
印刷性能の向上により機器配置も整理でき
設置台数を削減
インクジェット方式に変えたことで
印刷単価や消費電力量も低減できた
エプソンのスマートチャージ導入事例
- 業種
官公庁・自治体
- 目的・成果
コスト削減
- テーマ
コスト削減、業務効率化、業務の質向上、顧客満足度、
職場環境改善
- 導入機種
エプソンのスマートチャージ対応モデル
- 導入製品
LX-10050MF×2台
LX-10050M×2台
LM-C5000×10台(インナートレイ付)
PX-M7080FX大容量給紙モデル×2台
- 当町の運用状況の実態に即した最適な機種・機器配置の提案をいただけた
- 低消費電力なインクジェット方式による電気代削減
- 高速印刷で業務効率化を促進
- 低コストで気兼ねなくカラー印刷ができる環境へ
- スマホやタブレットから複合機に無線で直接印刷できる機能が好評
- 発注作業不要でインクは自動で届くので、在庫・発注管理に関わる手間を削減
- 導入により、導入コストと月々のランニングコストを低減
エプソンのカラーインクジェット複合機の導入で消費電力・業務時間・コストの大幅削減を実現
既設機器の運用状況調査およびエプソン製品の試験運用や
アンケート結果を基に業務に最適な機器配置のあり方を再検討

総務課 行政管財班 主査補
森川 和也 様
- (注)記載の各所属・役職は、取材のあった2025年5月時点のものです。(以下同)

総務課 消防防災室 主事
岡本 拓也 様
エプソンのカラーインクジェット複合機の導入については、小規模自治体で予算が厳しく、物価高騰で電気代やコストの削減を模索する中で、取引している代理店から新発売の<LM>シリーズを紹介され、その省電力性能に驚き、少しでも低減できるのならと期待して興味を持ち始めました。
以前はカラーレーザー複合機18台を総務課で一括契約して使用していましたが、レーザー方式だと消費電力量がかさみ、カラーはトナーの価格が高いため、日常業務は基本モノクロ印刷に設定してあり、どうしてもカラー印刷が必要な時は切替が要るようにして使用頻度を抑えていました。さらに各課毎に全体印刷枚数やカラー印刷枚数をカウンターでチェックしながら大量印刷は控えるよう声掛けし、印刷枚数が多い部署には会議で報告するなど徹底を図っていました。
また、トナーなどの消耗品は、常に在庫を確認するようにしていて無くなる前に課毎に発注。そのため在庫管理や発注作業、伝票処理などが職員業務の負担になっていました。
代理店やエプソンから詳しい説明を受けて、エプソンのスマートチャージを導入すれば、消費電力だけでなく、業務時間やコストの大幅な削減効果が見込めることを知り、本格的に導入検討を始めました。
2022年1月には請求書などから既設機器の運用状況(設置場所・メーカー・機種・印刷枚数・費用)を調査してまとめると共に、5月にはエプソンから実機を貸出してもらい会議室に設置して試験運用とアンケートも実施。それらの情報を基に、その後すぐに、業務に最適な機種・機器の配置をエプソンからご提案いただきました。その内容から導入コストやランニングコストも低減できることが分かり、既設機器の5年毎の契約更新のタイミングに合わせて導入を決定。
2023年4月に入札を行い、5月からエプソンのカラーインクジェット複合機16台を導入して運用を開始しました。
印刷性能の向上により機器配置も整理でき設置台数を削減
インクジェット方式に変えたことで印刷単価や消費電力量も低減できた
レーザー方式からインクジェット方式に変えたことで、低コストで気兼ねなくカラー印刷できる環境に転換
印刷物のカラー比率も導入前約5%→導入後19.2%に向上
導入したエプソン複合機の内訳ですが、具体的には、LX-10050MF×2台、LX-10050M×2台を健康保険課・企画財政課・産業課・建設課、LM-C5000×10台を総務課・会計課・税務住民課・議会事務局・小学校・中学校・こども園・中央公民館、PX-M7080FX×2台を農村環境改善センター・歴史民俗資料館に設置しました。
導入と同時にそれまでの既設機は全て撤去、印刷性能の向上により機器配置も整理ができて、設置台数も全体で18台から16台に削減できました。
レーザー方式からインクジェット方式に変えたことで、印刷単価は以前より41%も下がり、いつでも気兼ねなくカラー印刷ができるようになりました。印刷スピードも速く、画質も鮮明で見やすくなり、そのおかげでカラー印刷の比率も5%から19.2%まで上昇しています。
個人的には試験運用の際に、印刷してすぐの印刷物にちょっとした湿り気を感じていましたが、使い出すとすぐに気にならなくなり、職員からも変えたことでの不満の声は一切上がりませんでした。

特定健康診査のご案内や各種届出書などさまざまな書類を印刷している。

スリープ状態からの立ち上がりやファーストプリントも早く
印刷したい時のタイムラグがなく、消費電力量も低減
今までよりコンパクトな筐体で省スペースになりました。インクジェット方式はインク吐出において熱を使わない仕組みなので、レーザー方式のような暖機運転がなく、立ち上がりの待ち時間も必要なくなりました。スリープ状態からの立ち上がりやファーストプリントも早く、印刷したい時のタイムラグがほとんどありません。使用時の稼働音も小さくなりました。
以前のレーザー方式では電力削減のため、電源は退庁する際に落としていましたが、今は待機電力も少ないため、常に点けっぱなしの状態です。それでも電気代は以前より下がっており、庁舎全体の10%程度の消費電力量低減に繋がりました。
エプソンの複合機なら低消費電力でポータブル電源での稼働もできるようなので、災害時などにも活用できると考えています。


課ごとに異なる印刷用途にも対応。特殊用紙への印刷や、図面や航空写真などのカラー印刷、
資料のPDF化にはスキャン to フォルダ機能が活躍
機器を変更したのに職員からは意外に反応がなく
それこそが違和感なく受け入れられた証拠
導入時には機器周辺の職員にレクチャーした程度で説明会などは行っていませんが、液晶タッチパネルで直感的に操作ができるため操作方法も分かりやすく、職員からの問い合わせはほとんどありません。
レーザー方式からインクジェット方式に機器を変更したのに職員からは意外に反応がなく、違和感なく受け入れられた証拠だとプラスに思っています。印刷に関わる事務作業の効率も、この複合機のおかげで大幅に上がっているようです。
総務課では、普通紙以外にも封筒や祝儀袋に印刷したり、産業課・建設課では図面・マップ・航空写真や案内書などのカラー印刷、健康保健課では町民向けの案内書や申込書・届出書の印刷、こども園では案内書の印刷など、さまざまに活用しています。
小中学校では教材やお便りの印刷などで印刷量も多く、議会資料の大量印刷や冊子印刷にも活躍しているようです。
役場内には孔版印刷機もあるため大量印刷ではまだそちらを使用していますが、数ヶ月後には保守期限を迎えます。
マスター代やトナー代、部品交換や修理費用もかさむため、期限後は複合機のみにして、そちらも撤去する予定です。


産業課・建設課ではマップなどを多く印刷、カラーが使えるのでエリアの区分やポイントなども見てすぐ分かる。

カラー印刷になって説明図なども見やすく分かりやすくなった。

カラーイラストなどを使って見やすく分かりやすく、こども園の雰囲気を伝えている。
スマホやタブレットから複合機に無線で直接印刷できる機能が
写真の印刷などにすごく便利で重宝している
スマホやタブレットから、複合機に無線で直接印刷できる機能は便利で重宝しています。
複合機は有線接続で、LGWAN・インターネット系の2系統に接続できるようにしてありますが、この機能は、庁舎ネットワークを介さず、複合機と1対1で無線接続できるため、設定もとても簡単です。業務で取った写真やメール受信したデータをPCを立ち上げずに印刷できることで、業務効率化に繋がっています。特に町長は、報告写真の印刷などで好んでこの機能を活用しており大変好評をいただいています。
スキャン機能は資料をPDF化する際に多く活用しています。ネットワーク上に複合機毎のフォルダを作成し、スキャンしたデータは、スキャン to フォルダ機能でそこに保存して、各職員はそこから自分のPCに移して利用しています。
また、オプションで追加したインナートレイもファクスの取り違いを防ぐのに役立っています。
インクの在庫・発注管理や保守管理の手間も軽減
印刷機器の導入コストやランニングコストも下がり印刷業務全体での導入効果を実感
発注作業不要でインクは自動で届き、紙詰まりや故障も少なくストレスが少ない
保守費用も契約に含まれているので安心して使える
導入後の使用状況については、月々の印刷枚数などの報告をもらいそれで管理しています。
また、エプソンがネットワークでインク残量を監視していて、無くなる前に自動で発送してもらえるので、予備ストックの保管や在庫確認、発注作業も必要なくなり、保管スペースも必要なくなりました。
以前は都度発注のため、なくなっていることに気付かずに発注が遅れることや、発注しても届くのが間に合わないことがあり、別部署に借りに行くなど無駄な手間がかかっていましたが、そんな心配もなくなりました。
レーザー方式と比べて紙詰まりや故障も少なく、定期的な部品交換を自分たちでやることもないので、印刷機器に関するストレスが軽減しています。職員から総務課への問い合わせも減り、業務削減に繋がっています。
保守費用も契約に含まれていて迅速に対応してくれるので、安心して使えています。
機器の台数削減で導入コストを削減できただけでなく、月々のランニングコストも以前より下がっています。管理面とコスト面でどちらも優れていて総務課として印刷業務全体での導入メリットと導入効果を実感しています。

カラー印刷になってイラストを使った説明なども見やすく分かりやすくなった。

カラーで曜日や実施日などもひと目で分かる。
睦沢町役場様

- 所在地
- 千葉県長生郡睦沢町下之郷1650-1
睦沢町は千葉県南東部、県庁のある千葉市から約30kmに位置し、関東平野から房総丘陵に向かうなだらかな斜面にあり、中央部を埴生川・瑞沢川・長楽寺川が流れ、一宮川に合流して太平洋に注いでいる。
年間を通じて温暖な気候で、里山に囲まれたのどかな田園風景に、肥沃な農作地が広がる上総屈指の穀倉地帯であると共に、河川流域の地下には豊富な天然ガスが埋蔵されており、主に第1次産業(農業・天然ガス事業)が基幹産業となっている。
人口6,486人(2025年4月現在)
観光では、上総十二社祭りや御漱祭(おみすりさい)で知られる鵜羽神社・玉垣神社・三之宮神社や、国の重要文化財の木造大日如来坐像がある妙楽寺や、睦沢ブランドのむつざわ米・日本酒・ブルーベリーなどの特産品が有名。
また、県道150号線沿いの森・上之郷地区に健康支援型の道の駅「道の駅むつざわつどいの郷」を2019年9月にオープン。「むつざわスマートウェルネスタウン拠点形成事業」により老朽化した道の駅を町主導で移転・拡充・整備。農産物・花の直売所やレストラン、天然ガスによる温浴施設やガスコージェネレーション、防災広場や防災倉庫、太陽光発電や戸建住宅開発など、さまざまな機能を備えた複合拠点施設による地域活性化で話題を集めている。

- 導入機種
エプソンのスマートチャージ対応モデル
LX-10050MF×2台、LX-10050M×2台、LM-C5000×10台(インナートレイ付)、PX-M7080FX大容量給紙モデル×2台
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- (注)本媒体上の他者商標の帰属先は、商標についてをご確認ください。








