技術・イノベーション

イノベーションを支える技術

世界初のクオーツウオッチ いつも正確な時とともに

セイコークオーツアストロン35SQ

超高精度な技術で世界を驚嘆させた
「セイコークオーツアストロン35SQ」

世界初のクオーツウオッチ「セイコークオーツアストロン35SQ」が発売されたのは1969年のことでした。

クオーツ時計が誕生して以来、突出した精度を誇る時計として知られていましたが、卓上サイズであったため小型化が待ち望まれていました。
エプソンは、このクオーツ時計を一気にリストサイズまで小型化し、当時機械式ウオッチの日差20秒という時代に、日差±0.2秒(月差±5秒)という超高精度で世界を驚嘆させ、ウオッチの歴史を塗り替えました。

この「セイコークオーツアストロン35SQ」の発売以降、クオーツウオッチは全世界で爆発的に普及し、世界中の人々が腕につけることで、いつでも、どんな場所でも常に正確な時を知ることができるようになりました。エプソンが世界に大きく貢献した事例の一つです。

なお、このクオーツウオッチ開発の過程で、エプソンは小型の水晶振動子とICユニットを独自に開発し、それが現在の水晶デバイスや半導体などのマイクロデバイス事業のベースとなりました。

また、このウオッチの開発により、エプソンは2002年に米国電気電子技術者協会(IEEE)から「革新企業賞」を受賞しました。また、2004年には同じくIEEEから「セイコークオーツアストロン35SQ」がマイルストーン賞を受賞、さらに2014年には日本機械学会が「機械遺産」として認定するなど、数多くの栄誉ある賞を受賞しています。

「セイコークオーツアストロン35SQ」開発を支えた世界初の音叉型水晶振動子

「セイコークオーツアストロン35SQ」に搭載された水晶振動子

「セイコークオーツアストロン35SQ」に搭載された水晶振動子は、小型かつ優れた耐衝撃性を持つ、世界初の音叉型水晶振動子でした。

電圧を加えると安定した電気振動が得られるという水晶の特性を活用し、一定の周波数を安定的に生み出しているのが水晶デバイスです。 日常的に使用されるPC、スマートフォン、デジタルカメラなどのIT機器、自動車などの工業製品、携帯電話、テレビの基幹通信設備などに搭載することで、時刻をカウントするベースとなったり、ネットワーク信号の基準として利用したり、速度などの変化や動きを捉えるセンサーとして活用したりと、水晶デバイスの活躍の範囲は広範囲にわたります。

このように「セイコークオーツアストロン35SQ」実現のために開発されたエプソンの水晶デバイスは、小型化と高性能化の飽くなき追求により、家庭のIT機器からグローバルに広がるネットワーク社会に至るまで、陰で世の中を支えています。

世界初の
クオーツウオッチ

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