導入事例 東京大学総合研究博物館 共同利用室様

導入事例 東京大学総合研究博物館 共同利用室様 研究・論文活動を支えるプリンター選びはメンテナンス性の高さと消費電力の低さが決め手

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導入製品

LP-S8100PS

A3カラーページプリンター
LP-S8100PS

(注)販売終了製品

東京大学総合研究博物館 共同利用室様のご紹介

総合研究博物館内にある共同利用室は、大学院教育や研究活動の場所として、修士・博士課程に在籍する大学院生や研究者、さらに企業などに所属する研究者と、さまざまな人が在籍しています。在籍者の専門分野は理系・文系を問わず幅広く、活動内容も研究・教育のみならず展示企画や標本のキュレーションなど多岐に渡るそうです。この共同利用室のメインプリンターとして活躍するのが「LP-S8100PS」。そこで、導入の理由や使い勝手について伺いました。

※キュレーション:(博物館・展示会などの)監督・保護。

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導入背景

カラープリンターは論文執筆に欠かせない

宮本 英昭 氏

東京大学
総合研究博物館
准教授
宮本 英昭 氏

久保 麦野 氏

東京大学
総合研究博物館
特任研究員
久保 麦野 氏

共同利用室ではさまざまな分野から研究者や学生が集まります。研究発表に欠かせない論文制作では推敲作業が欠かせず、また他の研究者が執筆した論文を読む機会も少なくありません。その論文も最近ではカラー化が進み、文書はPDFファイルとして扱われるようになりました。学術誌に掲載される場合はモノクロでも、インターネット上で閲覧できるものはカラー、というケースも多いそうです。
「カラー化された論文ではグラフも色分けされ、より可読性、視認性が高まっています。そのため研究の現場にもカラープリンターが欠かせません。しかも速くて静かなプリンターだと作業もはかどりますね」(久保麦野さん)

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導入理由

アイドリング音の静かさと省エネタイプが選択の決め手

出力の様子

印刷はほとんどがA4サイズ/両面。これはほとんどの論文が冊子を意識したページ構成で作られているため。

「LP-S8100PSに決定した理由は、まずプリンター選びで重視する省エネタイプ、両面印刷対応、ファーストプリントが速いという3点をカバーしていたこと。アドビ システムズ社純正PostScript RIPも大きな決め手になりました。というのも、ここでは研究者によってMacやWindows、あるいはLinuxと使用OSがバラバラで、かつPDFを印刷する機会が多い。より安定した印刷環境を考えるなら純正PostScript RIPを搭載していた方が安定性が高いと考えたわけです。それに他社製プリンターに比べてアイドリング時に音がしないことも良いですね。加えて最近では電力事情を考慮した運営が求められます。これらすべての条件を満たした機種がLP-S8100PSでした」(宮本英昭准教授)
LP-S8100PSは稼働時に加えて待機時の消費電力にも注目しました。TEC値(トータルの消費電力量を示す値)は1.30kWhと、従来機以上に消費電力と環境負荷の低減を実現しています。さらにスリープモード(ディープスリープ時)には平均0.8Wとかなり低くなっており、「アンペア数が一般家庭並みに低い」(宮本准教授)という共同利用室でも、電力負荷を掛けることなく利用されているそうです。

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導入後の感想

誰でもトラブルに対処できるから安心

LP-S8100PSを利用する研究者の皆さんが驚かれたのが、メンテナンス性の高さでした。 「これまでエプソンのプリンターばかり使ってきましたが、歴代機種の中でいちばん使いやすいですね。以前は両面ユニットが背面にあったので、一度紙詰まりが起きると解消するまでに結構な時間が掛かっていましたが、LP-S8100PSは前面部分を開けば問題が起きている場所にすぐアクセスできます。何より、取扱説明書を読み込まなくても対応できることはありがたいです」(久保さん)
「トナーカートリッジの小ささも気に入りました。小さくなってトナー量が減ったのでは?と思ったのですが、以前と変わらない枚数を印刷できるので杞憂だったようです。トナー交換もインクジェットプリンターのカートリッジ感覚なので、プリンターに詳しくなくても扱えます」(森健人さん)

トナー画像
共同利用室に設置されたLP-S8100PS

LP-S8100PSの「スマートスタイルカートリッジ」はトナーの大きさを大幅にダウン。トナー容量は従来機種と変わらず、消耗品保管時のスペース削減に役立ちます。


共同利用室の傍らに設置されたLP-S8100PS。モノクロ1台、カラー2台のすべてエプソン製ですが、「使いやすさはLP-S8100PSがいちばん」とのこと。

博物館業務でもユーティリティー性の高さを発揮

共同利用室に在籍する研究者にとって、研究と並んで重要な業務となる総合研究博物館の展示準備作業。ここでは博物館内に所属するグラフィックデザイナーとのやり取りもあり、グラフィックアプリケーションのファイルも扱う機会も増えます。基本的にファイル交換に使われるのもPDFファイルとのことで、やはりLP-S8100PSが役立っているそうです。
「研究者は基本的にA4サイズしか使いませんが、デザイナーが作る展示会のレイアウトなどはほとんどがA3サイズ。これもLP-S8100PSで簡単に用紙が替えられます。違う分野の者が集まっている場所だけに、こうしたユーティリティ性の高さはイザというときに役立ちます」(久保さん)

取材風景

左から久保麦野さん、西田梢さん、宮本英昭准教授、森健人さん。

導入時に懸念されていたランニングコストも特に大きな問題にはならず、「PostScriptプリンターは(非PostScriptプリンターに比べて)遅いという先入観があったがそれも払拭された」と宮本准教授。そして、「以前の機種より発色性が良いので、学術資料に掲載されたカラー写真や図版の微妙な色の違いも把握できます」(西田梢さん)とLP-S8100PSの効果を高く評価されています。
研究活動と展示活動という2つの役割を担う総合研究博物館内において、LP-S8100PSは〝マルチプラットフォームに強くてメンテナンス性が高い〟という持ち味を存分に発揮していました。

出力例

発色性の良さが、カラー写真や図版の微妙な色の違いの把握に役立っているそうです。

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「東京大学総合研究博物館 共同利用室」様

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東京大学総合研究博物館 共同利用室
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