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安心・安全な資源循環を企業間連携で推進
辻・本郷 税理士法人との共創
- 省資源・資源循環
- 廃棄物削減
- 水資源保全
- 共創
デジタル化・ペーパーレス化が進む現代においても、法令遵守や業務上の必要から紙の利用が欠かせない企業や業種は少なくありません。
デジタル化が進む現代においても、契約書や申請書、会議資料など、紙は依然として多く、日々使われる紙の多くには、機密情報や個人情報が含まれており、廃棄には慎重な対応が求められます。そうした使用済みの紙を、オフィス内で安全かつスムーズに再生できる技術があることをご存じでしょうか？
エプソンの乾式オフィス製紙機PaperLabは、使用済みの紙をその場で繊維レベルまで分解し、新しい紙として再生することができます。
このPaperLabを活用し、2022年度からは、エプソンも入居するJR新宿ミライナタワーにオフィスを構える辻・本郷 税理士法人とともに、「オフィスでの紙資源循環」を目的に、PaperLabの共同利用をスタートしました。
情報セキュリティを担保し、同じビル内で紙資源循環を実現
紙は税務・会計を正確に執り行うために、必要不可欠な資源です。これまで、辻・本郷 税理士法人では、書類の作成・チェック・報告・提案・申告作業などあらゆる業務で多くの紙を使用し、その使用済みの紙は溶解処理をしていました。
現在、辻・本郷 税理士法人では、電子申請・電子協議・電子相談の導入により、業務の電子化とペーパーレス化を積極的に推進しています。
特に正確性が求められる審理業務では、全国86か所の事務所から送られてくる相談資料をJR新宿ミライナタワー内の事務所へデータで転送し、紙に出力して確認作業を行っています。
そこで出た使用済みの紙を、エプソンの社内にあるPaperLabで再生しています。
アップサイクルで生まれた、オリジナル調書用紙やメモ帳
再生された紙は、辻・本郷 税理士法人の職員が、税務・会計・その他お客様の困りごとを正しく書き留めるためにこだわって作った「マス目型オリジナル調書用紙」として再利用しています。
また、同じ再生紙を活用した「オリジナルメモ帳」も用意しており、環境への配慮と実用性を兼ね備えたアイテムとして、お客様にも配布しています。
<辻・本郷税理士事務所様からのコメント>
私たちは、エプソン様との「オフィスでの紙資源循環」プロジェクトを通じ、使用済み紙を調書用紙やメモ帳へアップサイクルしています。
これは、資源の有効活用と環境負荷低減への私たちの強い思いです。
日々の業務を通じて、環境への取り組みを“自分ごと”と捉え、より良い社会の実現に貢献していきます。
PaperLabは、使用済みの紙からほとんど水を使わず（注）新たな紙を生み出すことができます。そのため、主な紙の原料である木材資源を一切使用せず、かつ水資源の節約にも貢献しています。また、通常の再生紙を作成する過程と比較しても、紙の運搬などで発生するCO₂排出量を削減できます。
- （注）機器内の湿度を保つために少量の水を使用します。
本活動を通し、使用済みの紙から新たな用紙の再生産、アップサイクルによる環境貢献を実現しています。
●紙再生の手順
- 1．辻・本郷 税理士法人（以下「同法人」）のJR新宿ミライナタワー内の事務所で出た使用済みの紙を専用BOXにて回収。
- 2．月1回、同法人にて、エプソンの社内にあるPaperLabへ、厳重管理の元、運搬。
- 3．同法人にて使用済みの紙をセットし、機密情報漏洩防止のため鍵をかけ、紙再生を開始。
- 4．紙再生完了後、同法人にて持ち帰り。
今後もエプソンは、辻・本郷 税理士法人との共創を継続し、再生紙の多様な用途開発など、活動を進化させていきます。また、エプソンが社内でも実践する環境配慮型オフィスで培ったノウハウを生かし、いっそうの環境課題の解決に向け取り組んでいきます。
- 辻・本郷 税理士法人 企業プロフィール
- 全国に86カ所の拠点をもち、約2000名のスタッフが働く税理士法人。2010年に環境省から会計業界で初めて「エコ・ファースト企業」として認定され、会計・税務を通じたサステナブルな経営の推進、支援を通して、持続可能な社会の構築に貢献しています。
