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永井延宏のフェースコントロール スコアアップのヒントはフェースコントロールにあり!

第4回 いきなりフェースをガバッと開くとデスムーブA

開いているつもりはなくても意外とフェースは開くもの

前回、シャフトの過度な回転がデスムーブAだということ、さらにその対処法として4時から8時のスイング幅で、フェースが回転しないよう意識してボールを打つドリルまで紹介した。今回はフルスイングに欠かせない、8時のハーフウェイバックからプレーンに対して振りかぶって12時のトップ位置に収める、縦ゾーンでのデスムーブAの対処法を永井プロに解説していただこう。

永井プロ:ハーフウェイバックからトップまでの動きでデスムーブAを防ぐには左手の使い方がカギになります。左手が緩んでいたり、意識する部位を間違えるとフェースは簡単に回転してしまうのです。

開いているつもりはなくても意外とフェースは開くもの

前回のおさらい:シャフトが回転しフェースが開く動きがデスムーブA

前回もお話ししましたが、“デスムーブ”という呼称は、アメリカのトップコーチ、ジム・マクリーンの言葉で、ゴルフスイングを“殺してしまう”大きなミスとなる動きのことを言います。さらにその中でもデスムーブ“A”とは、一言でいえばシャフトの過剰な右回転。シャフトが右回転すれば、当然フェースは開きます。正しい動きでもシャフトは右回転するのですが、これが強すぎると様々な弊害が生まれます。この動きは、始動から右手を使ってテークバックする方やアドレスのバランスが悪いゴルファーに多く見られるとお伝えしました。

前回のおさらい:シャフトが回転しフェースが開く動きがデスムーブA

4時から8時のスイングではフェース面は0度のまま

では、実際の対処法について。4時から8時のスイングではフェース面は0度のまま、回転しないことが正しい動きであると前回お伝えしました。ポイントは、左腕とクラブが作る面(三角形)を意識すること。テークバックで開いているように見えていても、実際は三角形を保つために身体全体の動きの角度が変わっただけで、それを勘違いしてフェース面だけをずっとボールに向けようとすると、フェースは閉じてしまうので要注意です。

4時から8時のスイングではフェース面は0度のまま

トップの時点で正しい角度は50度

ここからは8時から12時までの動きについて解説します。まず、目標を立てやすいようM-Tracerを使って、トップでの理想のシャフトの回転角、フェースの開く角度をお伝えします。ずばり、シャフトの回転角、フェースの開く角度、いずれも目指すべき数値は50度です。これはすでレッスンの現場で検証済みですが、やはりスライス傾向の方はトップで80度から90度という数値が出てしまいます。また、ハーフウェイまでが0で、そこから50度開いてトップにおさめるのが理想ですが、フック傾向の方はハーフウェイからトップまでの数値の変化が50度より少ないとか、ハーフウェイまでの数値よりトップの数値のほうが少ないという逆転型も見受けられるのが特徴です。このハーフウェイまでがゼロでトップにかけての50度というのが、今回のテーマである「正しいフェースの開き」であり、その仕組みを理解していただくのが、スムーズかつ反復性の高いスイングを身につけるということになり、毎回芯に当たるショットのカギになります。

トップの時点で正しい角度は50度

正しいトップの位置を体感しよう

スイング中、始動から8時までのフェースの回転角度は0度。12時、トップでの回転角が50度。つまり8時から12時までの間に50度フェース面は開くことになります。とはいえ、自分でフェースを開く操作をする必要はありません。この50度の開きとは、フェースの回転量ではなく、プレーンに対する正しいコッキングができているか?という評価になります。そもそもデスムーブAに当てはまる人は、手首の使い方にミスが出ている方が多いので、トップ位置でクラブが飛球線の右側を指す、いわゆるクロス方向に入りたがっている方が多いと思いますので、まずは、正しいトップ位置をチェックしてみてください。正しい位置を体感することで自分の感覚とのズレを知ることができ、フェース面を正しくコントロールしやすくなります。

正しいトップの位置を体感しよう

トップで左手の親指にクラブを乗せるのはNG

トップの位置で左手の親指の腹にクラブを乗せろという教えが存在します。これには諸説ありますが、私は推奨しません。現在のスクエアと言われるグリップの握り方で、トップの時に左手の親指にクラブを乗せるには、手首を甲側に折るような動きが必要になります。これはフェースを開く動きにつながり、インパクトでフェースをスクェアに戻すことが大変困難になるからです。正しいイメージとしてはグローブのロゴやマークが入っている部分を手の甲で正面に突き出すような感覚を持ってください。そうすれば適度な角度を保つことができます。

トップで左手の親指にクラブを乗せるのはNG

縦のゾーンでは左手の肘から小指(薬指)を結んだラインを意識する

ここからは、具体的にどこを意識してテークバックすれば良いかという部分をご説明しましょう。始動から8時までの横のゾーンでは、左手とクラブが作る大きな面を自分の身体に対して同じ角度を保つように意識します。8時から12時までの縦のゾーンでは左手の肘から小指(薬指)を結んだラインを一直線に保つこと意識します。このラインを保ちながら左拳をスイングプレーンの外側に突き出すようなイメージで使うと適度な力感を維持でき、フェースが必要以上に回転することを防ぐことができます。

縦のゾーンでは左手の肘から小指(薬指)を結んだラインを意識する

コックは右手と左手を入れ替えるだけでOK

フェースの過度な回転を防ぐ上で大切なのが手首の縦の動き、いわゆるコックです。正しいコックを覚えると、フェースの回転が抑えられるので、M-Tracerの理想値であるハーフウェイからトップまでの50度に近づくことができます。意識する部分は、両方とも前記していますが、左手の肘から小指までの部分と、左手の甲、つまりグローブのロゴの部分。左手の肘から小指までをピンッと張るようにし、グローブのロゴの部分を正面に向かって突き出すようにしながらテークバック。するとアドレス時に身体より遠い外側にある右手が、9時の時点で左手と入れ替わります。手首を縦に動かすような意識はせず、この9時の時点で右手と左手を入れ替えることだけを意識してください。そうすれば正しいコックが自然と身に付きます。

コックは右手と左手を入れ替えるだけでOK

スプリットドリルで手の入れ替えをマスター

正しいコックを身に付けるのに効果的なのがスプリットドリルです。左手と右手を離してグリップを握り、テークバックします。9時の時点で正しい動きができていれば左手が右手より外側になり、クラブは体の方に倒れます。正しい動きができていない場合は右手が外側になり、クラブは外側に倒れるでしょう。しっかりと左手の拳をスイングプレーンの外側に突き出すように押し込んでください。そうすれば左手もしっかりと伸び、グローブのロゴも正面を向くはずです。何度か繰り返し、両手が入れ替わる感覚を覚えてください。次回は、デスムーブBをご説明します。こちらも当てはまるゴルファーは、かなり苦労をされていると思います。丁寧に説明していきますので、一緒に克服していきましょう。

スプリットドリルで手の入れ替えをマスター

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