こまきこども未来大学で紙の資源循環の環境講座を提供 住友理工とエプソンの協業
- 共創

エプソン販売は、一人ひとりが地域課題や環境問題について考える学習機会の創出にさまざまな場面で取り組んでいます。地域に根ざして活動する地域企業として、自治体や学校、企業に出張して共に創りあげる教育活動を行い、幅広く次世代の人材育成に寄与したいと考えています。2024年8月には、愛知県小牧市の小学生を対象とした講座「こまきこども未来大学2024」へ参加、住友理工株式会社様(以下敬称略)と協業し、環境講座を開催しました。
「紙から考えよう!SDGs」をテーマに子供たちの笑顔あふれる体験型教育を開催
「こまきこども未来大学」は、夏休みに愛知県小牧市で開催されるもので、さまざまな企業や団体がSDGsやさまざまな社会の課題をテーマに講座を提供しています。講座を通じて「こどもたちが自分のやってみたいこと、夢を見つけるきっかけをつくること」「こどもたちがSDGsを知り、自ら社会に向けて行動できるようになること」を目指しています。
今回、エプソンの乾式オフィス製紙機ペーパーラボの導入企業である住友理工と協業し、小牧市の小学4~6年生15名へ「紙の資源循環を考える環境講座」を開催しました。講座は3部制で行いました。
講座第1部:「紙から考えよう!SDGs」をテーマに学ぶ

第1部では、愛知県や小牧市をはじめとする中部地区の営業を担当しているエプソン販売社員が、「紙から考えよう!SDGs」をテーマに、紙の製造方法やその原料である木材や水の大切さを、紙の資源循環の必要性とともに紹介、子供たちには、再生紙からどのような紙製品を作りたいかを考えてもらいました。子供たちからは「ペーパーラボで再生した紙から洋服を作ってみたい」といったアイデアが飛び出しました。
講座第2部:紙循環の現場を体験!

第2部では住友理工に設置されているペーパーラボで、古紙が再生紙として生まれ変わる様子を見学しました。子供たちはペーパーラボで実際に紙が再生される様子をワクワクした表情で見学し、「少量の水で再生紙が作れるのはすごい技術だと思った。地球のために、紙や水を大切に使おうと思う」といった感想が挙がりました。
講座第3部:再生された紙を使って作ってみよう!
第3部では、ペーパーラボで再生された紙を用いたプラネタリウムのペーパークラフトを体験してもらい、完成した作品を参加者に持ち帰っていただきました。子供たちは夢中で作成し「プラネタリウムを作るのが楽しかった」というコメントも寄せられました。


ペーパーラボを導入している企業間での共創
講座の第3部で子供たちに楽しんでもらったペーパークラフトのプラネタリウムは、実は、同じくペーパーラボを導入している、愛媛県松山市の三浦工業様(以下敬称略)が実際に地域の子どもたち向けに実施されていたものをご提供いただきました。三浦工業ではペーパーラボで再生した紙をさまざまに活用し、社内活性化や地域貢献に繋げられています。このように三浦工業のノウハウや知見を共有いただき、住友理工、三浦工業、エプソンの協業により、講座の内容充実を図ることができました。
<住友理工株式会社>

1社単体で出来る事は小さいですが、当社、エプソンさん、三浦工業さんがお互い得意なものを出し合うことで、1+1が3にも4にもなったと実感しています。今回の取り組みを活かして今後、このような教育を継続的に開催していきたいです。
<三浦工業株式会社>

各社が持っている強みを活かしひとつのものを作り上げる事が出来る。プロジェクトメンバーは、日々の業務では味わえない経験が得られスキルアップにも繋がっています。活動を支える特例子会社のメンバーもさらに巻き込み、今後も活動の幅を広げていきたいです。
<講座実施に向けた推進および講座の第1部講師を務めたエプソン販売株式会社 山田さん>

小牧市にはエプソンのスマートチャージを導入いただき、学校における教師の働き方改革や教育の質の向上を通じて学校現場を笑顔にすることに取り組んでいます。さらに子供たちが環境貢献できる活動を違った視点で伝えたいという想いで、エプソンのペーパーラボを使って紙の資源循環を考える教育を企画しました。
今回、社内・社外へ「共感の輪」を広げることで全員が一丸となってプロジェクトを成功させることができました。また社外の方の環境や社会貢献への思いを知ることで、今まで以上に自身の業務や活動が社会にどんな影響をもたらしているかを実感することができました。今後も共創活動を通じて子どもたち、また地域社会を【笑顔】にしていきたいです。
共創の輪で未来へ向かって
未来を担う子供たちに地球環境や自然資源の大切さを伝えることで、次世代の人材育成に幅広く貢献したいという想いで、今回、当社商品導入企業との共創により環境講座の実現に至りました。体験型の環境教育を通して、前向きなアイデアや感想も生まれ、子供たちの環境意識を育むことができました。
エプソンは今後も、パーパス「『省・小・精』から生み出す価値で、人と地球を豊かに彩る」実現に向け活動していくとともに、将来世代の人材育成に尽力していきます。