About R&D用インクジェット装置
インク滴の吐出状態観察機能、インク滴の着弾観察機能、100mm角ステージへの描画機能を搭載。インクジェット装置を使うことで、インクの吐出性能評価・実験・試作を行うことが可能です。
直販限定製品
(注)弊社の取引基準に基づき、お取引をお断りする場合がございます。
Features 特長
高精度な制御
PresicionCoreプリントヘッドは、エプソンが培った高度な製造技術により、ピコリットルオーダーのインク滴を、正確な位置に必要な量だけ吐出することができます。
様々な液体に対応
吐出方式に圧電素子(ピエゾ素子)を用いてインク液滴を吐出する“ピエゾ方式”を採用。熱を用いないので液体が変質する心配がありません。
「R&D用インクジェット装置」には、各液体の特性に合わせた適切な力での吐出を実現する吐出波形設計機能及び、インクジェットヘッドノズルから吐出されたインク液滴の吐出状態をリアルタイムで観察できる吐出状態観察機能を搭載。水系インクから工業用の溶剤インクやUVインクまで対応する多様なヘッドをラインアップしています。
正確な描画
長年インクジェット技術の工業分野への応用に取り組んできたノウハウを生かし、「R&D用インクジェット装置」には、精密な位置決めのためのワークアラインメント、ヘッドアラインメント機能を搭載。デバイスなどの試作に不可欠な正確な描画を実現できます。
使いやすさへのこだわり
シンプルな装置構成とお客様の使いやすさを追求し、インクの吐出性能評価から任意の素材を用いた試作まで行うことができます。またお客様のニーズに応じて継続的に機能を拡充し、オプションとして提供していきます。
Functions 機能
01試作機能
アライメント機能付で正確にインクを着弾させたい場所を指定でき、所望の試作が可能です。
02吐出状態観察機能
実際のインク吐出状態を観察しながら、PrecisionCoreプリントヘッドとインクとのマッチング課題を明確にします。
03着弾観察機能
基材へインクを着弾させて、着弾径や濡れ性など、基材に着弾したインクの状態を基材をステージから取り外すことなく観察できます。
04吐出波形設計機能
インクに合った吐出波形を、吐出状態観察機能を見ながら設計できます。設計された波形はお客様インクをPrecisionCoreプリントヘッドで制御するための重要な要素となります。
05描画パターン作成機能
写真や図面のモノクロビットマップデータから、描画パターンを作成する機能です。任意の解像度へ変換も可能です。描画データ作成ソフトを使って、各種設定入力をすることによって描画データは作成可能です。
Specifications 本体仕様
項目 | 内容 | 備考 | |
---|---|---|---|
サイズ | 本体 | 910(W)×910(D)×1860(H)mm | 突起部を除く |
操作部 | 870(W)×760(D)×1850(H)mm | ||
重量 | 約500kg | ||
用力 | 電源 | 標準:AC100V 15A(A3 プラグ,コード長3m) IJH-OP-H04(オプション)搭載時: AC200V 15A(別設置の電源BOX,コード長3m) |
|
排気 | φ150の排気接続用フランジ | ||
ワークサイズ | □20mm ~□100mm,最大厚み 20mm | ||
描画精度 | ±25μm(at □30mm ワーク)片方向描画仕様 | 温度:23±2℃ | |
使用ヘッド |
S800×1ヶ(PrecisionCore プリントヘッド) (注)他のPrecisionCore プリントヘッドは今後対応予定 |
|
|
エンコーダ分解能 | スキャン方向0.1μm,フィード方向 0.5μm | ||
ワークステージ | 前後軸 | ストローク:300mm 最高(印刷)速度:140mm/s |
(注1)ワークアライメント用 |
回転軸(注1) | 回転角度:±2° 分解能:0.0025° |
||
ステージ | □20mm ~□100mm ワーク搭載可能 , 真空吸着 | ||
ヘッドユニット | 左右軸 | ストローク:500mm | (注2)ヘッドアライメント用 |
上下軸 | ストローク:50mm ワーク- ヘッド間距離:最大 20mm |
||
回転軸(注2) | 手動ステージ 調整範囲:±1.5° | ||
カメラ | ワークアライメントカメラ モノクロ(235万画素)視野 1.88×1.17mm |
||
照明 | 赤色同軸LED | ||
吐出観察 | カメラ軸 | ストローク:50mm | |
カメラ | 吐出観察カメラ モノクロ(235万画素)視野 1.88×1.17mm |
||
照明 | 白色ストロボ照明 | ||
インク供給 | ガラスボトル,ラボジャッキによる水頭調整 | ||
インク吸引 | 吸引キャップによる手動吸引,チューブポンプ,廃液ボトル | ||
ヘッドワイプ | 手動ワイプ(装置に機能なし) | ||
インク重量測定 | インク捕集皿のみ 天秤はご用意ください |
||
操作部 | ディスプレイラック,キーボード,マウス,LCD | ||
外部接続 | AC100V コンセント×1 (2Aまで) USB ポート×1 |
||
本体上部外装 | 透明またはスモークパネルから選択可能 | ||
コントローラ | Windows PC | ||
吐出波形 | 基準波形をプリインストール ユーザーにて基準波形を編集可能 |
||
描画データ | Windows モノクロビットマップデータを、描画データ作成 ツールにて変換 |
||
設定描画解像度(dpi) | スキャン方向:300、600、以後600 刻みで最大6000dpi フィード方向 :300、600、以後600 刻みで最大4200dpi |
オプション
No | 型番 | 名称 | 用途 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | IJX-OP-H01 | ヘッド/ インク取付ユニット | ヘッドとインクを装置から外して保管 | |
2 | IJX-OP-H02 | 乾燥防止キャップ | ヘッドノズルの乾燥防止 | |
3 | IJX-OP-H03 | 乾燥防止キャップ取付板 | 乾燥防止キャップを磁力で保持する板 | |
4 | IJX-OP-H04 | 面照射用UV 制御ユニット | ワークにUV 照射するための電源、 コントローラ、電装BOX |
IJX-OP-H04 採用時、 本体上部外装はUV カット 他の波長の光源が必要な場合は |
5 | IJX-OP-H05 | 面照射用UV 光源 365nm | 面照射用UV 光源 | |
6 | IJX-OP-H06 | 面照射用UV 光源 385nm | ||
7 | IJX-OP-H07 | 面照射用UV 光源 395nm | ||
8 | IJX-OP-H08 | 面照射用UV 光源 405nm | ||
9 | IJX-OP-H09 | ヘッド加温ヒーターユニット | ヘッドを加温してインク吐出 | 設定可能温度:室温~ 60℃ |
10 | IJX-OP-H10 | 加温ヒーター付きワークテーブル | ワークを加温して描画 | 設定可能温度:室温~ 60℃ |
11 | IJX-OP-H11 | ライン照射用UV 制御ユニット | ライン照射用UV 制御用電源 |
IIJX-OP-H11 採用時、 他の波長の光源が必要な場合は |
12 | IJX-OP-H12 | ライン照射用UV 光源 365nm | ライン照射用UV 光源 | |
13 | IJX-OP-H13 | ライン照射用UV 光源 385nm | ||
14 | IJX-OP-H14 | ライン照射用UV 光源 395nm |