ノズル自己診断システム

高品質な印刷を維持する
エプソンのノズル自己診断システム

プリントヘッドの定期的なメンテナンスは、信頼性の高い印刷品質を提供するために不可欠なものです。エプソンのマイクロピエゾプリントヘッドは、ノズルの状態を自動的に検知する機能を備えています。これにより、高い印刷品質を維持しています。

更なる信頼性向上を目指して

一般的にインクジェットプリンターの多くは、ノズルが正常にインクを吐出できる状態を保つためにさまざまな工夫をしています。例えば、プリントヘッドにキャップをすることによって湿度が保たれ、ノズルのインクは粘度を保ち、乾燥することなく、必要なときにすぐに吐出することができます。また、インクの中に溶け込む空気を少なくして、インク室での気泡の発生を抑えるシステムもあります。
さらにPrecisionCoreプリントヘッドテクノロジーでは、ピエゾ自身の力を使って信頼性を向上する、ピエゾヘッドだからこそできる新たな技術展開を試みています。

ノズル自己診断システムの原理

ピエゾ素子の残留振動波形イメージ

ピエゾ素子の残留振動波形イメージ

ピエゾ素子は、電圧を加えると変形して、アクチュエーター(インクを押し出すポンプ)の役割を果たしますが、逆に、変形すると電圧を発生するという特性も持っています。また、PrecisionCoreプリントヘッドテクノロジーのピエゾ素子は、電圧を加えると非常に大きく変形する強力な圧電素子です。逆に言えば、変形に対して極めて敏感に電圧を発生するセンサーにもなるのです。このセンサーとしての特性を使って、吐出が正常か、気泡が発生して吐出が妨げられていないか、インクの粘度が上がって問題が発生する可能性がないかを1000分の1秒単位で検出します。つまり、PrecisionCoreプリントヘッドのノズルは一瞬で状態を自己診断することができるのです。