20台のブロジェクターが必要になったが、解像度を欲張らず720pにしたことで、1台のSTB(セット・トッブ·ボックス)で映像を制御できた。(写頁・左下)

天井が連続した山型で、山型1つに1台ずつのブロジェクターを要したが、つなぎ目も自然で没入感のある映像演出ができた。(写真・右上)
魚やクジラを追いかける人や子どもたちもいて、楽しんでいるのが伝わってくる。(写頁・左下)
ターミナルの「新定番」として、今後も長く続けていきたいと考えています
今後は、まず、コンテンツを変えるなど、リピーターのお客様でも飽きないようにしたいと思います。現在、壁面はグレーなので、これを白壁にしたら、映像がさらに映えるのではないかとも考えています。
将来的には、コンテンツのインタラクティブ化もできたら、お客様にさらに楽しんでいただけそうです。電源容量も、将来的には増やす方向になると思います。プロジェクターにも大きな電力を供給できるようになり、台数を増やして館内のほかの場所でプロジェクションマッピングを実施するといったこともできそうです。
このように、今回の企画はイベントを1回実施して終わりというものではありません。長く続けて、ターミナルの新定番にしたいという思いがあります。お客様には、今回のコンテンツだけでなく、今後の展開も楽しみにしていただけたらと思います。(岩田さん談)
横浜港大さん橋国際客船ターミナル様

- 所在地
- 神奈川県横浜市中区海岸通り1-1-4
- Webサイト
- https://osanbashi.jp/

- 導入機種
ビジネスプロジェクター 短焦点デスクトップモデル
EB-L210SW 20台 - 明るさ
4000lm
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