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FEATURE ラベルの宝庫「道の駅」で発見!効果的なラベルシールの作り方とは

ドライブ旅行を楽しむドライバーたちの癒しスポットとなっている道の駅。数々のご当地品や名物土産が並ぶ中、いかに商品の個性をユーザーに訴えるかは食品加工業者にとっても大きな課題と言えます。そこで今回、ラベルシールやPOPを工夫することで、商品の売り上げアップに成功した道の駅を直撃。ラベルの持つ力をリサーチしました。

休日には8000〜1万人が来場がする人気の道の駅

訪れたのは、都心から約60分、木更津東インターを出てすぐという好アクセスを誇る「道の駅木更津うまくたの里」です。千葉県木更津市初の道の駅として2017年10月にオープンした同店は、地元の主婦やドライブ旅行中のファミリーに親しまれ、早くも人気スポットの一つとして定着しています。

道の駅の魅力として挙げられるのが、ご当地品を利用したお土産や地元契約農家さんから毎朝届けられる野菜が揃っていること。「うまくたの里」も例に漏れず、店内には約2000点の商品が並び、来場者を楽しませています。

その中でも同店で人気なのが千葉県の名産物であるピーナッツを使った「クレイジーピーナッツ」と「千葉のザクザクピーナッツペースト」です。ポップなラベルが目立つ前者は千葉県産のピーナッツを16種類のフレーバーでコーティングし、それをカップ一杯に好みの味のものを入れたいだけ入れられるという詰め合わせスタイルを採用。一方、後者は店内に設置された専用のマシーンを使用してピーナッツを好みの粗さにしてペーストできるなど、いずれも体験型の仕組みを取り入れているのも人気の秘訣となっています。

また、木更津と言えばご当地食材であるブルーベリーを使った商品も見逃せないところ。地元産のブルーベリーをふんだんに使って焼き上げた「ブルーベリーチーズケーキ」は、チーズケーキ特有の濃厚な味わいにブルーベリーの酸味がマッチ。甘さが控えめになっているのも特徴で、スイーツ好きな女性だけでなく、男性客の購入も多いとか。こちらの商品は、「うまくたの里」でしか買えない限定商品ということもあって観光客をはじめ、地元の主婦たちからも根強い支持を集めているそうです。

「うまくたの里」が実施するラベル・POPの活用法

豊富な商品をラインアップする「うまくたの里」ですが、店内を見渡すとそれぞれの商品に味のある字体のラベルやPOPを使用して、商品の魅力を余すところなく伝えているのが確認できます。その狙いを店長の川崎さんに伺うと、「POPについてはすべて手書き作業で行っています。手書きにした方が、印刷されたものよりもお客様に商品の温かみがダイレクトに伝わります」という答えが返ってきました。

「うまくたの里」では、店内に置かれる約2000点の商品POPはすべてスタッフが作成。タテとヨコの線の太さが時に異なる独特の字体で文字にメリハリをつけ、逆三角形状の形にすることでインパクトを増しています。さらにPOP内には必ず2色以上の色を使用することで、お客の目につきやすくするという工夫もなされているそうです。

POPには味のある字体に加え、商品をイメージさせる挿絵が加えられているものもあります。この点については、「挿絵の有る無しによって、店内に飾った時のお客の反応も明らかに違う」といい、さらに同じ商品のPOPでも、「季節ごとに台紙を変えて、再度作成し直して印象を変える」など季節感を意識していることも教えてくれました。

紙で作られたPOPは日が経っていくとどうしても傷んでしまうため、毎月1度は商品POPを修繕する必要があるそうです。毎月のように約2000点のPOPを修繕するというのはなかなかの重労働ですが、それでも商品内容がイメージでき、なおかつ反響があるPOP作成の苦労は惜しまないとのこと。

そして、商品の魅力を伝えるラベルシールについても、共通する工夫が見られました。現在、「千葉のザクザクピーナッツペースト」や「theSOUPclam」など、「うまくたの里」で人気の高い商品はラベルのデザインも手がける自社商品ですが、以前は異なるデザインのラベルを採用していたそうです。しかし、POPと同じく温かみを感じる工夫を施してリニューアルをした結果、売上も上昇。今では人気の商品の場合、毎月2000枚以上のラベルをプリントするケースもあるといいます。

また、頻繁に利用する常連客のニーズに応え、野田名産のご当地醤油を小さなボトルに入れ替えて販売するサービスも行っています。これはいろいろな醤油を試せるというお客側のメリットがありますが、そうした際にも醤油の特色がわかるラベルシールが必要です。こちらも自社でデザインを行い、その醤油をイメージしやすいラベルシールに張り替えています。

「うまくたの里」では、POPやラベルをうまく活用してサービスや訴求につなげていると言えるでしょう。

ラベルシールを内製化するラベルプリンターの選び方

ですが、ラベルプリントをすべて外部委託した際、そのコストは相当かかるかもしれません。そうしたコストカットをするために、自社でラベルプリントを行ってみてはどうでしょうか?例えば、エプソンのカラーラベルプリンター「TM-C3500」のように、小ロットのラベルプリントに対応したラベルプリンターはおすすめです。

「TM-C3500」の場合、フルカラーで多彩な色合いを高画質で表現できるだけでなく、カラーラベルプリンター本体サイズは幅310mm×高さ261mm×奥行308mmというコンパクトさも魅力といえます。限定商品などのラベルであっても、こうしたラベルプリンターがあれば“場所を選ばず”“簡単に”“必要なタイミングで”“必要量を”“すぐに”用意できるので、食品加工業者にとっても小売業者にとってもメリットが大きいでしょう。

そして、自分の手で印刷する際には操作性も気になるポイント。どんなに高機能なカラーラベルプリンターでも複雑な操作を求めれてしまうと、作業に慣れていないスタッフにはかなりの負担となってしまいます。そういう意味では、商品ラベルのベースになるロール紙やインクカートリッジの交換など単純な操作でできるタイプがぴったりかもしれません。

さらに「うまくたの里」で行われているようにイラストをプラスすることで、商品ラベルにはさらなる販促効果が期待できることがわかりました。そのため、使い勝手の良いデザインソフトを備えているか否かも、製品を選ぶ際のチェックポイントと言えそうです。

休日の憩いの場であり、ラベルの宝庫である道の駅。各商品のラベルシールに注目して見ると、ビジネスに役立つ意外な発見があるのかもしれません。

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