お知らせ

ネットワークに接続されるエプソン製品のセキュリティー対策について

2017年2月24日
セイコーエプソン株式会社
エプソン販売株式会社

平素よりエプソン製品をご愛用いただきまして誠にありがとうございます。

情報化社会の発展に伴い、さまざまな機器がネットワークにつながるようになりました。
エプソンでは、お客様の利便性向上のために、複合機を含むプリンターやプロジェクターなどのネットワーク対応機能の強化を進めております。

エプソン製に限らず製品をネットワークに接続する場合は、不正アクセスなどのネットワークからの脅威に対抗するために、保護されたネットワーク環境の中で適切な設定の上、ご使用いただくことが必要です。

以下に一般的に想定されるセキュリティーリスクと、それに対するエプソンの取り組みと対策のポイントをご紹介いたします。内容をご確認の上、適切なネットワーク環境の構築と設定を行っていただきますようにお願いいたします。

ネットワークからの不正アクセス、ユーザーデータの情報漏洩、不正利用、電話回線・ファクスのセキュリティー

■製品のネットワークセキュリティーに対するエプソンの取り組み

エプソンでは、お客様に製品を安心かつ安全にお使いいただくために、製品のネットワークセキュリティーに関して以下の取り組みをしています。

  • 製品のセキュリティーを製品品質の根幹として捉えています。
    企画段階からお客様がご利用を終了するまでの、ライフサイクルにおけるセキュリティーを考慮したものづくりを行っています。
  • お客様に対してセキュリティーに関する情報提供や啓発を積極的に行っています。
  • 脆弱性への対応を継続して行っています。
    • 業界標準ツールによる脆弱性試験を実施し、脆弱性のない製品を出荷するように努めています。
    • 製品のファームウェアで使用しているオープンソースソフトウェアの脆弱性情報を定常的に監視しています。
    • 新たな脆弱性が見つかった場合は速やかに分析を行い、情報や対策を提供します。

■セキュリティーリスクに対する対策のポイント

製品の工場出荷時の設定は、セキュリティー面で必ずしも万全な状態になっているわけではありません。セキュリティー確保のため、設置時には以下の内容をご確認いただき、ご利用環境に応じて必要な設定をしていただくようにお願いいたします。

  • 管理者パスワード
    製品には管理者パスワードを設定いただくことを強く推奨しています。
    管理者パスワードが未設定、または初期設定のままの場合、製品内に保持されている本体設定やネットワーク設定が不正に参照、または変更されたり、ID やパスワード、アドレス帳等の個人情報や機密情報が漏えいしたりする危険性があります。
  • インターネットへの接続
    製品はインターネットに直接接続せず、ファイアウォールや無線ルーターなどで保護されたネットワーク内に設置してください。その際には、プライベートIP アドレスを設定して運用することを推奨します。

    インターネットへの接続

    特に、ネットワーク対応製品には、Web 管理画面などの管理用のインターフェイスも含まれています。エプソンでは脆弱性試験を実施し、脆弱性のない製品を出荷するように努めていますが、インターネットに直接接続されると、不正操作や情報漏えいなど、思わぬセキュリティーリスクを抱えることになります。
  • 無線LAN ネットワーク
    無線LAN の利点は、コンピューターやスマートフォン端末が電波で通信するため、電波が届く範囲であれば自由にネットワークへ接続できることです。その反面、セキュリティーの設定を適切に行わないと、悪意のある第三者による盗聴やなりすまし等の問題が発生する場合があります。無線LAN 使用時は無線LAN のセキュリティーを適切に設定してください。

    無線LAN ネットワーク

    無線LAN のセットアップ手順は、各製品のマニュアルにてご確認ください。