エプサイトプレミアム写真展 Vol.3 感動の一枚 出展者作品紹介(はーほ)

長谷川 尚

名残雪と祝祭

作品コメント

厳しい冬の余韻が残る真っ白な雪原に、春の訪れを告げる桜が淡い紅を差す。背後に控える深い森の静寂が、その儚くも力強い色彩をいっそう際立たせていました。二つの季節が奇跡的に重なり合った瞬間の、息を呑むような静寂と生命の輝きを表現しています。

ゲスト写真家コメント

喜多 規子

豪雪地帯の遅い春を表現した作品で、桜が咲く時期にまだ残雪が残り、春と冬という2つの季節の重なった風景に魅力を感じます。杉林の中に凛として咲く桜の姿に待ち侘びた春の輝きを感じます。
hattgen

北国の春

作品コメント

北国ではいろいろな花が一斉に咲いて、雪に閉ざされた鬱憤を一度に晴らしてくれる。飛び入りの楽隊?とともに人々が春の訪れを満喫していた。春に感謝!

ゲスト写真家コメント

山口 規子

桜の下で太鼓や笛など演奏する人たちを撮影した作品は、手前にいる観客2人の頭を入れることにより演者と観客の距離感がわかります。作者がこのような間近で見ることができる演者たちに感動し、またその場を楽しんでいる様子が素直に伝わってくる作品です。
花田一生

祈り

作品コメント

ハウステンボスのホテルに宿泊した際、ベランダの感動的な光景を無心で撮影しました。

ゲスト写真家コメント

喜多 規子

ホテルのベランダからとのことですが、贅沢な夜景ですね。夜空に浮か上がる塔と街の光が、非日常の煌めきを鮮やかに描いています。クロスフィルターを使用したことで、幻想的で華やかさが増し、功を奏しました。
BOC

知床五湖

作品コメント

知床国立公園内の知床五湖の一つ「四湖」。ここはヒグマの住処であり、人間はお邪魔させていただいているに過ぎないとガイドから説明を受けます。大自然とそれと共生するために努力している方へ『感謝』を。

ゲスト写真家コメント

喜多 規子

澄んだ水面に青空と清々しい新緑、そして山々が映り込み、知床五湖の手つかずの自然の美しさを存分に表現しています。人と野生動物、大自然との共存のために重ねてきた多くの努力に思いを馳せる作品です。
東川禔男

日の出

作品コメント

鳴門へ旅行した際、瀬戸内海に面したホテルより見た朝日に感動して撮影しました。

ゲスト写真家コメント

喜多 規子

手前の航路の標識やブイ、奥には行き交う船によって人の営みが感じられ、朝日から伸びる光の道が水面に静かに溶け込み、ゆっくりした時間が流れています。瀬戸内海の穏やかな海の表情が画面全体を包み込むように描かれてます。
ひらりん

学び舎

作品コメント

廃校になった小学校の木造校舎がきれいに整備されて活用されています。私が卒業した小学校も数年前に廃校になりました。こちらは更地になってしまいました。残った校舎も残らなかった校舎にも感謝を伝えたいです。

ゲスト写真家コメント

清水 哲朗

先生や卒業生の数だけ思い出がある学び舎。母校でなくとも校舎に足を踏み入れると特別な感情が呼び起こされます。取り壊しやむなしもありますが、活用される未来に期待です。
ひろ

最高のとき

作品コメント

沖縄県で撮影しました。景色も天気も素晴らしい中で二人は最高の時を過ごしているのではと、想像してしまいました。

ゲスト写真家コメント

清水 哲朗

白い砂、青い海、青い空。これぞ沖縄と思える絵に描いたような美しい光景です。ハグする二人と遠方にかかる橋がスケール感を演出。風と波の音まで聞こえてきそうです。
hiroomi

注目の標(しるべ)

作品コメント

視界を埋め尽くす黄色いひまわり畑で、花々も注目しているかのような一枚となりました。「元始、女性は実に太陽であった」という言葉通り、私もひまわりのように妻に注目せざるを得ない存在なのです。

ゲスト写真家コメント

岡嶋 和幸

夏の日差しが印象的な透明感あふれる1枚です。ヒマワリを背景に奥さまを撮られるなんてとても素敵です。黄色いボケがバランスよく画面に配置されていて彼女に目を向けやすく、表情もより明るく魅力的に見えます。
Hiroshi-K

SAIGO NO MINORI

作品コメント

今年の秋、我が家のザクロはこれまでにないほど多くの実をつけてくれました。朝日に照らされて輝く赤い実には、記録的な猛暑に焼かれたのか、深い傷が刻まれていました。100年以上にわたって家族を見守ってくれたザクロに、心よりありがとう!

ゲスト写真家コメント

吉住 志穂

ザクロの表面がやたらひび割れていると思ったのですが、その傷にこそ愛おしさを感じていることがコメントから伝わりました。いい光が当たっているので、少し明るさを暗くするとよりザクロが目立ち、深みが出ますよ。
ヒロチン

海誓山盟(かいせいさんめい)

作品コメント

弘前城公園でお見かけした老御夫婦です。お二人で桜並木を行くさまが永遠の愛路をどこまでもたどるかのように感じたので思わずシャッターを切らせていただきました。お二人のお姿は正に「海誓山盟」を象徴しているようです。

ゲスト写真家コメント

山口 規子

桜並木の下を行く老夫婦の背中がいいですね。背中から今まで生きてきた人生や絆を感じます。彼らを見守るような構図は、作者の気持ちの温かさを、またモノクロで仕上げることにより、さらに被写体への尊敬の念を強調できた作品です。
ブータンおじさん

さあー出番だ

作品コメント

讃岐獅子舞いのイベントにて撮影しました。待ちきれない気持ちで私もシャッターを切りました。

ゲスト写真家コメント

山口 規子

讃岐獅子舞の作品は、画面左側に大きく入れた祭りの人の背中や背景にいる人の手元から、本番当日の緊張感が伝わってきます。一般的に説明的になりがちな祭事の写真ですが、作者の独特な視点から躍動感や作者のわくわくした気持ちも伝わってくる作品です。
福井 宏樹

黎明の咆哮

作品コメント

川霧と朝焼けの中、大空へ歌うように羽ばたく2羽のコハクチョウ。私にとって白鳥は、写真の素晴らしさを教えてくれた特別な存在です。出会いから5年、『感謝』の気持ち込めて毎年その姿を撮り続けています。

ゲスト写真家コメント

清水 哲朗

金色に染まる荘厳な朝。感謝の対象は人だけとは限らず、羽ばたく2羽の姿に作者の思いと今後への決意が感じられました。いつまでも変わらぬ愛で白鳥を撮り続けてください。
Fujinori

お母さん、あのね

作品コメント

カメラを始めた頃、これを見た母が「お母さんが子供の話を優しく聞いているみたい」と微笑みながら飾ってくれました。まだ技術が未熟な私の表現を受け止め宝物に変えてくれたのです。今も写真を撮り続ける支えになり、そして和紙による作品作りを見守ってくれる母へ、感謝の気持ちを込めて思い出の花を贈ります。

ゲスト写真家コメント

吉住 志穂

二輪のムスカリが寄り添うように咲いています。これを見た作者のお母様が母子のようだとおっしゃられた思い出の作品。花を擬人化して見つめる視点が素晴らしいですね。シンプルな構図と彩りの美しい背景が好印象です。
本多俊生

職人技

作品コメント

10年前、東京駅周辺で撮影した一枚です。大都市の片隅で静かに受け継がれてきた職人の技。靴墨で艶を増す台と、丹念に磨き上げられていく靴。道具と靴に感謝を忘れない主(あるじ)の姿に、深い敬意を抱きました。

ゲスト写真家コメント

山口 規子

靴磨きの職人の手元を捉えたこの作品は、靴の質感、職人の手の動き、また職人のシャツと客の靴下のチェックが調和しており、見る人を惹きつけます。作者が職人のプライドを感じ取り、尊敬の念とともに感動している気持ちが伝わってきます。