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永井延宏のフェースコントロール スコアアップのヒントはフェースコントロールにあり!

第8回 自然と“タメ”が作れる手の動きを覚えよう

ミスにミスを掛け合わせて真っ直ぐ打ち出す現状から抜け出そう

スイングを「殺してしまう」デスムーブとは、アメリカのトップコーチ、ジム・マクリーンの言葉だが、トップまでにデスムーブが起きると、それを取り返すため、通常のスイングには必要のない余計な動きでミスを取り戻さなければならない。つまり余計な動きを余計な動きで打ち消す。これでは本来のパワーがボールに伝わるはずがないだろう。今回は前回同様、特にやっかいなデスムーブ複合型を解説頂きながらその対処法を永井プロに教えて頂く。「今回は実際にボールを打ちながらデスムーブを考えていきましょう。テークバックでのクラブの使い方がポイントになります。」

ミスにミスを掛け合わせて真っ直ぐ打ち出す現状から抜け出そう

デスムーブ複合型は右に飛ぶ要素が揃っている

フェースが開きすぎるデスムーブAとインサイドにクラブが外れるデスムーブBが合わさったデスムーブ複合型は、ボールが右に飛び出す要素が二つも揃っています。この状態でボールを真っ直ぐ打ち出すためにはフェースを大きく返して巻き込むか、身体の動きで引っ張り込まなければボールは真っ直ぐ飛びません。つまり無駄な動きを打ち消すために無駄な動きをするわけですから、根本の無駄な動きをなくさない限り、効率良いスイングには辿り着けません。結果的にボールが真っ直ぐ飛べばいいのですが、ここがゴルフの奥深いところでもあります。

デスムーブ複合型は右に飛ぶ要素が揃っている

ボールが右に出てしまうのはクラブやフェースが寝てしまうから

今回説明しているデスムーブは、アドレスからトップまでのミス。走り幅跳びに例えると助走の段階で起きてしまう動きです。助走でのミスをジャンプで取り戻すのは不可能です。デスムーブは総じてターゲットに対し、右方向に飛ぶスイングエラー。これはゴルフクラブの構造も大きく影響しています。デスムーブAはフェースの過剰な開き、デスムーブBのクラブのインサイド方向への外れ等、これらの動きはフェースもクラブも横方向へ倒れる形で、一般的に“クラブが寝る”という言葉で表現されています。

ボールが右に出てしまうのはクラブやフェースが寝てしまうから

クラブは立てて使うもの

今回の企画の中で何度か説明しましたが、スイングで4時から8時までの“横のゾーン”ではフェースは回転しません。つまり0度のままです。そして8時からトップの12時までの“縦のゾーン”でフェース面が回転する数値は50度がひとつの目安になります。この正しい流れをアドレスからスムーズに行うと、クラブは正しいスイングプレーンを通り、いわゆるシャフトが寝る形にはなりません。言い換えれば正しいスイングプレーン通りに振るためのイメージや体感を伝えるのが「クラブを立てろ」という表現になります。このクラブの立ったスイングを習得することがデスムーブ脱却のカギになります。

クラブは立てて使うもの

M-Tracerのセンサーをあえて目で見える上部に付けてみる

スイングのチェックに欠かせないM-Tracerですが、スイングセンサーをあえて逆さまに付けてみると動きの確認用として良い練習器具になります。側面に「M-Tracer」と文字が記載されているのですが、この文字がとても良い目印になるのです。この文字はアドレスした際に右側に来るのですが、構えている時はほとんど見えません。始動した直後からヘッドが8時位置までの“横のゾーン”の間はずっとこのM-Tracerの文字が見えるようにテークバックしましょう。この文字だけが見えるようにするだけの意識でOKです。まずはこれだけを考えてボールを打ってみてください。

M-Tracerのセンサーをあえて目で見える上部に付けてみる

自分の正しいと思っている動きが実際にやっている動きと一致しないことが多い

実際に打ってみて、違和感はありましたでしょうか?デスムーブに当てはまる方は、普段のテークバックと動きがかなり異なった感覚になったと思います。実際にデータを測ってみると良く分かりますが、デスムーブに当てはまる人が正しい動きをするととても外側に上げているような感覚になったと思います。ゴルフのスイングで怖いのは自分が正しいと思っている動きが実際の動きと一致しないことが多々あることです。ですから定期的にビデオでのセルフチェックやM-Tracer等のスイング解析システムを使ってスイングチェックすることをお勧めします。もちろんティーチングプロに見てもらうのも効果的な方法のひとつですよ。

自分の正しいと思っている動きが実際にやっている動きと一致しないことが多い

文字が8時まで見え続けていればクラブは自然と立ってくる

始動した直後からヘッドが8時の位置までM-Tracerの文字が見えるようにテークバックするとクラブは自然と立った状態になります。フェース面が開かずに動き、グリップエンドが身体から離れることはなく、正しいクラブの動かし方を体感できるのです。これを繰り返すだけでデスムーブの動きをほぼ軽減することができます。このドリルをやりながら実際にボールを打ち、クラブをテークバックで立てることを身につけてください。このテークバックができればトップが正しい位置に収まり、飛ばすための基本であるあの形ができるようになります。

文字が8時まで見え続けていればクラブは自然と立ってくる

テークバックでクラブが立つと“タメ”が自然とできるようになる

そうです。クラブを立てて正しく使うことができれば、ダウンスイングでの正しいコックの形、つまり“タメ”ができるようになるのです。トップまでにデスムーブをはじめ、余計な動きが入ってしまうとボールを真っ直ぐ打ち出すために、ダウンスイングの最中、インパクトまでにフェースをスクェアに戻そうとする動きが入ります。このスクェアに戻そうとする動きが、アーリーリリース、つまり早めの手首の解放や、腰が引けて左肘で引っ張り込むような形になり、飛ばしのエネルギー源である正しいコックとリリースとは真逆の方向へと導かれます。正しいダウンスイング、正しいインパクトは、トップを正しく作ることで自然とできることなのです。

テークバックでクラブが立つと“タメ”が自然とできるようになる

正しいインパクトを迎えるための正しいトップの作り方

ここまでデスムーブの3種の解説をしてきましたが、いかがでしたでしょうか?当てはまった方、そうでなかった方も少しでも皆さんのゴルフの上達に参考になりましたでしょうか。次回からは、ロスの少ない正しいインパクトを迎えるために、正しいトップの作り方を細かく解説していきたいと思います。ボールを正確に効率よく飛ばすには、真っ直ぐ飛ばすという結果だけを求める練習をしてもダメです。トップまでに正しくエネルギーを貯めて、正しく解放する道を作ってあげることが大切なのです。アマチュアの約8割がトップでフェースを開きすぎています。つまりこの8割の方々はもっと飛距離を伸ばせる可能性が多大にあるということ。是非参考にしてくださいね。

正しいインパクトを迎えるための正しいトップの作り方

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