導入事例 ふなばし三番瀬環境学習館 様

ふなばし三番瀬環境学習館様
導入製品:BT-350

AR(拡張現実)による新感覚の学習機会!
スマートグラスを使った展示で、子どもたちの関心を大きく引き出し、エデュテインメントを実現。

導入モデル

BT-350

エプソンのスマートグラス

MOVERIO

BT-350

製品の詳細はこちらBT-300

【ディスプレイ方式】シリコンOLED(有機EL)
【解像度】1280× 720ドット(HD)
【質 量】ヘッドセット部119g(ケーブル・シェード除く)、コントローラ部129g

導入会社のご紹介

ふなばし三番瀬環境学習館

ふなばし三番瀬環境学習館は、東京湾の貴重な干潟である三番瀬に面した三番瀬海浜公園に位置し、三番瀬の豊かな自然や環境を学べる施設である。小学生を中心とした子どもたちの興味を引く様々な展示に取り組んでおり、夏休みの特別展示にMOVERIO BT-350を採用。最新技術を活用し、子どもたちの人気を大いに集める展示となった。指定管理者構成団体の「公益財団法人 科学技術広報財団」にお話を伺った。

ニーズ・課題

  • 子どもたちの目が肥えてきており、標本や展示をただ並べるだけでは満足してもらえない。
  • 科学技術広報財団として、科学技術への関心を引き出したい。
    そのための活動を通じた人材育成も課題。

導入効果

  • スマートグラスはまだ身近ではないため特別感を演出でき、集客につながった。
  • 滞留時間が長くなった。“好奇心”や“もっと知りたい”という気持ちを引き出すことができた。

背景

子どもたちの興味や関心に楽しく応える情報発信をしていきたい

副館長 和田 孝志 様

副館長 和田 孝志 様

2017年7月にオープンしたふなばし三番瀬環境学習館。常設展示の他に、夏休み・春休みには特別展示を行い、三番瀬の自然や自然科学全般に関して、さまざまな関心を持ち、楽しめるよう働きかけている。
「インターネット等も充実し、今の子どもたちの学び方には豊富な選択肢があります。その中でこの学習館が学びの第一歩になることを知ってほしいと思います。
とはいえ、こちらから何かを発信したくても、『これをせよ』と強制すると、スルッと逃げられてしまいます。そのバランスが重要だと考えています」(和田氏)
また、標本や展示をいくら並べても、ただ見て歩くだけなら10分程度で済んでしまう。
「展示を楽しく見てもらい、関心を高めたい。そのためには狭い場所を広く使い、滞留時間を長くすることがポイントになります。
昨年の特別展も持ち歩きの端末を使い、クイズを解きながら進むことで、時間をかけて楽しませることに成功しました」(和田氏)

理由

現実とアニメやゲームの世界の境目にあるのがスマートグラス

今年も何かツールを絡めた展示を検討していたところに候補となったのがスマートグラス。
「スマホのアプリを開発し、展示と連動させることも考えられますが、今の子どもたちにとって、スマホはもはや生活必需品。何の特別感も感じられません。それよりも、まだあまり身近ではなくて、何か特別感のあるモノ。現実とアニメやゲームの世界の境目にあるようなものとして、スマートグラスは打ってつけだと考えました」(和田氏)
そこでスマートグラスの展示会に出向き、各社製品を実際に装着。使い勝手などを見た上でMOVERIO BT-350の採用を決定した。
「どの製品も、レンズ越しにバーチャルな映像が見えることは変わらないのですが、違いは装着感です。子どもから大人まで、幅広い年代で利用するので、サイズの柔軟性や耐久性が決め手になりました。また価格も手ごろで特別展の予算に見合うものでした」(和田氏)

活用

子どもにも大人にも人気!週末には1時間待ちになることも

「三番瀬探偵団 -なぞの痕跡をおいかけろ!- 」と命名されたこの夏の特別展。まず常設展を回り、キーワードを見つけ出し、特別展に移動。「しるし探知ゴーグル」と称されたスマートグラスを掛けて、クイズに答えながら最終的な答えにたどり着くというゲーム形式の内容となっている。多くの来場者にとって、スマートグラスは初体験。子どもはもちろん、「スマートグラスがどんなものか試してみたかった」という大人も多く、週末は1時間待ちの列もできるほどになった。
「初めて使うスマートグラスに、子どもたちは最初、おっかなびっくりでしたが、すぐに慣れて、ゲームの世界に没入しています。来場者アンケートでも『ゴーグルがめっちゃ面白かった』という意見が多く集まっています」(山口氏)
クイズの答えは6種類を用意し、日替わりで3パターンずつ提供。日を改めて挑戦し、6種類すべてコンプリートした子どもも出現しており、リトライ者も多かった。

展望

エデュテインメントを実現する新しい展示の在り方として期待

今回の滞留時間は常設展と特別展合計で1~1.5時間。「展示をゆっくり見て、関心を深めてほしい」という当初の目的は果たせられた展覧会となった。
「教育(エデュケーション)とエンターテインメントを組み合わせた『エデュテインメント』は、最近の子ども向けイベントや展示のキーワードとなっています。今回の特別展もまさにそれに当たり、スマートグラスを採用したことで、最先端な感覚も盛り込むことができました。当館のような小規模な施設でもそれが実現できたのは、本当によかったと思います」(和田氏)
特別展のコンテンツは、クイズの問題を入れ替えることで他施設での展開が可能となっている。科学技術広報財団では、ふなばし三番瀬環境学習館のほか、新潟や神戸の科学館の指定管理もしており、今後巡回する予定。また、他の施設へのコンテンツの貸出も、科学技術広報財団で問題の入れ替えを請け負う形で実現できるとしている。子どもたちのワクワク感を引き出す、新しい展示の在り方として、MOVERIO BT-350はこれからも大きな役割を果たしていくことになる。

会社概要

ふなばし三番瀬環境学習館

指定管理者:ふなばし三番瀬海浜公園・ふなばし三番瀬環境学習館管理運営グループ
      (公益財団法人船橋市公園協会・公益財団法人科学技術広報財団)

所在地:船橋市潮見町40
最寄駅:JR 京葉線 二俣新町
御担当者:副館長 和田 孝志 様
     広報 小澤 鷹弥 様・山口 奈生 様
導入機種:MOVERIO BT-350
導入検討箇所:夏の特別展「三番瀬探偵団」

URL:https://www.sambanze.jp/

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