ニュースリリース
2020年7月16日
セイコーエプソン株式会社

エプソンの技術で、国連のスマートサステナブルシティプログラムに協力

エプソンは、Ålesund Futurlab(オーレスンフューチャーラボ)とテクノロジーパートナーとしての協定を結び、これにより、国連に関連する16の専門機関により設立された「U4SSC(United for Smart Sustainable Cities)」に協力します。

U4SSCは、情報通信技術(ICT)を使用する革新的な都市開発を通じて、生活の質、都市の運営とサービスの効率、競争力を向上させ、経済的、社会的、環境的、文化的側面に関して現在および将来の世代のニーズを満たし、SDGsの達成を加速することを目的としており、各国の都市や地域の評価指標を測定できるツールを開発するなどの支援をしています。

Ålesund Futurlabは、U4SSCの活動の一つとして、ノルウェーの群島の港町であるオーレスンに拠点を置き、学界、公共団体、産業界、商業界との学際的な協力関係を構築しています。

エプソンは、すでにÅlesund Futurlabと連携しており、ラボを置くノルウェー海事センターにおいて、エプソンのレーザープロジェクターを用いたソリューション開発に重要な役割を果たしています。例えば、仮想会議スペースの設置やリアルタイムで運航状況を監視する自動航行船舶のための制御室の開発など、世界の海事産業の未来を形作っています。

■Epson Europe B.V.でサステナビリティおよびCSRの責任者を務めるHenning Ohlssonは、次のように述べています。

「社会に変革をもたらすこのプロジェクトに参加させていただくことになり、とても光栄です。U4SSCのプログラムは、世界中の都市や社会がSDGsの達成に向けて行動し結果を得る手助けになると思います。2020年は、このプログラムで積極的に地域開発の強固なフレームワークを構築し、利用可能な最高のテクノロジーを使用して、世界中の都市によりスマートなソリューションを提供する予定です。エプソンは、今回のパートナーシップを通じて、世界中の都市がそれぞれの知識と強みを持ち寄って意見を交わし、持続可能なソリューションを見いだすためのグローバルネットワークに加入します。エプソンはSDGsの達成に力を注いでおり、この活動はSDGsの17の目標とも深く関係しています。積極的な社会変化をもたらすためにも、効果的なパートナーシップを構築していきます。」

■Ålesund Futurlabの取締役社長であるMarielle Furnes Mannseth氏は、次のように述べています。

「エプソンのこのプログラムへの参加はとても重要です。今回、世界有数の技術力を持つエプソンがテクノロジーパートナーとして参加することになり、Ålesund Futurlabは大変嬉しく思っています。今後、エプソンと協力して国連のスマートシティに向けた新しいテクノロジーソリューションを開発できることを期待しています。」

エプソンは、インターネットやクラウドなどのサイバー空間の情報を、プリンターやスキャナー、プロジェクターなどの製品やサービスとシームレスにつなげ、社会課題の解決を支援するさまざまなソリューションを提供することを目指しています。特に、新型コロナウイルスの影響により生活様式の変化が求められる中で、より快適な暮らしや学習、働き方の新しい価値づくりに寄与できると考えています。

以上

記載されている情報は発表日現在のものです。予告なしに変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。