

コンビニエンスストアチェーン 株式会社セイコーマート様
導入製品:TM-T88III
業種:小売
サーマルレシートプリンターを組み込んだ
POSシステムを自社開発
コンビニエンスストアチェーン 株式会社セイコーマート様
導入製品:TM-T88III
業種:小売
サーマルレシートプリンターを組み込んだ
POSシステムを自社開発
TM-T88III (注)販売終了製品
顧客サービスに力を入れたコンビニエンスストアを展開
コンビニエンスストアチェーン
「株式会社セイコーマート」様
株式会社セイコーマート様は、日本で初めて本格的なコンビニエンスストアチェーンを立ち上げ、北海道を中心に約1,000店のチェーンを展開しています。そのモットーは健康で安全な商品を、手ごろな価格で新鮮なうちに提供すること。新鮮な牛乳や玉子、契約農家から直接仕入れた四季の野菜や果物といった生鮮食料品の販売、店内調理でできたての惣菜や弁当を提供する「ホットシェフ」コーナーの拡充には、とくに力を入れています。 また、会員カードとして「セイコーマートクラブカード」を発行し、レジでの提示による会員値引き、新商品の割引クーポン券発行、ポイント累積に応じた景品交換という3つのサービスを提供。すでに250万人の会員を集めるなど、こうした顧客サービスが評判を呼んでいます。
●セイコーマートのオリジナルブランド「自然逸品」
セイコーマート様では食品や飲料水をはじめ様々なオリジナル商品を開発・販売しています。オリジナルブランド「自然逸品」は、合成着色料・合成保存料を一切使わない商品。「おいしさは安心から」を基本理念に、原材料はもちろん、調味料に含まれる添加物にまでこだわり、製造・加工・配送から店舗での陳列に至る一貫した管理体制の構築によって実現しました。惣菜、弁当、漬物など、その数は現在約300品目に及びます。
情報収集に欠かせないPOSシステムを自社開発
仕入れから配送、店舗への納品に至るまで、サプライチェーンを繋ぐコンピューターシステムは、コンビニエンスストアにとっての命綱です。消費者ニーズの変化をいち早くキャッチし、「売れる売り場」を作るためには、日々の情報収集が欠かせません。セイコーマート様では、日々の売上情報の収集に重要な役割を果たす高性能のPOSシステムを自社開発しています。そして、POSシステム用のレシートプリンターとして採用したのが、高速で静音、しかもコンパクトなエプソンのサーマルレシートプリンター「TM-T88III」シリーズでした。
店舗風景
セイコーマート様がPOSシステムの自社開発に踏み切ったのは、店舗のランニングコストを引き下げることにより、より良い商品をお求め安い価格でご提供し、お客様に還元したいという強い思いがあったからでした。
POSシステムのカスタマイズを外部の会社に依頼した場合、ハードウェアおよびソフトウェアのリース料、保守費用などが毎月発生します。ハードウェア・ソフトウェアとも社内で開発し、メンテナンスも自社で行えば、こうした費用を可能な限り抑えることができます。
レシートプリンターとしてエプソンのTM-T88IIIシリーズを採用するきっかけとなったのは、セイコーマート様が開発のベースとして選択した米国メーカーのPOSシステムに、同じTMシリーズのプリンターが接続されていたことでした。そもそも米国はコンビニエンスストアという業態が生まれた国であり、食品小売業の先進国でもあります。海外の小売業をウォッチし、世界基準で行動することを経営理念に掲げるセイコーマート様は、米国製のPOSシステムを採用することで、米国の情報技術や分析手法、その背後にある思想をも積極的に取り入れたいと考えたのです。
POSシステムを自社開発する以上、周辺機器の選定にあたっては、個々のパーツや部品の耐久性、メンテナンスのしやすさといった点まで見極める必要があります。その点、エプソンのTM-T88IIIシリーズは、世界的にシェアが高く、実績も豊富なため、自社開発のシステムにそのまま組み込むことになったそうです。
セイコーシステム
エンジニアリング
株式会社
システム支援部部長
本間 明文氏
セイコーシステムエンジニアリング株式会社 システム支援部部長 本間明文氏は、レシートプリンターTM-T88IIIシリーズのメンテナンス性の良さを高く評価しています。「POSシステムやレシートプリンターなど、店舗に置かれたハードウェアの保守については、メーカーに頼らず自社で行っています。障害が起きたときには、ハードウェアごと回収して、その原因を徹底的に追究します。そうしないと、いざというときの対応に遅れが生じてしまうからです。
自分たちで修理まで行うわけですから、内部の機構や部品などについてもすべて把握していますが、TM-T88IIIシリーズは保守がしやすいですね。」
また、品質面でも高く評価しており、現在、セイコーマート全店で、約2,000台のPOSシステムが稼働していますが、レシートプリンターのハードウェアトラブルはほとんどないと本間氏は言います。
TM-T88IIIシリーズの性能には十分満足しているという本間氏は、将来はレシートを利用したサービスにも取り組みたいと言います。「コンビニエンスストア業界では、すでにレシートに広告を入れたり、クーポン券を印刷するサービスを始めているところもあります。われわれもレシートの多色刷りを視野に入れながら、新しいサービスを検討していきたいですね。」
セイコーマート様の現在のPOSシステムは第六世代に当たります。初めて自社開発に取り組んだ第五世代のPOSシステムでは、米国メーカーのPOSシステムをベースにしたため、日本語化に大きな労力を要しましたが、レシート出力については、エプソンからドライバーやサンプルプログラム、技術情報が数多く提供されていたため、開発は非常にスムーズだったそうです。
セイコーマート様では、現在、店頭マルチメディア端末「セイコーマートクラブステーション」の次世代機種への入れ替えを進めています。「マルチメディア端末には、セイコーマートクラブカードを読み込んで商品の割引クーポン券を印刷する機能があります。新機種では、クーポン発行プリンターにPOSシステムと同じTM-T88IIIシリーズを採用しました。コンビニエンスストアでは、店舗スタッフの変動を考慮する必要があるため、店頭オペレーションの簡略化は大きな課題です。マルチメディア端末を変更しても、POSシステムと同じプリンターを利用できるなら、新たにロール紙の交換手順を覚えていただく必要がありません」(本間氏)。TM-T88IIIシリーズは、まさに、コンビニエンスストアの課題を解決し、業務を支えるレシートプリンターなのです。
セイコーマート様は、2006年度より自社開発機器の外販を開始し、第一弾として新型キオスク端末のハードウェア及びアプリケーションをお客様の仕様に合わせて特別注文を請けていきます。
コンビニエンスストアチェーン「株式会社セイコーマート」様
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