M-Tracerでお悩み解決レッスン!

  • 製品をご利用中の方へ

    サポート情報
  • ご購入はこちら
スイングタイプ別 堀尾研仁の目で見てわかる!スイング解析レッスン

第8回 方向の安定性を高める

方向性の安定のカギはシャフトローテーション

同じようにスイングしているつもりでも、球がばらついて方向性が安定しないのは、シャフトのローテーションが関係しているかもしれない。今回は「シャフトローテーション」、つまりシャフトの回転角を「M-Tracer」でチェック。この数値は、アドレスのスクエアな状態から、スイング中にどれだけフェース(シャフト)が回転したかを表す数値。この数値は、高ければ良いというわけではない。まずは正木さんのシャフト回転角を確認してみよう。

【プロフィール】
正木 佳基さん
年齢:36歳
平均スコア:95~100
ヘッドスピード:40m/s
正木 佳基さん 年齢:36歳 平均スコア:95~100 ヘッドスピード:40m/s

スライスもあればフェードも。曲がり幅が安定しません

正木さん:ドライバーのスライスに悩んでいます。たまに曲がり幅が少ないフェードボールが打てるのですが、ほとんどが曲がりの強いスライスです。逆にアイアンはひっかけが多いです。ドライバーとアイアンのミスがバラバラなので、ドライバーの調子が良いとアイアンが当たらず、その逆もあります。なので、どうやって練習すれば上手くなるのかが分からないんです。ミスの原因が何なのか?どのように練習すれば正しい軌道になるのかを堀尾プロに見てもらいたいです!

(注) 本サービスはYoutube™のサービスを使って提供しています。

大型ヘッドは一度開くとスクエアに戻すのが大変

堀尾プロ:シャフトローテーションは、ボールの打ち出し方向に大きく関係してきます。ゴルフクラブのヘッドは、構造上シャフトの延長線上に重心がありません。そのため、スイング中、フェースは自然に開きやすく、フェースを開きながらテークバックしていくと、ダウンスイングでフェースをスクエアに戻すのは困難になります。最近の大型ヘッドは重心の位置がシャフトから遠いモデルが多いので、一度大きく回転させてしまうとスクエアに戻しにくい傾向が強いです。実際にアベレージゴルファーのシャフトローテーションの数値を見てみると、必要以上に大きく回転させてしまい、スクエアに戻しきれていない方がほとんどなのです。

大型ヘッドは一度開くとスクエアに戻すのが大変

正木さんのシャフトローテーション

正木さんのシャフトローテーション

■トップでのフェースの角度に注目!
トップで90度近くまでシャフトを回転させている。
ダウンスイングでスクエアに戻しきれずに、50度フェースオープンの状態でインパクトしている。

(注)トップ:89.6度


堀尾プロの解説

堀尾プロ:シャフトの回転角は、数値が少なければヘッドコントロールがしやすく、スクエアに戻しやすくなります。では数値が0度に近い方がいいかと言われると、一概にはそうとも言いきれません。というのもフェースを大きく開いても、インパクトでスクエアに戻すことができれば、その分ヘッドの運動量が増えるので、結果的に飛距離につながる要素になります。実際にツアープロの中ではかなり大きい回転角で飛ばし屋の方もいるのです。正木さんの場合は、大きくフェースを開いてから戻しきれず、インパクトでフェースが開いてしまっています。悩みであるスライスを抑えるためにも回転角を抑える必要がありますね。

堀尾プロの解説

トップで50度以内を目標にしよう

トップで50度以内を目標にしよう

堀尾プロ:今までシャフトの回転角を意識して練習していたアマチュアゴルファーの方はなかなかいないと思いますが、こうして数値になって見てみると、回転の開きを抑えた方が、方向性の安定には効果的であることがわかります。目標はトップでの数値が50度以内。これ以上シャフトが回転してしまうと、インパクトでスクエアに戻すのが難しくなります。ちなみに私の回転角は10度前後なのですが、このくらいの回転角であれば、フェースの角度をコントロールしやすく打ち出し方向を重視して打っていくことができます。先ほども言いましたが、回転角は0度が100点満点ではありません。自分が気持ち良く振れる範囲で、インパクト時にフェースをスクエアに戻しきれる数値を、トップ50度以内の中で見つけましょう。

ダウンスイングに入ってもフェースが開き続けている

堀尾プロ:通常、ダウンスイングでは徐々にフェースがスクエアに戻ろうと閉じる動きに転じるのですが、正木さんの場合は、ダウンスイングに入っていてもまだ開いたままの動きがみられます。これではインパクトまでにスクエアに戻すことが難しく、大きなスライスが予想できてしまいます。飛ばすためのスイングのイメージなのか、いわゆる“溜める”動きの意識が強いのかもしれません。ダウンスイングで手首の角度を意識しすぎると、フェースをスクエアに戻すのが遅れがちになります。

ダウンスイングに入ってもフェースが開き続けている

テークバックは身体とフェースが直角を作るイメージで

堀尾プロ:シャフトの回転角が大きいゴルファーは、手や腕主導でクラブを動かしている傾向が多く見られます。もちろんスイング中に手や腕は使うのですが、使いすぎてしまうと、回転角が大きくなりやすくなります。意識するポイントとしては、フェースの面と体の正面の向き。この二つの関係を直角に保つようにテークバックするイメージです。そうすることで、手や腕だけでクラブを動かす範囲が減り、回転角を減らすのに効果的です。

テークバックは身体とフェースが直角を作るイメージで

ボールを使った回転角矯正ドリル

堀尾プロ:フェースをスクエアのままテークバックする感覚を養うには、サッカーやバスケットで使用する大きめのボールを使ったドリルがおすすめです。ボールを両手で挟むように持ち、アドレスの構えを取ります。実際にボールを打つようにハーフスイング程度の動きをするのですが、この時右手と左手の高さが変わらないように意識してください。回転角が大きいゴルファーはテークバックで、右手がよりも左手が上の位置に来ます。大きなボールを使うことでこの回転している動きを意識しやすくなり、矯正に効果的です。是非一度試して見てください。ここを修正するだけで方向性がとても良くなりますよ。

ボールを使った回転角矯正ドリル

一覧へ戻る

MT500GP M-Tracer For Golf待望のパッティング解析対応!