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フォトコンテスト
わが心旅 尾道逍遥
たなべ 弘年
尾道は、志賀直哉の「暗夜行路」の舞台にもなった、日本人の心のふるさと的な街です。作者は観光客では分からない地元の皆さんに近い目線で、その「生活」を数多く撮影しており、その感性の良さをまざまざと感じさせられる作品です。露天商の魚屋さんの写真がありますが、「食事中です」という看板が残されて店頭に誰もいない光景などは、土地柄や地元の方の人柄が表現されていて非常に印象的でした。坂道の多い尾道で暮らす人びとの生活がよく写し出されており、作者のこの町に対する想いが強く感じられる作品です。
見応えのある大作です。同じ場所でも何度も通って撮影されていて雨の日の写真もあり、四季折々の様々なシーンが丁寧に記録されていて、楽しめる作品です。尾道は映画などの舞台としても数多く登場していますが、そうした有名な場所以外も丁寧に撮影されているのが印象的でした。また、坂道などを写した写真には独特の奥行き感があって面白いと思います。プリントも非常にナチュラルで色使いも自然です。素朴でどこか懐かしい、昭和の時代を感じさせる情緒的な写真もちりばめられており、ずっと見ていても飽きることのない作品です。
たなべ 弘年さん
フォトライフを豊かにする、セミナー、フォトコンテスト、
写真展、イベント情報などをお届けします。
昨年はヒューマンライフ部門の準グランプリ、今年はグランプリです。
2年連続の入賞おめでとうございます。
たなべ:ありがとうございます。昨年の「野うさぎの小さな冒険」は、うさぎに出会ってから3ヶ月間撮り続けた写真を組写真にしたものでしたが、今年は、ここ8年ほどライフワーク的に撮影している尾道の写真をまとめた作品になります。元々は70歳になる記念の旅行で行ったのがきっかけです。何度も通ううちに、尾道の地元の皆さんにも良くしていただき、撮ることができた思い入れの強い作品です。
今回の「わが心旅 尾道逍遥」はどういった視点の作品でしょうか?
たなべ:2014年に尾道の写真でエプソンフォトグランプリに応募し、落選してしまいましたが、応募した作品以外にも数多くの写真があったので、新たに撮影した写真を加え、少し時間をかけて整理し、今回の組写真にしました。写真の組み方が難しく迷うことも多かったのですが、地元の方に親しく交流していただけたこともあり、尾道の風景の中の人物(観光客の場合や地元の方の場合もありますが)を中心に、尾道の日常といったものがテーマになりました。現在も、目標としてひと月に1回程度、尾道に通うようにしています。年間20~30日くらいは行っています。地元の幼稚園の園長さんや喫茶店の店主の方など、随分親切にしていただき、大変感謝しております。
使用したプリンターが、昨年のEP-4004から、SC-PX5VIIに変わっていますが、
買い替えられたのでしょうか?
たなべ:昨年は、通っているパソコン教室で使用しているEP-4004をお借りしてプリントしました。このパソコン教室は、写真専門の教室で、パソコン自体の使い方はもちろん、画像処理ソフトの使い方やプリントの仕方などをゼロから教えてくださり、そのおかげで現在の私があると感じています。昨年のエプソンフォトグランプリ入賞作品展で、他の入賞者の方のSC-PX5VIIでプリントした作品を拝見し、その質の高さに感心しました。そこで今回の応募にあたり、9月にSC-PX5VIIを購入し、使用しました。また今回もプリント用紙は、クリスピアを使用しています。クリスピアはEP-4004でプリントした時の仕上がりが良く、気に入っておりました。SC-PX5VIIでも思ったとおりに仕上がったので使い続けています。パソコン教室では画像合成なども教えてもらったのですが、作品制作の場合は、できるだけストレートにプリントするように心がけて、撮影した時のイメージを崩さないようにしています。画像の調整はトーンカーブで調整した程度ですが、結果的にSC-PX5VIIを使うことで思いどおりの仕上がりにプリントすることができました。
今後はどういった作品制作や活動をされるご予定でしょうか?
たなべ:尾道の写真は撮り続けて行こうと思っていますが、同じ尾道でも幼稚園の園長さんと知り合いになったことで園児の写真も撮り続けています。今後は、その作品をまとめようと思っています。また、尾道の写真などで写真展を開催したり、写真集にまとめたりできたらと考えています。