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EPSON SureLab SL-D3000導入店訪問② SureLab SL-D3000 “あの店に行けばなんとかしてもらえる”と願う多くの写真ファンに、さらに高いレベルの満足度を提供 東京都三鷹市・プライマルカラー写真ひろば
 

今回訪問した「プライマルカラー 写真ひろば=小尾弘明社長」は、JR中央線三鷹駅南口のロータリーを超えてすぐという駅前の好立地で、いまから15年ほど前にオープン。オープン当初はドイツ製のミニラボを導入していたが、そのメーカーが写真業界から撤退後、昨年の9月までは、フランス製の銀塩ミニラボを長年愛用してきた。

小尾弘明 社長
小尾弘明 社長  

LCD露光タイプのデジタルミニラボであったが、これは「スタジオジブリの資料用写真や、ゼネコンからの建築写真、大学から依頼される図鑑用の仏像写真など、オープン当初から業務用の特殊なプリント注文が多く、出力には、レーザー露光とレーザー専用ペーパーのようなカッチリとした仕上がりではなく、なるべくフィルム時代に近い、ナチュラルな仕上がりを重視していたため」であった。

JR三鷹駅南口より徒歩約3分という好立地
JR三鷹駅南口より徒歩約3分という好立地
しかし「メーカーから、メンテナンス契約が終了するとの連絡があり、機器の切り替えを決意。また近年は、写真廃液の回収を依頼するにも自治体への届け出が必要になるなど、写真薬品や銀を取り扱うことは、環境保全の観点から見ても、世の中的にあまり良いイメージではなくなってきたと感じていた」という。ただ「それまでのインクジェットミニラボのイメージとして、プリントからかすかに漂う酢酸系の臭いが気になっていた」そうだが「このSureLabでのプリントでは、この臭いの問題も解決された。サンプルプリントも、エプソン側が用意したデータではなく、自分で用意したデータからプリントしてもらったが、品質はまったく問題がない。とくに白ヌケ部分のクリア感などは、処理量が減って薬品管理がさらに難しくなっていた銀塩仕上げを凌駕する安定感がある。色彩などはソフトウェアの操作で調整できるので、“ドライ“に対する抵抗感なく、SureLabの導入を決定した」という。現状、デジタルデータからのプリント注文はSureLabで、フィルムからの場合は、取引ラボに外注している。「昨年9月の導入以降、SureLabで仕上げたプリントに関して、お客からのクレームは一件もない。もともと当店に来ていただいているお客は“他店では、満足いく仕上がりが得られなくても、写真ひろばに行けばなんとかしてもらえる”と思われている方が多いので、そういう固定客からは“よりキレイに仕上げることができる機械が導入された”と受け入れられているようだ」という。
 クイック処理が可能だからこそ“少しだけ待たせてから渡す”

SureLabを導入したことによって、これまでの銀塩仕上げの時よりも、よりクイック処理が可能になった同店であるが、小尾社長は営業戦略の一環として「“待たせないように渡す”のではなく、敢えて“少し待たせておいてから渡す”ようにしている」という。これはどういうことか?

受付カウンターの裏に設置されたSureLab SL-D3000
受付カウンターの裏に設置された
SureLab SL-D3000

「10〜20枚ぐらいの注文であれば、オーダーを受けてすべてのコマに画像補正をかけても、5〜10分で渡せてしまう。でも、これでは課金式のセルフプリンターの前で待っているのと変わらない。だから当店では、プリント作業の間、店頭で待っていただいているお客とコミュニケーションを図るように意識している。それは世間話でもいいし、画像補正を加える上で“こういう感じで補正を加えますけど、どういうテイストがいいですか?”と聞いたり、証明写真の焼き増しであれば“提出する企業側に、どんなイメージを与えた顔写真にしたいですか?“と聞いたり、そういうお客の希望を聞いた上で、満足していただける品質のプリントを渡すようにしている」というのだ。

もちろん、待たせ過ぎはタブーで、その当たりのバランスは難しいところだが「例えば、証明写真の仕上がりを“清楚な感じに仕上げました”というと、お客は仕上がったものに対して、そういうイメージを持ってもらえる。いわないで渡すだけでは、お客は何も感じないが、店頭で話している内に、“金融機関であれば、堅い真面目そうな感じがいいんですか?”と聞いて“そうです”といわせた上で、コントラストを変えたり、ちょっとした加工を加えることで、“おっ!真面目な感じに仕上がったぞ”と、お客本人が魔法にかかってくれる」という。つまり、店頭で会話しながら「しっかりあなたのために手を加えていますよ」ということを見せて作業することで、ユーザーに心理的な満足感を提供しているのだ。

このようなテクニックを駆使することで、“写真ひろばで証明写真を撮ると就職率が高くなる”といった噂が口コミで広がり、いまでは市内でも有数の“証明写真に強い店”として認知されるまでになった。「以前の銀塩ミニラボでは、プリント注文後、再度来店してもらうケースも多く“少し待ってもらっている間にコミュニケーションを図る”ことが難しかった」そうで、こうした営業面でも、同店がSureLabを導入したメリットは非常に大きい。

ペーパー交換も簡単に行える
ペーパー交換も簡単に行える

さらに「プリント受付端末の操作は、ほとんどマンツーマンで行っている。もちろん、若い人たちは“見られたくない”“自分でできるよ”という人が多いが、機械操作が苦手な主婦や中高年層には、教えながら注文した方がスピードも早い。また、写真が好きな人たちは、他人に“この写真いいでしょ”といいたくなるものだ。1枚でも多くプリントしてもらうには、そういう時に“いいですね。あっ、それからこれもいいですね”といってあげることが大切になる。そして、その時に画面で見た画像よりもキレイにプリントしてあげれば、お客の満足度はもっと上がるはずだ」という。店内は、お客が自由に出入りできるように開放されている。小尾社長曰く「地域の人たちの寄り合い所みたいなもの」とのことだが、この言葉が、同店の特徴を端的に言い表している。高性能なマシンを導入するだけでなく、やはり大切なのは「接客」と「対話」なのだ。
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