導入事例 日高病院様

医療法人 仁風会 日高病院様

医療法人 仁風会 日高病院様
導入製品:TM-C3400/TM-L90
業種:病院

電子カルテシステムと2種類のエプソンのラベルプリンター
「TM-C3400」「TM-L90」の活用で、医療の安全性向上を実現。

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導入製品

TM-C3400

医療現場の識別ラベルやリストバンド作成に。コンパクトなカラーラベルプリンター。

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TM-L90

設置しやすいコンパクト設計と
簡単操作のラベルプリンター。

TM-L90 製品の詳細はこちら

導入施設様のご紹介

整形外科を中心に、「地域密着型」医療を提供

病院外観

病院外観

1954年に整形外科病院として開設し、現在は患部のケアまでを見据え、形成・美容外科、内科など7つの診療科目を持つ日高病院様。一般病棟、回復期リハ病棟、療養病棟を備え、地域への貢献を目指し「地域密着型」の医療を提供されています。また、鹿児島市内の中心部にありながら温泉施設までを有する医療機関として、温泉療法や東洋医学的治療等を加えて、総合的なリハビリテーションを実施。患者様の一日も早い機能回復や家庭復帰に尽力されています。敷地内には、高齢化社会に向け介護老人保健施設や介護相談センターなどの関連施設を平成10年には併設し、施設間での情報連携を図るなど、患者様サービスの向上にも積極的に取り組まれています。

「HOPE/EGMAIN-NX」とTMシリーズを連携

日高病院様では、2009年12月より電子カルテシステムの導入検討を開始され、多くのシステムの中から使い易さ/実績/サポート力/将来性において優れていると評価した、富士通様の中堅病院向け電子カルテシステム「HOPE/EGMAIN-NX(ホープ/イージーメイン-エヌエックス)」の採用を2010年7月に決定されました。2010年12月、電子カルテシステムが本稼動を開始したのと同時に、エプソンの業務用カラーインクジェットラベルプリンターTM-C3400を2台と、サーマルプリンターTM-L90を7台導入。電子カルテシステムと連携し、院内各所で医療の安全性向上に役立てられています。

導入の決め手

TMシリーズの導入以前、入院患者様用リストバンドについては、血液型で色別されたリストバンドに、看護師が患者様氏名や年齢などを手書きし、薬剤の投与時には目視を主体とした確認を行っていました。また、当時は素材もビニールで、幅3cm程度の太いものであったため、不快感から取り外してしまう入院患者様もいたそうです。そこで日高病院様では、電子カルテシステムの導入に際して、患者様の安全を何より最優先に考え、そのために医療過誤防止に努めることを第一に掲げ、ITによるバーコード認証システムの導入を決定。この方針に基づき、日高病院様で電子カルテシステム等の導入を手掛ける有限会社メディック鹿児島様が、各種ラベルプリンターの選定を支援されました。

選定にあたっては、今後のシステムの発展や運用の変更にあわせ「柔軟に対応できる汎用性の高い製品」「設置場所を問わない省スペース性と静音性に優れた製品」「運用コストの低減性を実現している製品」であることを必須条件とし、加えて、電子カルテシステムでの構築実績を重要視し、4~5社の製品から検討を重ねた結果、エプソンのTMシリーズをご採用いただきました。

導入後の状況・ご感想

薬局では2台のTM-L90で、お薬手帳と注射ラベルを出力。印刷スピードが速いので、発行業務が大幅に効率化されたという。

日高病院様では、現在、TMシリーズで出力したリストバンドや注射ラベルに印字されたバーコードと、電子カルテシステムで3点チェックを行い、医療の安全性向上に取り組まれています。

2F病棟看護師主任の有村芳彰氏は、「薬剤の投与時や手術時に、リストバンドで照合することで、より安全な医療を提供できるようになりました。リストバンドが幅約1.5cmととてもスリムになり、患者様がリストバンドを外してしまう件数も大幅に削減しましたし、照合作業もスムーズに行えています」と語ります。また、検体ラベルと注射ラベルは、一度に数十枚単位で出力されるケースも多いのですが、TM-L90に入れ替えてからは、印刷スピードも格段に速くなり、消耗品の交換を含め、誰もがストレスなく使えているそうです。以前は手間が掛かっていたお薬手帳も、患者様IDや氏名、薬品名などが、TM-L90でラベル出力できるようになったことで、安全性が高まるばかりか、時間短縮による患者様へのサービス向上に繋がっています。

日高病院 2F病棟看護師主任 有村 芳彰氏

日高病院
2F病棟看護師主任
有村 芳彰氏

日高病院様では、他の医療機関様からの紹介状や患者様の同意書などをエプソンのオフィリオスキャナーES-H7200でスキャンして電子化するなど(原本保存により紙も保管)、必要な情報を電子カルテシステムに集約されています。電子カルテシステムの導入によって、医師ごとに異なるカルテや処方箋の発行の仕方も統一され、看護師の経験年数に関わらず、誰もが同じように対応できるようになったと、その導入効果を高く評価されていました。

日高病院様 システム構成図

システム概要・開発にあたって

「HOPE/EGMAIN」シリーズでの採用実績と、導入前後にわたるエプソンのサポート体制を高く評価 メディカルネットワークグループ 有限会社メディック鹿児島 システム営業部  岩切 朋子氏

医療機関や調剤薬局を中心に、システムコンサルティング等を数多く手がける有限会社メディック鹿児島システム営業部の岩切朋子氏に、日高病院様へのTMシリーズ導入について伺いました。

「今回のリストバンドや注射ラベル出力用プリンターの導入では、『汎用性・省スペース性・静音性』といった製品の特徴と、富士通様の『HOPE/EGMAIN』シリーズでの採用実績がポイントとなりました。特に製品の特徴に関しては、「リハビリ施設の更なる充実に向け、現在も増改築を進められている日高病院様では、院内部署のレイアウト変更を前提に、各ラベルプリンターが、現設置/一時設置/新設置という設置場所の変更に、柔軟に対応できることが条件の一つでした。他社同類プリンターの設置面積が軒並み400cm2を必要とする中、わずか207cm2のTM-L90は、音も小さく、縦置き/横置きと両タイプで設置可能な特徴も加わり、全く設置場所を選びませんでした。導入前後にわたり、エプソンからは様々なアドバイスをいただきましたし、全国規模での稼動状況といった、一県の営業マンでは決して集められないような情報を提供していただくなど、パートナーとして非常に心強かったですね。メーカーと販売店とが強力なタッグを組めたので、お客様にも迷いなく、安心してご提案できました」(岩切氏)。

医療法人仁風会「日高病院」様

医療法人仁風会「日高病院」様
所在地 〒892-0847
鹿児島県鹿児島市西千石町8-13
TEL:099-223-3291 FAX:099-223-8243
開設 1954年6月
管理者 理事長 日高 正八郎
診療科目 整形外科、リハビリテーション科、リウマチ科、形成外科など7科
病床数 100床
製品に関するお問い合せ・資料請求

エプソンインフォメーションセンター

TEL050-3155-7020

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