MONNA LISA

導入事例 ジェイ・エス株式会社様

ジェイ・エス株式会社様

福井県福井市を拠点に染色加工・捺染プリント・丸編ニット製造を一貫して手がけるジェイ・エス(株)は2026年3月、エプソンのデジタル捺染プリンター「Mona-Lisa(モナリザ)8000U」を導入した。1971年の創業以来、アナログ捺染(スクリーン・ロータリー)を核に、前後処理設備も持つなど一貫生産の耐性を積み上げてきた同社にとって、初めてのデジタル捺染への挑戦だ。
今回は取締役部長の溜北健太氏に、導入の背景と今後の展望を聞いた。

ジェイ・エス株式会社様

導入製品:
Monna Lisa ML-8000U (8ヘッド搭載モデル) 1台
高い生産性と印捺品質、安定稼働を実現しながら導入コストを抑えたMonna Lisaシリーズのエントリーモデル

ジェイ・エス株式会社様

導入ご担当者に聞きました

デジタル捺染機では『ML8000U』一択

求めていたデジタル捺染機の目標生産量に合致
国内メーカーの安心感が必要

ジェイ・エス株式会社 取締役部長 溜北様

ジェイ・エス株式会社
取締役部長
溜北様

「デジタル捺染機では『ML8000U』一択という状況でした。当社で求めていたデジタル機に求める生産の数量の最大値1000mという目標を考えると、他社はレンジが違っていました。また外国製などは、品質やサポートに不安があり、候補の中に入れることはできませんでした」やはり安心感と国内での実績が決め手になりました。

導入の直接的なきっかけは、アナログ捺染では対応が難しくなってきた小ロット・短納期へのニーズだ。中東市場での受注はウクライナ情勢の影響もあり減少し、中国メーカーが同様の製品を半値前後で出してくる競争激化の中、既存の大ロット依存からの脱却が急務となっていた。

2024年ごろから検討を開始、2025年にはエプソンの工場を訪問し機材を見学し、同年春先には方向性を固め、2026年3月の導入に至った。「準備から導入まで約2年かかりましたが、前後の加工工程に関して、機器はすべて社内に揃っていたので、導入はプリンターの操作を覚えるだけで済みました。前処理からプリント、蒸し・洗い・仕上げまで全部自前でできるのは、当社の強みだと思っています」。

Epson Precision Dot Technology

Monna Lisa『ML-8000』の主な特長

  • エプソンが長年のインクジェット技術で培ってきた独自の「マイクロウィーブ」「ハーフトーンモジュール」「LUT」の3つの技術で、粒状感やバンディングが少ない高品質な印捺を実現し、グラデーションや精緻で複雑な幾何学模様も見事に再現。
  • 各プリントヘッドチップの波形を個別に制御する技術により、高精度かつ高密度のドット配置を行うことで、安定した印捺品質を提供。さらに、8色のインクを左右対称に配列することにより色ムラを防ぎ、ベルト送り距離を自動検出し送り量を調節する機能と合わせて、印捺品質と生産性を両立する。
  • 「ノズル自己診断システム」「羽毛除去システム」「ヘッド擦れ防止センサー機能」など、高度な洗浄機構と自動調整機能により、最小限のダウンタイムで安全稼働を実現。

導入後の展望をお聞きしました

「プリントといえばジェイ・エス」へ

生地風合いを生かしたプリント実現

「ML-8000U」で特に可能性を感じているのが、素材の表面感を生かせるという点だ。
昇華転写*だと生地が潰れてしまいますが、インクジェットのダイレクトプリントなら、生地本来の風合いや凹凸感を活かしたまま柄を乗せられます。表面感のある生地にプリントしてみたいというのが一番やりたいことです。

*今回、ジェイ・エス株式会社様が導入されたML-8000Uは、主にポリエステルを染色する分散インクでご導入されています。昇華転写は、ポリエステルを捺染する方法でインクをプリントした紙を生地に熱圧着するため生地をつぶしてしまう場合があります。

今は試験(サンプル)の依頼が多く来ています。ここから量産の依頼へとつなげていきたいのですが、認知度が低いのが正直なところで、デジタルでできることを知っていただくことが今の最大の課題です。

デジタルとアナログを顧客が選べる「ワンストップのプリント拠点」

プリントの産地はほかにもあるが、プリントと前後処浬が別の会社であることが多く、生地を輸送するコストがかかっていた。また、これらの工場は近年廃業が続いており、サプライチェーンが途切れてしまうリスクに晒されている。

当社では生機(きばた、糊が付いたままで漂白や晒しなどをしていない生地)やP下(ピーした、 漂白を行って無染色・無加工の生地)から仕入れでき、プリントはもちろん前処理や、後処理、仕上げまでを1カ所で行えます。このため依頼者が管理しやすく、輸送などもないためコスト面でも有利だと考えてるので、お客さんが選ぶ選択肢が多い会社になりたいと思っています。

今後も、資材の用意から、デザインデータ作成、スクリーン・ロータリー・デジタルのいずれの手法でもプリントできる環境を1社で持ち、前後処理とプリント・機能加工まで一貫対応できる強みを前面に打ち出していきます。

印捺状況

印捺状況

設置状況

設置状況

設置環境

設置環境

デザイン作成

デザイン作成

まとめ

ご導入ポイント

  • 500m~1000mまでの生産量に適合
  • 国内メーカーによる安心の品質とサポート
  • 前後工程は設備がすでにあった

ご利用メリット

  • 従来の1ロット2000m以上という最低生産数量から大幅に少量化が可能になった
  • 熟練工不要でオペレーションの標準化が可能になった
  • 版が不要でデザイン部門を活かせた

ジェイ・エス株式会社

ジェイ・エス株式会社

企業概要

ジェイ・エス株式会社

ジェイ・エス株式会社

ジェイ・エス株式会社

店舗名 ジェイ・エス株式会社様
所在地 福井県福井市問屋町1丁目204番地
設立 昭和46年11月2日
ホームぺージ https://www.js-fukui.co.jp/新規ウィンドウが開きます

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