特集
 繁盛店のヒントとコラム

プロジェクターによる映像演出で
お客様の記憶に残る、
飲食店で簡単に始められるアイデアとは

  • 集客
  • 店舗運営
2021.03.22
会社の会議でのプレゼン資料の投写や家庭での映像視聴のホームシアター用途など、さまざまなシーンで活用されているプロジェクター。

 会社の会議でのプレゼン資料の投写や家庭での映像視聴のホームシアター用途など、さまざまなシーンで活用されているプロジェクター。最近では、飲食店でも幅広く活用され、お客様もプロジェクターの有無でお店を選ぶというようなことも増えてきています。

プロジェクターの活用は、ちょっとひと手間加えるだけで、リビーター獲得やお客様満足度アップにつながる演出ができます。
では、プロジェクターをどのように活用すればお客様に喜んでもらえる演出ができるのでしょうか?実際にプロジェクターを導入している飲食店の事例も交えながら、活用方法のアイデアをご紹介します。

今すぐできる!
ハレの日に華を添える映像演出

 貸し切りパーティーなどに対応したお店におすすめの活用方法をご紹介します。プロジェクターをお客様に貸し出す、あるいは投写する映像データを預かるなどして、お客様が用意した映像やスライドなどを投写します。店舗側で映像を用意する必要がないので、必要な機器を揃えて設置するだけ。導入のハードルが低いので、今すぐに出来る活用方法です。結婚式の二次会や歓送迎会など、プロジェクターで大きく映し出された写真や映像がハレの日に華を添えます。

今すぐできる!ハレの日に華を添える映像演出

【実際に活用しているお店の声】

 「220平米ほどある広々とした空間なので、普通のお食事だけでなく貸し切り利用が多い店舗です。近隣企業の懇親会、休日は結婚式の二次会などで利用する方がとても多く、『映像を流したい』という需要は多そうだと考え、プロジェクターを2台導入しました。コロナ以前は毎週末のように貸し切り利用があり、そのほぼ100%のお客様にプロジェクターを利用いただき、お客様の満足度も高いです。
プロジェクターとお客様が持ち込むDVDやパソコンさえあればOK。できれば、お客様の人数が多い場合は、ある程度広さのある空間、かつプロジェクターを複数台使用できると、どの場所から見ても見やすくなるので、お客様にも喜んでいただけます。」(東京都中央区 フレンチビストロ 店主)

映像の没入感により、
室内に居るのに風景や四季を
感じる雰囲気づくりを

店内の壁面などを活用して、景色や街並みなどの映像を大きく投写することで、迫力のある映像での没入感により、ちょっとした非日常を手軽に演出できます。特にこの時期、なかなか実際に体験することが難しい春のお花見、夏の花火、秋の紅葉、冬の雪景色……など、映像でまるでその場に居るかのような季節感を表現することも可能です。商用利用が許可されている写真や動画素材を購入して使用すれば、店舗側で映像を用意する手間はかかりません。奥行きのある映像を投写すれば空間拡張の視覚効果も期待できるため、狭小店舗や地下にある店舗にもおすすめです。

映像の没入感により、室内に居るのに風景や四季を感じる雰囲気づくりを

【実際に活用しているお店の声】

 「30~40代のお客様がメインで、近隣企業にお勤めの方や近所にお住まいの方がお友達と一緒にいらっしゃることが多いです。プロジェクターは1台で、店のオープン時から導入しています。オーナーが、お客様に喜んでいただける雰囲気づくりを重視しており、夏は海辺、冬はクリスマスなど、季節やお客様の雰囲気によっても映像を変えています。魚が泳いでいる映像を流して、まるで壁が水族館になったような演出も。店舗が地下にあって風景に変化がないので、プロジェクターを使って少しでも良い雰囲気づくりをしたいと考えています。
お客様の満足度も高く、プロジェクターで映した映像とお酒のグラスがワンシーンに収まるように写真や動画を撮って、SNSにアップしていらっしゃる様子をよく見かけます。映像も含めてお店を楽しんでいただけているなと感じますね」(東京都港区 イタリアンレストラン 店長)

お客様とのコミュニケーションも深まる!
料理がもっと美味しくなるストーリー映像

料理やお酒がテーブルに届くまで、どのような工程を踏んでいるのか、どのような人が関わっているのか? お店のこだわりでもあるものの、言葉ではなかなか伝えきれない調理の裏側や生産者のメッセージも、プロジェクターを使って写真や映像で映し出すことで、よりお客様に届きやすくなります。店舗側で写真・映像素材を用意(制作)する必要がありますが、お店のオリジナリティーを出せるので、お客様に料理への関心・愛着をより深めてもらい、お店のファンやリピーターを増やす効果も期待できます。

お客様とのコミュニケーションも深まる!料理がもっと美味しくなるストーリー映像

現地ベルギーでクラフトビールを楽しむ様子を投写。
「映っているのはどのビール?」など、お客様との会話のきっかけにも。

【実際に活用しているお店の声】

 「ベルギーの醸造所直送のビールを提供しており、休日は30~40代を中心にクラフトビール好きな方がいらっしゃいます。本国で制作した写真や映像をプロジェクターで常時映しています。映像は、醸造の様子を表したアニメーションや、現地の人がビールを楽しんでいる様子などが多いです。クラフトビールのセミナーも実施していて、セミナーの資料を映す際にも使用しています。店としては、投写するだけでビールのプロモーションができますし、口頭だけで商品を説明するよりも説得力が増しているなと感じますね。
今はなかなか集まりづらい時期なので、たとえば本国や系列店舗とリアルタイムで映像をつなげてイベントを開くなど、プロジェクターを使っておもしろいことができないかと構想中です」(東京都渋谷区 クラフトビール専門店 店主)

導入に際してのポイント

さまざまな用途に活用できるプロジェクター。近年、その機能はさらに向上し、スクリーンを用意したり照明を落とさなくてもきれいに投写できるようになりました。設置方法も簡単なので、プロジェクターを使うのは初めてという方でも決して難しくはありません。

プロジェクターの導入を検討する際は、まず「明るさ」や「解像度」といった基本的なポイントをチェックし、設置場所や必要台数など自分のお店にはどのタイプが合っているのかをチェックしましょう。エプソンの豊富なラインアップの中から、きっと条件にぴったりの一台が見つかるはずです。

数ある飲食店の中からお客様に選んでもらうためには、料理や接客はもちろん、プラスアルファの要素が大切です。プロジェクターが大画面で映し出す映像や写真は、お客様の印象に残り、会話のきっかけも生んでくれるでしょう。幅広い表現・演出ができ、手軽にお店の雰囲気づくりに活かせるプロジェクターの導入を、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

プロジェクター

プロジェクター選びのポイントは、「明るさ」「解像度」などがあります。利用環境や投写コンテンツ、用途などに合わせて選びましょう。

ビジネスプロジェクターの選び方 ホームプロジェクターの選び方

あなたにおすすめの記事