SurePress

導入事例 有限会社クボタプロセス様

有限会社クボタプロセス様

関東エリアでは数社しか残っていない亜鉛版製造ができる製版会社。製版の需要が減少することを見越してデジタルラベル印刷機をいち早く導入した。本業である製版の技術を活かし、印刷に最適なデータ作成が得意で、キャラクター商品など色にこだわりのあるラベルの生産に定評がある。極小ロットや短納期の生産も柔軟に対応し、同業者からの評判もよく外注仕事も多い。

有限会社クボタプロセス様

■SurePress 導入実績
2016年 L-4033AW

有限会社クボタプロセス様

導入事例を動画でご紹介

SurePress導入事例紹介 クボタプロセス様

お客様インタビュー

将来製版の仕事が微減になることを見越し、製版以外の売上を伸ばす為にデジタル機を導入。

導入の経緯

クボタプロセス様の業務内容

父が製版会社から独立してラベル印刷機の製版業で起業しました。旧式の製版機1台から生産を始め、お客様の要求に応えるために、機器を追加・入れ替えしながら現在は大日本スクリーンのCTPとイメージセッターを1台ずつ使って版を製造しています。版の種類では間欠輪転機用、平圧用の亜鉛版、オフセット印刷用の版を製造しています。間欠輪転機用の版が8割程度となっています。2割程度は平圧機で使う亜鉛版です。平圧機はメーカーも製造を中止し、稼働している台数もどんどん減少しています。また、亜鉛板は国内製造が終了してしまい、韓国・中国からの輸入品に頼っています。調達が難しく、材料費も高騰しており同業でも亜鉛版製造をやめてしまうところが多く、関東エリアでは当社を含め数社しか残っていません。当社はお客様が困らないように製造を継続します。

SurePress作業イメージ 1

SurePress作業イメージ 2

SurePress作業イメージ 3

SurePress作業イメージ 4

製版の需要について

シールラベルの需要は、一般印刷と比較して安定しており極端に減少することは無いように思えます。コロナの影響で生産量は一時的に減少しましたが、2022年になって戻り始め、生産量はほぼ元に戻りました。今後は製版の仕事は横ばいか微減になると考えているのでデジタル印刷に力を入れていきたいと考えています。

ラベル生産を始めたきっかけを教えてください

2010年ころ、お客様から小ロットのラベルを生産してほしいと相談を受けることが増えました。データの扱いには慣れていましたので、出力先を製版機からプリンターに変更することでラベルの生産が出来ると考えました。そこで、レーザープリンターとカッティングプロッター、ラミネーターを取り揃え、10~数100枚のラベル生産を始めました。その後、溶剤の大判プリンターも増設してサイズの大きなステッカーの生産も行うようになりました。

現在ラベルのお仕事はどのくらいありますか?

2010年に始めたころは10件程度だったラベルの受注先が現在では100社を超えるまでになりました。製版の取引先は増えていませんが、ラベルのお客様は増え続けています。売上に占めるラベル印刷の割合は現在6割程度になりました。

どのようなお客様がラベルを注文されますか?

ほぼ、製版でお取引のあるお客様からの受注です。同業から紹介いただくこともあります。2016年にSurePressを導入してからは会社の正面にデジタル印刷の看板を出し、そこからも注文が入るようになりました。

SurePress

SurePressを導入したきっかけを教えてください

ラベル生産をレーザープリンターとプロッター、ラミネーターで開始してから3年経過したころから仕事が増え、納期面で断ることが増えました。また、受注ロットも大きくなり1,000枚程度のものが増えましたが、こちらはコストが合わずお断りしていました。レーザーでの印刷は手間がかからずできるのですが、「抜き」と「ラミ」は1枚ずつ紙をセットする為工賃が高くなり、1日の生産枚数に限界があり、何とかしたいと思っていました。枚葉の方式では非効率だったため、ロール方式の印刷機と後加工機が欲しいと思い探していたところ、展示会、ラベル新聞の記事でSurePressを知り、具体的に検討し始めました。

SurePress導入で受注品目など変化がありましたか?

レーザープリンターでは紙しか扱えませんでしたが、SurePressは塩ビや透明フィルムにも印刷が出来るので仕事の幅が広がりました。白印刷はアナログ機だと版ずれが起こりやすく難しいですが、SurePressでは問題ありません。また、可変ジョブができる会社が少ないので同業から仕事が集まってきます。イベント用のキャラクターのステッカーも多く、色にシビアですがSurePressの仕上がりはオフセット印刷したものよりも好評です。サイズもA5と大きいものが多くありますが、SurePressなら問題なく印刷できます。

オペレーターさんについて教えてください

Adobe®Illustrator®を使って作業が出来る、溶剤プリンターのオペレーターをしていた女性にSurePressを担当してもらうことにしました。元々製版の仕事をしてもらっていたので、すぐにSurePressを使いこなせるようになりました。初代のSurePressオペレーターは退職し、引き継ぎを受けた社員が担当しています。1か月の引継ぎ期間で問題なく、印刷ができるようになりました。操作もシンプルでリピート時に色合わせの必要がなく、短時間で作業が終わるところが気に入っているようです。

クボタプロセス様 オペレーター

デジタル機を検討されている方へのメッセージ

ラベルは用途に応じて材料・後加工方法など組み合わせが多く種類が無限にあります。先ずは、全てをカバーすることを考えずに、自社の強みとなるサービスを決め、それに沿った設備を整えるのがよいと思います。
ラベル印刷会社にはそれぞれノウハウ・技術があり、そこを目指しても後発では不利で同じレベルに追いつくのは非常に難しいです。しかし、今は印刷が綺麗にできるデジタル機がでてきたので、アイデア次第で後発でもビジネスチャンスはあると思います。

まとめ

取締役専務 久保田 誠一 様

取締役専務
久保田 誠一 様

会社概要

有限会社クボタプロセス様

取締役専務 久保田 誠一 様

取締役専務
久保田 誠一 様

所在地 〒111-0054 東京都台東区鳥越1-28-1
設立 昭和35年
従業員数 約12名
ホームぺージ http://www.kubota-p.co.jp/新規ウィンドウが開きます

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