導入事例 株式会社コスモ様

創業35年、全国シェア約6割を誇るのれん専門メーカー

コスモ様は、「織物の町 桐生」に拠点を置く、のれん専門メーカーです。のれん、カーテン、タペストリーなどインテリアテキスタイル製品、クッション、カバーなどの企画・デザイン・製造迄を一貫して行い、高品質な商品を市場に送り出しています。手書き職人や捺染職人の手による伝統的な和柄や、現代に合わせた洋柄、防炎加工製品、高精細な転写型デジタルプリント。また、アニメ制作会社、映画制作・テーマパーク運営会社、ギフト商品の企画・販売会社など各社とライセンス契約を結んだキャラクター商品など、幅広い商品を扱っており、ホームのれん市場では全国で約6割のシェアを誇っています。また、メーカーから依頼を受けた原反のオリジナルプリントや、独自開発のマイナスイオンを発生するシート、サポーター製品など、健康促進商品の企画製造販売なども手掛け、業界からも注目を集めています。

全体のカラー絵柄見本が入った商品表示ラベルを作成

コスモ様では、400種類以上の販売用商品表示ラベル作成に5～6年前から「TM-C3400」を使用。今回、さらなるスピードアップとプリントコストの低減を目的に2015年末に「TM-C7500」を導入、業務の効率化を進めました。.com事業部長の信濃氏にお話しを伺いました。

「のれんやタペストリーなど大きな商品は、店頭ではほとんど畳んで販売されるため商品の一部しか見えません。そのため、布地を拡げた際のデザインがお客様にも判り易いよう全体のカラー絵柄見本を入れて商品ラベルを作成しています。商品は黒を背景にデジカメで撮影し、色調整は画像処理ソフト、ラベルデザインは以前から使用していたラベル作成ソフトをそのまま使用しています。ラベルは出荷時に営業担当者が自分で出力し、工場や倉庫で包装袋にシールとして貼り付けたり、カットして同梱したりしています。」

.com事業部長
信濃 篤史氏

ピーク時には1日数千枚を出力するためプリンターの順番待ちが発生していた

インクや用紙などプリントコストの低減も重要課題

「以前は商品ラベルは外注で印刷、絵柄見本は写真やデジカメ撮影したカラープリントを包装袋に直接入れていて、見栄えも悪くコストもかかっていました。展示会で当時発売された「TM-C3400」を見かけて問い合わせ、商品ラベルの自社制作を目指してカラーラベルプリンターの導入を決めました。昨年まではそれを使用してラベル制作を行っていましたが、当社ではピーク時には1日に数千枚、ロール紙で10～15巻も出力していたため、商品出荷が重なるとプリンターの順番待ちが発生していました。また、これだけの枚数だとインクや用紙などプリントコストの低減も重要課題で、さらにヘビーユースによる製品劣化などもあって、新しい製品を探していました。そんな時に「TM-C7500」が発売。販売代理店の紹介でエプソンから実機を借りれることになり2015年10月頃から試験運用を開始。実際に使ってみて、スピードやコストに納得して導入を決めました。」

決め手は驚くほどの出力スピードとプリントの低コスト化

「導入の決め手は、新開発ラインヘッド方式による驚くほどの出力スピード。連続出力だと、かつての1/100に感じるぐらい速くなりました。しかし、印刷は速くなりましたが一枚ごとのとカットを行うと時間がかかるという課題が試験運用時にわかり、エプソンさんと相談して、一枚ごとのカットをやめて、ミシン目を入れたカスタマイズ用紙を作り、後でカットを行うようにしました。このことで通常のラベル用紙を使うより用紙コストも削減。大容量インクタンクによる効果もあって、プリントコストの大幅ダウンが図れました。」

画質が良くなり、文字が鮮明になったと言われる

「自動ノズルチェック機構が目詰まりを防止してくれるので、毎日1回定期クリーニングをかけるだけでメンテナンスの手間もほとんどかかりません。導入以降、今のところトラブルや故障も1度もありません。現場の担当者も「スピードが格段に違う。色ブレなどもなく画質も綺麗。」お客様からも「前より画質が良くなり、文字が鮮明になった。」と評判も良く、色再現、スピード、機能面など全ての面で非常に満足しています。エプソンさんには、導入の際にかなり無理な相談やお願いをしたと思いますが快く丁寧に対応をしていただき、とても信頼しています。今後も何かと相談にのっていただきたいので、これからも宜しくお願いします。」