導入事例 京都教育大学附属桃山小学校様

ビジネスプリンター導入事例
京都教育大学附属桃山小学校様

京都教育大学附属桃山小学校様
導入製品:PX-M886FL

授業中に教室で印刷できる環境を整えたことで、教員の負担が減り、
子ども達のやる気や学習意欲が高まりました。

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導入製品

PX-M886FL

ビジネスインクジェットLモデル
A4インクジェット複合機

お客様のご紹介

京都教育大学附属桃山小学校

京都教育大学附属桃山小学校 外観
京都教育大学附属桃山小学校 外観

運動場には京都市内東山通りを走っていた市電の車両や停車場な
ども保全されている。

酒造りや豊臣秀吉の伏見城で知られる京都市伏見区桃山に立地。校舎屋上からは伏見桃山城が望め、付近に桓武天皇陵・明治天皇陵などもある歴史と自然に恵まれた環境。
明治41年創設の京都府女子師範学校代用附属小学校を起源とし、「豊かな感性、輝く個性、拡がる共生」を合言葉に創造性・自主性・民主性に優れた子どもの育成に努め、現在は「幼小中連携教育」「英語教育」「情報教育」「伝統文化教育」に力を入れるとともに、国立大学の教育研究の場として、教育方法や指導上の理論に関する実証実験や研究発表なども多く行っている。
「情報教育」の一環で教室環境のICT化へは力を入れており、全校に有線LAN・無線LANを整備。教室には大型提示装置、書画カメラ、指導者用ノートPC、パソコン室にはPC40台を設置。くわえて5・6年生の全児童に1人1台のタブレットを実現。教材データは全てで共有することができ、それらを効果的に連携させた授業の実践を行っている。
また、平成23年度より文部科学省研究開発指定を受け、21世紀の知識基盤社会を生き抜く子どもに必要な「情報活用能力」の体系的育成を目指し、新教科「メディア・コミュニケーション科(MC科)」を創設。
1年生から6年生まで一貫して「メディアの特性」や「情報の取り扱い」を「メディアを活用したコミュニケーションのあり方」などを学ぶ機会を設ける他、保護者への連絡やイベント記録写真の公開を完全デジタル配信で行うなど、先進的な取リ組みにもチャレンジし続けている。

■お客さまデータ

所在地: 京都市伏見区桃山筒井伊賀東町46
生徒数: 420人・12学級(2019/4/1現在)
教職員数: 教員31人、職員8人
施設内容: 鉄筋コンクリート3階建

導入の背景

タブレットとプリンターを連携することで
子ども逹の成果が印刷物で残せる

デジタルだけでは、学んだことがすぐに消えてしまうため、
比較したり、残したり、後で見返すなどの授業がしにくい

京都教育大学附属桃山小学校 校長 香川貴志様

京都教育大学附属桃山小学校
校長 香川貴志様

京都教育大学附属桃山小学校 校長補佐 兒玉裕司様

京都教育大学附属桃山小学校
校長補佐 兒玉裕司様

京都教育大学附属桃山小学校 副校長 原田勝之様

京都教育大学附属桃山小学校
副校長 原田勝之様

東京学芸大学 准教授 高橋純様

東京学芸大学
准教授 高橋純様

本校では、かなり早い時期から小グループ型のアクティブラーニング授業を推進してきました。
7年前「メディア・コミュニケーション科(MC科)」の立ち上げと同時に、兒玉副校長(当時)推進のもと、これに合わせた未来型授業スタイルヘの変革を計画。現京都教育大学連合教職大学院の浅井和行教授などの協力のもと、校内・教室ICT設備の一新を図りました。
教室には、3面黒板(ホワイトボード式)、70inchの電子黒板機能付き大型提示装置、書画カメラ、指導者用ノートPC、Apple TV、タブレットPCが導入されました。タブレットに関しては、その後の企業協力などもあり、当初の6人に1台から、4人に1台を経て、現在、5・6年生では児童1人に1台を完備するまでになってきました。
これら機器を使って授業を進めることで、情報共有やみんなで考える学習スタイル自体は確立できてきましたが、デジタルだけでは学んだことがすぐに消えてしまうため、比較したり、成果として残した以後で見返すなどの授業がしにくいという課題が見つかり、これを解決できる良い方法はないかと考えていました。
ちょうどそのころ、東京学芸大学の高橋准教授から「学校プリンター活用実践研究会」共同研究プロジェクト参加への呼びかけがあり、課題解決の一助になればとプロジェクトヘの協力を決定。2019年4月よりエプソンのインクジェットプリンター「PX-M886FL」1台を6年生の教室前ホールに試験導入。カラープリンター複合機を活用した授業や学習の進め方の研究と実践などを行っています。

授業中に教室で印刷できる環境があれば、教員の負担が減り授業が変わり、
子ども達のやる気や学習効果が高められる

「学校プリンター活用実践研究会」共同研究プロジェクト発足の理由を高橋准教授は語ります。
学校でもタブレットを使う機会が増えてきましたが、共用だったり、授業時間以外は使えないことが多いのが現状です。
こうした環境では、子ども達の成果は手元に残らず、すぐに消えてしまうことがほとんどです。また、成果を印刷してあげたくても教室から離れた職員室や印刷室まで行かなくてはならず、授業が中断してしまう。
授業中に教室で印刷できる環境があれば、すぐに子ども達に配って渡してあげることができ、やる気や学習効果を高めることができるのではないかと考えたのが始まりです。
これまでプリンター複合機は本体価格やインクが高額だと考えられてきましたが、大容量インクカートリッジ搭載のインクジェットプリンターならカラー印刷も安く‘‘普段づかい’'をすることができ、新しい授業のカタチを生んだり、印刷環境の変化による教員の業務負担の改善や、従来の印刷機に換わる活用効果が見えてくるのではと考えています。
現在、国内10校の小中学校にご協力をいただき計58台の実証機材でテスト中。月に1度、印刷枚数のステータスシートや教員の活動記録表、写真とメッセージによる活用状況レポートなどを回収し、効果の測定・分析などを続けています。

各自のデータを教室前に設置したPX-M886FLでWi-Fi Direct®印刷

各自のデータを教室前に設置したPX-M886FLでWi-Fi Direct®印刷

授業内では印刷した成果物を手にもって児童間で意見交換

授業内では印刷した成果物を手にもって児童間で意見交換

ご利用の感想を聞いてみました

教室でカラー印刷できることで
子ども逹の制作意欲ややりがいが生まれている

授業スタイルに溶け込み、なくてはならないものに
プリンター導入で児童のレポート制作スキルも大幅アップ

京都教育大学附属桃山小学校 教諭 木村明憲様

京都教育大学附属桃山小学校
教諭 木村明憲様

京都教育大学附属桃山小学校 教頭 桑名良幸様

京都教育大学附属桃山小学校
教頭 桑名良幸様

導入して約5か月ですが、プリンターは既に授業スタイルに溶け込み、なくてはならないものになっています。
国語、英語、算数、理科、社会、体育、メディア・コミュニケーション科など、ほとんどの教科や学活などで使用、授業では主にタブレット上で児童が自分で作成したレポートなどを成果物として印刷する用途に使用しています。
単元ごとにまとめを残すことができ、自宅へ持ち帰って復習したり、児童同士の意見交換に役立てるなど、学習の蓄積や授業への活用ができるようになりました。また、教室の後ろに掲出したりもしていますが、見栄えの良い力ラーなので、子ども達も制作意欲ややりがいが生まれているようです。
導入前は、テキスト主体でレポート資料も作らせていませんでしたが、プリンター導入で、タイトルコピーでの訴求、資料の見易さ、分かりやすさ、配色などレイアウトや視覚的な工夫もうまくなり、操作・加エスピードもアップ。
慣れ親しむことでスキルも高まり、限られた時間内に効率的に作る能力などでも、学習効果が高まっています。
また最初に学習計画を作り、全体の見通しを立て、最終形をプリントやムービー、テスト問題としてカタチに残すことで単元の始まりと終わりが明確化し、学習全体をまとまりとして意識して学ぶことができるようになりました。

タブレットとプリンターを連携した協働学習授業の流れ
カラープリントが当たり前になったことで
児童からも新しい使い方のアイデアが続出

印刷スピードが速く、授業を中断しない
印刷コストが安くカラープリントが当たり前になった

PX-M886FLは印刷スピードが速く、両面同時印刷機能も便利、タブレットからの印刷も簡単で、子ども達もすぐ覚えて慣れてくれました。今までカラープリントは高いという先入観がありましたが、1枚約2.3円(税込)とコストを意識しなくて済むようになったので、今ではカラー出力が当たり前、月に1,000枚以上を印刷しています。
当校では、タブレットもプリンターの使用にも特に制限を設けていないため、みんなが自由に使えるので、例えば、アレルギーのある子のために別の子がウェブから成分表を探してプリントアウトしたり、係やイベントの作業分担表を自発的に作成、印刷して掲示するなど、児童達からも新しい使い方のアイデアが出てきたりしています。
先生方や他の学年からも要望が高まっており、今後は各学年ごとに1台は導入していきたいと考えています。
また、学校全体の印刷環境や働き方改革を考えると職員室にも欲しいです。教室と職員室にカラープリンターがあれば手間と時間のかかる印刷機の利用も減り、印刷室も不要になっていくだろうと思います。

授業を通じて紙とデジタルの特性を教えることで、
用途や段階に合わせた使い分けの意識が浸透してきた

児童の家庭には100%デジタルデバイスがあり、機器を使いこなすのはもはや当たり前になっています。
タッチタイピングなどの技術も教えてはいませんが、自分たちでキーボードを購入し練習したりすることで、今では1分間に300~400字は入力できるようになり、デジタルを使った授業も滞りなくシームレスに進めることができています。また、メディア・コミュニケーション科などの授業を通じで紙とデジタルの特性を教えることで、資料にマーカーをひき、データを引用し、それをデジタルで編集し加筆修正するなど、児童にも用途や段階に合わせた使い分けの意識が浸透してきています。
今後もタブレットとプリンターを連携した授業の新しいスタイルを研究することで、未来型教室の環境空間作りなどに活かしていきたいと思います。

単元ごとのまとめを印刷、成果物として残しノートに貼り付けて保管

単元ごとのまとめを印刷、成果物として残しノートに貼り付けて保管

成果物は教室の後ろにも張り出し、みんなで閲覧

成果物は教室の後ろにも張り出し、みんなで閲覧

まとめ

ご導入効果
  • 授業の成果を印刷して残すことで、子ども達の学習の蓄積ができる
  • 印刷にかかる作業負担を減らせることで、先生方の働き方改革にも貢献
  • 教室で印刷できる環境があれば、授業が変わり子ども達のやる気や学習効果が高められる
  • プリンターを使い慣れることで、子ども達のレポート制作スキルなども上がり、用途や段階に合わせた使い分けの意識も高まる

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