導入事例 「大阪大学医学部附属病院」様

視認性向上を実現する注射ラベルのカラー化。
共同研究により注射薬払出業務の安全性と効率を高め、医療現場の確実な運用を支える

大阪大学医学部附属病院様 
ラベルプリンター導入事例
業種

医療

目的・成果

安全・信頼向上

導入製品

カラーラベルプリンター CW-C6020AM
カラーラベルプリンター CW-C4020M

ポイント
  • カラー化による視認性向上で、注射薬の留意事項が確認しやすくなり医療安全の向上に貢献
  • 処方変更や曜日別運用に合わせたカラーリングで、作業内容の整理が容易になり業務効率化へつながる
  • 多様なラベル用紙。「剥がれにくく」て「剥がしやすい」粘着性、ラベル面への手書きも可能

お客様のご紹介と導入の経緯

●高度医療・教育・研究を担う大学病院

大阪大学医学部附属病院は、特定機能病院として、地域の中核病院機能を担いながら、先進医療に取り組んでいます。「良質な医療を提供すると共に、医療人の育成と医療の発展に貢献する」という理念のもと、高度で専門性の高い医療を必要とする患者さんの治療やケアに加え、次世代を担う医療人の育成・教育を推進しています。
こうした中で薬剤部は、医療現場で薬が適切かつ安全に使われるための薬剤業務を支える中心的な役割を果たしています。薬剤の供給だけでなく、患者さんごとに種類や量が適切であるかなどの医師の処方内容のチェックから薬剤の混合調製、病棟活動に至るまで幅広い業務を行い、医療の質向上を支える役割を担っています。

●患者さんごとに正確に薬剤を届ける注射薬自動払出システム

大阪大学医学部附属病院
薬剤部 薬剤主任
西川 満則様

製剤業務と並行して薬剤システムの管理業務を担当している薬剤部薬剤主任の西川先生にお話を伺いました。
「薬剤部では、病院情報システムで入力された処方データに基づき、注射薬を患者さんごとに自動でピッキングして払い出す注射薬自動払出システムを導入しています。システムからは患者さんごとにトレイが準備され、注射薬一式、注射薬に関する留意事項を示す管理ラベル、輸液バッグなどに貼付する注射薬ラベル、そして処方内容や検査結果などを表示した帳票などがまとめてセットされます。薬剤部では帳票をもとに医師の処方が正しいかを確認し、セット内容の確認・監査を行い、ラベルとともに病棟へ払い出します。」

●ラベルのカラー化を軸に据えたシステムリプレイス医療安全向上・業務効率化を目指す共同研究を実施使い慣れた信頼感と高いクオリティーが導入の決め手に

「この注射薬自動払出システムの老朽化に伴いリプレイスを行うことになり、その際、新たな要件としてラベルのカラー化を盛り込みました。従来は注射薬ラベル・輸液ラベルともにモノクロ印刷でしたが、注射薬には管理や取り扱いにおいて留意すべき点が多く、忙しい医療現場では重要な情報をひと目で把握できる仕組みが必要だと考えていました。このカラー化は、今回のリプレイスにおいて特に重視しました。検討を進める中で、エプソンのカラーラベルプリンター『CW-C6020』を組み込んだ注射薬自動払出システムを用いて、共同研究を実施することとなりました。ラベルのカラー化によって視認性が向上し、業務の効率化につながっています。カラーリングや印字品質などについて、実際の業務フローを見据えながらエプソンと技術検証を重ねました。細部まで仕様を作り込み、2022年1月にリプレイスしました。」

導入状況

共同研究によりラベルのカラー化を実現し、運用に合わせて細部まで仕様を調整
注射薬業務に最適なかたちを追求したラベル運用

●カラー化により、適正な薬剤管理を実現

「管理ラベルでは、『冷所保存』『向精神薬』『特定生物由来』『要厳重管理』といった、特に取り扱いに留意すべき薬剤をカラーで表示しています。これにより、薬剤管理が大幅に改善し、業務が一段と行いやすくなったと感じています。病棟で手に取る看護師も忙しい中でも注意点をひと目で確認でき、正確な対応につながっていると考えています。さらに、運用面での工夫として曜日ごとの色分けにも活用しています。土日分は金曜日にまとめて払い出すため、注射薬ラベルでは土曜日は青、日曜日は赤、平日は黒と色分けし、投与スケジュールが複雑化している昨今の治療においても曜日の取り違えをカラー化で防いでいます。」

●処方変更に柔軟に対応するラベル運用

「患者さんの状態に応じて処方が頻繁に変わることもあるので、その際は、各病棟に設置しているエプソンのラベルプリンター『CW-C4020』でラベルを印刷し、現場で輸液バッグなどに貼付して対応しています。使用せずに、薬剤部に戻ってくる薬剤もあり、再入庫することも多くあります。この運用で重要なのが、ラベルの『剥がれにくさ』と『剥がしやすさ』の両立です。簡単に剥がれてしまっては困りますが、処方変更時にはきれいに剥がせる必要があります。ラベルの粘着性についてはエプソンと検討を重ね、業務に適したバランスを追求しました。また、アルコール消毒を行ってもラベル印字がにじまないこと、ラベル面へストレスなく直接手書きができることを条件にラベル選定しました。

患者さん1施用ごとに注射薬が払い出される注射薬自動払出システム
2台の『CW-C6020』が組み込まれ安定稼働をサポートしている
薬剤に貼付されるカラー化された管理ラベル
カラー化およびアイコンにより、直感的に注意事項が伝わる注射薬ラベル
導入後のご感想

カラー化によるミス防止の運用精度を高め、モデルケースとして確立したい

●共同研究によりカラー化を推進し、医療の安全性向上に貢献したい

今後は、薬品のカテゴリー分けに加え、注意喚起にもカラーを活用していく予定です。カラー化に加えてアイコンも併用することで、より直感的に伝わる表示を目指しています。投与ルートや薬剤ごとの条件に応じてラベルをカラー印刷する仕組みを、注射薬自動払い出しシステムとして実装した事例は本院が初めてと聞いていますが、運用精度をさらに高めモデルケースとして確立させ、全国へ広がっていけばと考えています。こうした取り組みが、医療の品質や安全性の向上に少しでも貢献できれば幸いです。

企業概要

大阪大学医学部附属病院様

所在地
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2-15
Webサイト
https://www.hosp.med.osaka-u.ac.jp/新規ウインドウで開きます
設立
1869年
お客様の導入製品について
  • 導入製品

    カラーラベルプリンター
    CW-C6020AM

  • 導入製品

    カラーラベルプリンター
    CW-C4020M

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