目指すのは、最先端技術で
アナログウオッチを極めるブランド。
”TRUME”を紐解く9つのストーリー。
人がつくる、人を創る—
世界に誇る匠の技、それは未来へつながれる
手巻きムーブメントの部品製造・組立を出発点に、精密・高精度化した機械式腕時計の設計・製造、さらには、センシング機能を搭載するクオーツウオッチの開発などを手掛けてきたエプソン。こうした技術力への飽くなき探究、そして、技能者の育成にかける情熱は、1942年の創業時より不変の姿勢となっている。
2016年受賞
第54回技能五輪全国大会
競技種目名:時計修理
金賞、銀賞 受賞
1960年代後半には、時計の精度を競う海外のコンクールにおいて、エプソンが出品した時計が上位を独占。そこで活躍した者たちは、世界が認めた技を未来へとつなぐことにいそしんだ。1971年からは、技能五輪全国大会に参加。短期間で国内トップレベルの技能を身に付けるために、若手はベテラン技能者の指導のもと、基礎から学び、訓練に励む毎日を送った。その努力は、1977~1985年に行われた世界技能五輪大会 時計修理職種(2年ごとに開催)において、エプソンの技能者たちが5回連続金メダルを獲得したことで一気に花開く。残念ながら、次の大会以降、同職種は廃止に。そして1987年からは、技能五輪国内大会でも同職種は姿を消してしまう。しかし、2012年に技能五輪国内大会で同職種が復活すると、エプソンの技能者たちはその大会で金賞、銀賞を獲得。直近の2016年大会においても、金賞と銀賞を獲得している。
そうした世界最高峰の腕を持つ技能者たちが、エプソンには多数在籍。若手は鍛練されたベテランの技を見て、追いつき追い越せと気持ちを高ぶらせ、そして互いに強い絆を結んでいる。
そうした匠の技の数々は、もちろん、TRUMEの製造工程にもフィードバックしている。TRUMEのムーブメント製造では、エプソンが自社で開発・設計したロボットが活躍するが、細かい部品のどこをつかむのか、部品の表裏をどのように判別しているのか、部品をつかむ際にはどこに力を入れるのか、といった、匠ならではの判断・動きを細かく研究。それらをロボットの動きに採り入れることで、匠の技をロボットの工程においても巧みに再現している。
技能の継承なくして、繊細さを要求される作業は完了しない。持てる力をフルに発揮する熟練技能者。そして、彼らの動きを研究・再現した高精度なロボット。そうした強固な体制は今後も脈々と受け継がれる。
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エプソンにしか作れない
エプソンならではの腕時計が
あるはず>エプソンならではの資産が、ここに集結—
ウオッチの可能性を広げる
“省・小・精の技術”>小型・高性能センサーを
ムーブメントに搭載—
「時間」「空間」「人間」の
さまざまな瞬間を可視化する>整然とした美しい腕時計を
目指して—
研ぎ澄まされた機能美。
それを実現した理念>多彩なデータを瞬間的に
読み取るために—
あらためて突き詰めた
アナログウオッチの真価>細部まで貫かれる開発陣の
こだわり—
美しさ、機能性、操作性を
高次元で融合>素材選びや製法のすべてに
理由あり—
極めたものを生み出すために、
つくり方から考えた>ムーブメント部品から
製造ロボットまで全網羅—
究極のものづくり企業をめざして>人がつくる、人を創る—
世界に誇る匠の技、
それは未来へつながれる>