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永井延宏のフェースコントロール スコアアップのヒントはフェースコントロールにあり!

第10回 クラブを正しく使うために意識する身体の部分はココ

正しいフェースコントロールを身に付ける その2

第9回目では、クラブの動きを中心に正しいフェースコントロールを永井プロに教えていただいた。今回は身体の動かし方を基本に意識を置く点はどこか?という観点でフェースコントロールを解説して頂こう。「今までは、フェースを開いてしまう間違ったクラブの使い方や、なぜそうなるの?というメカニズムを解説してきました。今度は、身体を中心に正しいフェースコントロールというものを説明していきます。クラブか、身体か、視点をかえているだけで目標は同じ“正しくフェース面を使う”ということ。第9回のクラブ側の観点からと、今回の身体からの観点、比べてみて自分がイメージしやすい方を試してみてください。」

正しいフェースコントロールを身に付ける その2

アドレスの始動から8時まで身体で意識すべき点は左手

始動から8時までの動きを身体側からとらえると、「アドレス時の左手と身体との距離を変えない」ですから、クラブ側でお伝えした表現とあまり変わりません。クラブ側からとらえると、左腕とクラブでつくる仮想の三角形など全体的な意識となりますが、身体側では8時までの間に左手が身体から離れてしまう人が多く、これによりインサイドでオープンとデスムーブ複合型に繋がります。

アドレスの始動から8時まで身体で意識すべき点は左手

アドレスした時に手元を見ると、左手より右手が外側に位置しています。フェースが開く人は、8時の位置までにこの左右の手の位置関係が替わっていることが多いのです。左手が内側を通る様に位置を確認してみて下さい。右手が左手よりも外側にあるというイメージでもいいでしょう。

アドレスの始動から8時まで身体で意識すべき点は左手

8時以降の“縦のゾーン”が正しいテークバックのカギ

基本的に始動から8時までは、手元の動きは少なく身体の動きがメインなので、決して難しい動きをするところではありません。やはり「手打ち」という言葉がある様に、フェースが開く場合は、手元が余計な動きをしていると考えてもらえば間違いないと思います。6時のボール位置から始動して8時までが横のゾーン。テークバックの序盤です。そこから8時を過ぎて縦のゾーンに入り、12時付近のトップ位置を目指します。この8時を境とした、横から縦の切り替えがイメージしにくいところだと思います。この縦への切り替えは8時から10時の間でテークバックの中盤となります。そして、10時から12時付近へとトップ位置を収めるのがテークバックの終盤。ホップ、ステップ、ジャンプではないですが、3局面に分けると理解しやすくなります。

8時以降の“縦のゾーン”が正しいテークバックのカギ

肩のアングルラインとシャフトの角度を揃える

8時までの序盤で正しい動きができたら、それまでの横の動きを、8時を境目に縦の動きに切り替え、プレーンを捉えたトップ位置に収める準備をするのが中盤の役目。しかし、この横と縦の切り替えがうまくいかずに、フェースコントロールやプレーンをミスしてしまうパターンが多く見られます。まずチェックして頂きたいのが、8時の位置からクラブを立てる時のシャフトの角度です。身体の動きは、飛球線後方から見て前傾の角度に対してほぼ直角に肩の回転が始まる頃だと思いますが、この肩の角度と10時を指したシャフトの傾きを同じ角度にします。

肩のアングルラインとシャフトの角度を揃える

8時以降の縦のゾーンでは、前傾の角度に対してほぼ直角に回転する肩の角度を基準にしながら、シャフトの角度や左腕のラインをイメージしていきます。8時からシャフトを立てて10時の位置で肩の角度とシャフトの角度が同じならスクエアでオンプレーン。肩の角度よりフラットならフェースが開いてインサイド軌道。アップライトならフェースが閉じてアウトサイド軌道と言えます。

肩のアングルラインとシャフトの角度を揃える

肩のラインとシャフトが揃ったら、左腕も肩のラインと揃える

前傾に対してほぼ直角に回転する肩のラインとシャフトの角度が揃っていれば、スクエアでオンプレーンにクラブが動いているといえ、M-Tracerでチェックしても数値が確実に良くなります。テークバックの中盤である8時から10時のゾーンをコントロールすることが、終盤であるトップ位置に大きく関わります。10時以降はシャフトが肩を越えてトップ位置へと向かい、左腕が上昇してきます。ですので、10時以降は左腕を肩のラインに重ねる様にイメージすれば、縦のゾーンである8時から12時までが、1枚のプレーンで収まる様になります。そのままトップまで行くと今度は、左腕のラインと肩のラインが実際に重なり、同じ角度になります。まずは前傾の角度にたいしてほぼ直角に肩の回転が出来ているか?がカギにはなりますが、自分の肩の角度に対してシャフトと左腕を揃えるというのは、それほど難しいイメージではないと思います。

肩のラインとシャフトが揃ったら、左腕も肩のラインと揃える

とはいえ、今までのクセで自分の意識と実際がズレていたりするものです。鏡でのチェックやスマホの動画で撮って見るとかは是非やって頂きたいですが、それとあわせてM-Tracer等のセンサーを搭載した器機を使い、クラブや手元の軌跡にフェース回転角のチェックを行えば、本当に自分がやらなければならないことが見えてくるでしょう。

(注) 本サービスはYoutube™のサービスを使って提供しています。

正しいスイングプレーンに乗せるには左腕下部の腱を意識する

正しいテークバックを3局面に分けて説明していますが、8時から10時の中盤の動きが重要です。縦の動きへの切り替え、つまりプレーンに乗せる動きがこの中盤の仕事ですが、それに大きく関わっているのがコックです。コックというと、左手首を親指方向に深く折り曲げてしまうゴルファーが多いと思います。これによりフェースが開いたトップになり、左肘も曲がって担いだトップやシャフトクロスなどの原因にもなります。

正しいスイングプレーンに乗せるには左腕下部の腱を意識する

正しいコックは、左腕の前腕部尺骨側、小指から肘にかけての腱の部分を伸ばす様にしながら、左腕とシャフトが約90度の角度をつくることです。8時からコックがスタートし、90度の角度が出来たら10時の位置で肩とシャフトの角度が平行。これがプレーンをとらえる動作になります。このかたちが中盤で出来れば、左腕を外側に押すチカラが出るので、テークバックの終盤10時を過ぎて左腕を肩の角度に重ねる動作から「左腕がピーンと伸びたトップ位置」を達成できます。

正しいスイングプレーンに乗せるには左腕下部の腱を意識する

左腕下部の腱を伸ばすことで手の動きを抑制できる

左腕前腕部の肘から小指にかけての腱を伸ばしたままを意識すると、当然左腕が伸びた状態になります。それにより肘の緩みや、右腕の暴れなどを抑制することができ、スイングプレーンに乗せやすくなるのです。さらにこの左腕の腱と連動して意識して頂きたい部分があります。それが首の右側側面の筋と右肩です。テークバックの時に、左腕を伸ばした状態を保つのですが、左腕を伸ばすことだけを意識するとスウェイしてしまう可能性があります。その時に首の右側面の筋を右肩から引き離す、遠ざけるような意識で伸ばすとバランスを保ちながらスイングアークの大きい、正しいテークバックができるのです。

左腕下部の腱を伸ばすことで手の動きを抑制できる

フェースを正しく使うために身体の意識すべき場所は3つ

テークバックで、身体のどの部分を意識すれば良いかをご説明しました。今まで肩の回転やねじれをパワーの源だと思っていた方が多いと思いますが、実はプレーンやフェースコントロールの基準だったのです。ですので、テークバックでのフェースの回転を小手先でコントロールするだけでは、M-Tracerの様に数値での解析はゴマかせません。必要なのは、腕や手の余計な動きを抑制する意識で、そのために左腕下部の腱でのコックにトップに収める時の右首の筋や右肩を使って、クラブを正しいスイングプレーンに乗せてあげるのです。正しくプレーンにクラブが乗って動いて入れば、肩のラインとクラブや左腕が平行に動くというわけです。

フェースを正しく使うために身体の意識すべき場所は3つ

クラブ、身体両面から見たフェースコントロール

前回のクラブ側からの解説、今回の身体の使い方、意識の仕方の解説、どちらでも皆さんが、イメージしやすい方で結構ですので一度自分のスイングと比べてみてください。残念ながらこれを読んでくださっている皆さんのスイングを見ることはできないので、ご自身でやりやすいものをチョイスし、試していただき、ヒントやひらめきが少しでも生まれてくれればと思います。正しいフェースコントロールとは、ゴルファーひとりひとりが持った力を正しくボールに伝えるために必要なもの。覚えればゴルフが今より楽しくなると思いますよ。ここまで始動からトップまでのいわゆる助走期間を重点的にやってきましたが、次回はいよいよ力を伝えるダウンスイングからインパクト以降までを説明していきます。

クラブ、身体両面から見たフェースコントロール

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