導入事例 株式会社インサイト・プラス 様

ビジネス向けプロジェクター導入事例:株式会社インサイト・プラス様 外国人観光客向けのインフォメーションをポスターから、大画面インフォメーションディスプレイ化。注目度や売り上げアップに繋がった。

導入モデル

EB-685W
(注)販売終了製品

プロジェクターの存在を気にせず使える壁掛け対応・超短焦点モデル

EB-685W

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導入会社様のご紹介

株式会社インサイト・プラス様

外観写真

用途:インフォメーションディスプレイ
株式会社インサイト・プラスは、訪日客の方々の免税手続きを「街ごと」「ビルごと」といった単位で一括化し、時間と手間を省くサービスを中心に展開。荷物のトラフィックなども請け負うなど、より快適に日本の旅やビジネスシーンを楽しんでいただくことを目的としている。その外国人向けのインフォメーションディスプレイに、エプソンのEB-685Wを採用。その効果などを同社の八木岳郎さんに伺った。

導入課題

  • より多くの言語表示に対応したい
  • 情報をできるだけ速く伝えたい
  • できるだけ低コストで実現したい

導入効果

  • 約75型の大画面で動画による多言語表示が可能
  • 即日でのデータアップ、更新が可能
  • 大型モニターよりも低い導入コスト
街路に面する店舗のガラス窓にスクリーンフィルムを貼り付けて、映像を投写。<br>75型程度の大きさのデジタルサイネージを低コストで実現でき、インタラクティブ性も備えたシステムとなっている。

街路に面する店舗のガラス窓にスクリーンフィルムを貼り付けて、映像を投写。
75型程度の大きさのデジタルサイネージを低コストで実現でき、インタラクティブ性も備えたシステムとなっている。

「動画を大きく投写することで注目度や売上アップに繋がっています」

導入背景

数多くの国の方が訪日され、多言語への対応力と即時性が重要でした

八木岳郎さん

株式会社インサイト・プラス
代表取締役社長 Founder&CEO
八木 岳郎さん

最近は外国人観光客が増えてきています。そうした中、外国人観光客の皆さんに弊社のサービスを知っていただくため、従来から、ポスターなどを用いて多言語対応のインフォメーションを行ってきました。しかし、紙の大きさの都合などから、英語、中国語、韓国語などの主要な言語中心の対応となっていました。ところが、年々外国人観光客が増えて行く中で、これまで以上に多くの言語でご案内する必要が出てきました。時期にもよりますが、ドイツ語圏やスペイン語圏など、ヨーロッパやアジア各国からのお客様が多くなっており、そうした方々への対応も重要になってきていたのです。
とはいえ、従来型のポスターなどを増やしてもコストの問題があるほか、印刷にかかる時間が必要で臨機応変な対応が難しいといった問題点があります。より短時間で多言語化しやすく、できればお客様からの注目度が高いものがあればと考えておりました。具体的には、液晶モニターを用いたデジタルサイネージなどは、即時性も高く、実際に候補として挙がっておりましたが、かなりの予算が必要となるため、実現には至っておりませんでした。
そんな折、東日本電信電話会社(NTT東日本)さまより、『“店舗のガラス面を活用した連動型クラウドサイネージならびに“画像認識AI”を用いた訪日外国人観光客向け「飲食店プロモーション」の実証実験』というプロジェクトに協力してほしいというお話をいただき、協力させていただくことに致しました。この実験では、店舗にある既存のガラス窓にスクリーンフィルムを貼り付けて、NTT東日本のクラウドサイネージサービスや画像認識AIサービスなどを活用し、エプソンのプロジェクターでスクリーンに投写するというものです。
実際、私どもの築地の店舗のガラス窓では、75型程度の大きさが確保でき、液晶モニターを用いた場合と同等か、それ以上の大きさでのデジタルサイネージが実現できました。これに、私どもで制作した動画を投写していますが、NTT東日本さまを通じてデータをサーバーにアップするだけで使用できるため、短時間での情報更新ができるほか、動画とすることでより多くの言語に対応しやすいといった特徴があり、従来のポスター掲示では得られなかった効果が得られるものです。

EB-685Wを屋内のテーブルに設置し、リアプロジェクション方式で投写。短焦点レンズを用いることで、省スペースでの設置が可能だ

EB-685Wを屋内のテーブルに設置し、リアプロジェクション方式で投写。短焦点レンズを用いることで、省スペースでの設置が可能だ

導入効果

お問い合わせやご利用件数が増え、地域貢献にも繋がっています

スクリーンフィルムを貼ったガラス窓は従来はポスターを貼っていた場所でした。そこに動くポスターといえる映像コンテンツを内製し表示しています。導入後しばらくはコンテンツの文字の大きさや表示速度、表示に用いる色など、試行錯誤しながら使用していましたが、そうした場合の対応もコンテンツ側ができあがれば、ほぼ即日で変更できるので大変助かりました。こうした点は、従来のポスターでは非常に時間や手間がかかっていたので、時間的なメリットや作業面でのメリットが大きいほか、コスト面でも大きな差が出ています。運用面ではこのほか、タイマーの活用などで、日常のメンテナンスの手間もあまりかからず、短焦点レンズ使用のため省スペースで設置できるのもメリットだと感じています。特に今回の設置場所はデッドスペースとなっていたこともあり、むしろスペースを有効活用できているように思います。表示は屋外となるので、明るさによる見え方の変化は比較的出やすいのですが、必要な明るさと色再現性は確保することができています。
お客様からは、問い合わせが増えたほか、導入前に比べて配送サービスの注文が15%程増えています。また、ご自宅や宿泊先などに配送できるサービスを知ったことで、荷物を持って移動する必要がなくなったために、お土産などのお買い物量を増やす旅行者の方も増えており地域経済にも貢献していると思います。また、二次元バーコードを用いた、クーポンの発給サービスも行っていますが、こちらも認知度が徐々に上がってきていて、利用者が増えてきています。
最近は築地でも夕方や夜に営業している店舗が増えていて、街にはお客様も多くいらっしゃいます。そのため、店舗は17時までですが、映像表示は19時まで行っています。表示がかなり明るく見えるため、街が明るい印象になったほか、表示を見ていただける良い機会になっているようで、ご覧いただいた翌日などにサービスをご利用いただけるケースも増えてきました。

サーバーへの接続は、セットトップボックスを介して、無線LAN経由で接続している。セットトップボックスとEB-685Wは、(注)HDMI<sup>®</sup>ケーブルで接続している。

サーバーへの接続は、セットトップボックスを介して、無線LAN経由で接続している。セットトップボックスとEB-685Wは、(注)HDMI®ケーブルで接続している。

表示の横に二次元バーコード入りのステッカーを掲示。スマホなどで読み込むことで、クーポンなどを入手できる仕組みになっている。

表示の横に二次元バーコード入りのステッカーを掲示。スマホなどで読み込むことで、クーポンなどを入手できる仕組みになっている。

システム構成図

今後の展望

街ぐるみでサイネージを活用して、活性化に繋げたいと思います

投写しているコンテンツは、現在のところ免税や両替関連、荷物の配送サービスなどが主ですが、今後は、街や交通関連の案内なども行えば、お客様へのサービスや街の活性化にも繋がると思います。また、二次元バーコードを使用することで、ご来訪いただいた後に様々なご案内やサービスを提供することも可能になると思います。加えて私どもは、かっぱ橋道具街にも同様の施設があるので、食の築地と調理道具のかっぱ橋道具街をリンクさせるような取り組みも可能になるのではないかと考えています。今回のプロジェクトでは、「築地魚河岸」にもプロジェクターを用いたデジタルサイネージが設置されました。こちらは、より大きな表示で、より多くの皆さまに情報を提供するタイプのものですが、今後、街のイベントなどで2つのサイネージを協調させての取り組みなども行えたら、イベントなどが盛り上がるのではないかと思います。

「築地魚河岸」では、ガラス張りの建物の2階部にスクリーンを貼り付けて映像を投写。こちらもサーバー経由で情報を表示する同様のシステムだが、店舗PRやマナー喚起をより広く伝えることが意識されている。

「築地魚河岸」では、ガラス張りの建物の2階部にスクリーンを貼り付けて映像を投写。
こちらもサーバー経由で情報を表示する同様のシステムだが、店舗PRやマナー喚起をより広く伝えることが意識されている。

日中でも分な明るさで視認できる。何より、動画なのでポスターとは比べ物にならないほど、注目度が高いとのこと。

日中でも分な明るさで視認できる。何より、動画なのでポスターとは比べ物にならないほど、注目度が高いとのこと。

夜間は非常に明るく見える。夜は7時までの表示としているが、この表示を見ての問い合わせも増えている。

夜間は非常に明るく見える。夜は7時までの表示としているが、この表示を見ての問い合わせも増えている。

導入のポイント機能

3LCD

3LCD方式ならではの
色再現性と明るいカラー

超短焦点
レンズ

影ができにくく
眩しくない

(注)HDMI、High-Definition Multimedia Interfaceは、米国およびその他の国々における、HDMI Licensing, LLC.の商標または登録商標です。

会社概要

株式会社インサイト・プラス Smart Refund 築地場外市場

所在地:東京都中央区築地4-16-2
最寄駅:都営大江戸線「築地市場駅」徒歩5分

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2019年6月25日現在
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プロジェクターインフォメーションセンター

TEL050-3155-7010

受付時間:月曜日~金曜日 9:00~17:30(祝日・弊社指定休日を除く)

(注) 上記電話番号はKDDI株式会社の電話サービスを利用しています。
上記番号がご利用いただけない場合は、携帯電話またはNTT東日本、NTT西日本の固定電話(一般回線)からおかけいただくか、042-503-1969までおかけ直しください。