超短焦点投写技術

設置自由度が高く、
コンパクトでスタイリッシュな
エプソンの超短焦点プロジェクター

通常焦点のプロジェクターは、投写面の前に人が立つと投写画面に影が映ることや、説明者が投写光を眩しく感じるといった問題がありました。さらに本体を視聴者の前に設置するため、視聴者の邪魔になる場面もありました。そのような問題を解決するために開発されたのが、エプソンの超短焦点プロジェクターです。

超短焦点プロジェクターとは

短い距離で大画面を投写する、超短焦点プロジェクター

超短焦点プロジェクターとは、通常焦点のプロジェクターに比べ、壁やスクリーンからプロジェクターまでの距離が短くても、大きな映像を投写することができるプロジェクターです。例えば投写面からプロジェクターまでの距離が50cm以下でも80インチの投写ができるような機種です。

超短焦点プロジェクターの主なメリットは次の3つです。

  • 投写面の近くに設置できる
  • 人の影が入りにくい
  • 視聴者の邪魔にならない

通常焦点のプロジェクターを使ったプレゼンテーションでは、説明者(プレゼンターや教師)がプロジェクターの投写面の前に立つ場面が多くあります。そのため投写される映像の影になったり、プロジェクターからの光を眩しく感じるなどの問題がありました。

しかし超短焦点プロジェクターでは、説明者が立つ位置よりもさらに投写面の近くにプロジェクターを設置できます。そのため、投写される映像に影ができにくく眩しくないことから、投写内容が見やすいなどのメリットがあります。

通常焦点プロジェクター

通常焦点プロジェクター

超短焦点プロジェクター

超短焦点プロジェクター

この特長を生かし、近年ではインタラクティブ機能を搭載したプロジェクターに注目が集まっています。インタラクティブ機能には、電子ペンを使って投写画面に書き込みや上書きができるほか、投写画面上からパソコン側の操作も可能です。また、ネットワークを経由して投写映像を他のプロジェクターと共有することもできます。このような機能が備わっていることから、特に教育現場やビジネスで需要が拡大しています。

学校での使用例

学校での使用例

オフィスでの使用例

オフィスでの使用例

超短焦点プロジェクターの活用方法は他にもあります。ショーウインドーの内側のような奥行きがなく投写距離が確保できない環境下でも大画面を投写でき、ショーウインドーを華やかに彩ります。

導入例:ショーウインドー

導入例:ショーウインドー

ショーウインドー内側イメージ

ショーウインドー内側イメージ

また、この超短焦点プロジェクターに欠かせないのが投写レンズです。当社のプロジェクターに搭載されている超短焦点投写レンズには、屈曲型と凹面ミラー型があります。

屈曲型超短焦点オプションレンズ
の特長を生かし、
広範囲オフセット機能を
搭載したプロジェクター

ELPLX01

高光束プロジェクター対応
屈曲型超短焦点オプションレンズ

エプソンのプロジェクターの高光束モデルに搭載される超短焦点投写レンズは、屈曲型を採用しています。屈曲型は、投写レンズ内部に2枚の平面ミラーを配置することで、プロジェクターからの投写光を180度屈曲させ、プロジェクターの後方に向けて映像を投写することができるレンズです。そのため屈曲型投写レンズを取り付けた際は、プロジェクターの前面は投写面の反対側に向けて使用します。

また、投写レンズの出射側に大口径非球面レンズを採用することで映像の歪みや収差を抑えた超短焦点投写レンズを実現しています。

高光束モデルにはレンズシフト機能が搭載されています。本機能により、プロジェクター内の投写レンズの位置を、映像パネルに対して水平・垂直方向に相対的に変化させ、その変化量に投写倍率を乗じた量だけ製品本体を傾けずに、画面投写位置を調整することが可能になります。しかし、他方式の超短焦点レンズを搭載したプロジェクターでレンズシフトを行うと、投写光が製品そのものに干渉してしまい、特に下図のような製品方向への画面位置調整が難しいという問題がありました。

そこでエプソンでは高光束モデルに屈曲型の超短焦点レンズを採用。上述の屈曲型の特徴を生かすことで、投写光が製品に干渉しにくくなり、投写レンズの光軸から製品方向へのオフセットも可能になりました。

LX02 広範囲オフセット投写

屈曲型超短焦点レンズ

他方式(凹面型交換レンズ)

他方式(凹面型交換レンズ)

また、屈曲型超短焦点レンズを採用したプロジェクターは、天井から吊り下げる利用シーンにおいて、天井が低い場所でも壁全面に投写しやすいのがメリットです。さらにプロジェクターそのものの奥行をコンパクトにできることや、屈曲型超短焦点レンズの潜望鏡形状を生かし、プロジェクターを天井に埋め込み、投写レンズの頭だけ飛び出させるといった空間親和性にこだわった設置も可能になるなど、設置・投写自由度が大幅に向上しました。

屈曲型超短焦点レンズを内蔵
コンパクトでスタイリッシュな
ホームプロジェクター

屈曲型超短焦点レンズ

EH-LS500W/Bへ搭載の屈曲型超短焦点レンズ(f= 3.9mm FNO1.5)

プロジェクターそのものの奥行をコンパクトにできる屈曲型超短焦点レンズは、高光束モデルだけでなく、ホームプロジェクターにも活用されています。
投写距離が短いので、従来のホームプロジェクターとは違い、テレビ代わりに壁際に置くだけで大画面が出現します。また、出射レンズの最も外側のレンズには大口径の非球面レンズを配置しているため、映像の歪みを抑制します。さらに、インナーフォーカス方式を採用し、幅広い投写サイズで良好なフォーカス性能を実現しました。

EH-LS500W

EH-LS500W

EH-LS500B

EH-LS500B

コンパクトなボディで
明るい映像を可能にする、
凹面ミラー型投写レンズ搭載の
超短焦点プロジェクター

LS300W/B搭載の投写レンズ

LS300W/B搭載の投写レンズ f=3.7mm FNO1.6

エプソンで採用しているもう一つの超短焦点レンズとして、凹面ミラー型があります。本投写レンズは、複数枚のレンズと凹面非球面ミラーで構成されています。凹面非球面ミラーにより、映像の歪みや色収差を抑制できるため、レンズの超短焦点化の実現に大きく寄与しています。さらに、光学部品の小型化や部品点数の削減により、厚み方向の突起が少ない薄型化や軽量化を実現しやすいのが特長です。

球面レンズと非球面レンズ

この凹面ミラー型超短焦点レンズ搭載のプロジェクターは、教育用やビジネス用にインタラクティブ式ホワイトボード一体型のプロジェクターに採用されています。コンパクトで薄型、軽量のプロジェクターのため、プロジェクターの存在もスタイリッシュなインタラクティブ式ホワイトボード一体型のプロジェクターが実現できます。

非球面未使用時

非球面未使用時

非球面使用時

非球面使用時