エプソンスクエア丸の内で一歩先の美術鑑賞体験
「美術館×DX」楽しくて新しい試みとは

  • 共創
エプソンスクエア丸の内で一歩先の美術鑑賞体験「美術館×DX」楽しくて新しい試みとは
山本鼎《ブルトンヌ》
右がオリジナル・左が複製画
エプソン販売・上田市立美術館様・エプソンアヴァシスのプロジェクトメンバー

2023年4月1日から、約70年ぶりに改正された博物館法が施行され、博物館・美術館の事業の一つとして所蔵資料のデジタル・アーカイブ化が新たに追加されました。この新たな時代の流れは、新しい美術鑑賞体験を試みる絶好の機会と捉えられています。しかし、実際にデジタル・アーカイブ化を実施している登録博物館は24.4%(注1)に留まっているのが現状です。

エプソンは、多くの美術作品のデジタル・アーカイブ化に携わり、原画を忠実に再現するノウハウを蓄積してきました。高精細なプリント技術と実績豊富なプロジェクション技術など、最新のデジタル技術を駆使して、貴重な美術作品を新しい形で楽しむ方法を提案しています。

  • (注1)令和2年度「博物館ネットワークによる未来へのレガシー継承・発信事業」における「博物館の機能強化に関する調査」(みずほ総合研究所株式会社 文化庁委託調査・2021年3月)

あそべる展覧会「なつやすみはアートであそぼう!~出張美術館・深掘り!?美楽(びがく)展~」

出張美術館・深掘り!?美楽(びがく)展
出張美術館・深掘り!?美楽(びがく)展

2023年の夏、エプソンのショールーム「エプソンスクエア丸の内」にて、美術館所蔵作品をデジタル・アーカイブ化し、作品の魅力や制作技法を体験できる展覧会を開催しました。この展覧会は、長野県の上田市立美術館、エプソンアヴァシス株式会社、エプソン販売株式会社が共同で企画したもので、芸術鑑賞とデジタル技術が融合している点が特徴です。元々「育成」をテーマに掲げていた上田市立美術館の方針を踏まえ、特に子供たちが美術を自由に学べるように展覧会を設計しました。上田市立美術館の想いを形にしたのが、エプソンアヴァシスが開発した「鑑賞補助アプリ」です。

鑑賞補助アプリ
鑑賞補助アプリ

展覧会の参加者は鑑賞補助アプリを使うことで、オリジナル作品の色や形を変えて自分の感性で作品をリメイクすることができます。例えば版画作品だと多色刷りの版のズレや色選択など、その作品ならではの技法を楽しみながら新たな絵を作り出すことができます。展示している絵画の隣にその絵と同じ額縁をかけており、鑑賞補助アプリで遊んだ作品が絵画の隣にある額縁の上にプロジェクションマッピングで映し出される仕組みになっています。作品の色や形を変えることで、個々の感性で作品をリメイクする楽しさを提供します。

中村直人《婦人像》の撮影風景
中村直人《婦人像》の撮影風景

また、展示されている作品は、高画質カメラで撮影され、エプソンの大判インクジェットプリンター「SureColor SC-P9550」を使用して忠実に複製されたものです。

鑑賞補助アプリで作成した作品はエプソンのプロジェクターで映し出され、オリジナルのプリント作品と比較することができる、エプソンならではの展示となっています。この取り組みを通じて、通常の美術館では体験できない、活気ある美術鑑賞の新しい形を提案しました。

デジタル・アーカイブの事例紹介を中心としたトークショー

デジタル・アーカイブの事例紹介を中心としたトークショー

展覧会期間中には、上田市立美術館における所蔵資料のデジタル・アーカイブの事例紹介を中心としたトークショーも開催しました。博物館法の改正により所蔵資料のデジタル・アーカイブが美術館の新たな事業として追加された背景もあり、アーカイブの実施方法や活用方法に関する課題を持つ美術関係者の方が多くいらっしゃいます。その方々に向けたお役立ち情報もありますのでぜひご覧ください。

トークショーのアーカイブはこちら新規ウィンドウが開きます

共創パートナー様より

<上田市立美術館様からのコメント>

「官民共創」はさまざまな場面で奨励される言葉ですが、実現できているミュージアムは多くないのではないでしょうか。コレクションは基本的には所蔵館が中心になって運用しますが、今回のような取り組みは、さまざまな主体が自律的に関わることで初めて実現するものであったと感じています。当館にとっても、「楽しくて新しい試み」となりました。

<エプソンアヴァシス株式会社からのコメント>

芸術ってきっと難しい…と思う子どもや大人に向けて、アートの世界をワクワクとのぞいてもらえるようなシステムを作成しました。今回の共創では、リメイクした作品がオリジナルの隣で美しく飾られる喜びも伝えられました。この取り組みを機に、より多くの方々に「美楽」が伝わることを願ってやみません。

エプソンスクエア丸の内での共創

エプソンスクエア丸の内では、皆さまのアイデアの実現や社会課題の解決に向けて、エプソングループ内の適切な部署と連携した支援を行っています。Webフォームからもご相談いただけます。エプソンは今後もさまざまなコミュニケーション手法を駆使し、お客様に寄り添いながら支援を続けていきます。

▼エプソンスクエア丸の内へのご相談はこちら
エプソンスクエア丸の内に関するお問い合わせ|エプソン(epson.jp)新規ウィンドウが開きます