活用事例 秋田県湯沢市観光物産協会様

活用事例:秋田県湯沢市観光物産協会様 300年の伝統をSureColorで複製保存「秋田県湯沢市七夕絵どうろう祭」 SureColor SC-S70650

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活用製品

SC-S70650

特色も、メタリックも。
サインの新境地を切りひらくリアル高画質。

SC-S70650

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活用団体様のご紹介

秋田県湯沢市観光物産協会 様

秋田県南部に位置する秋田県湯沢市で毎年8月5~7日に開催される「七夕絵どうろう祭」。絵師や一般の方が描いた絵どうろうは、80cm程度のものから6mを超えるものまで、合わせて約300のとうろうが街を飾る。2015年、その絵どうろうにSureColorで制作された複製画が加わった。300余年の伝統行事と最新のテクノロジーの融合にはどのような経緯や課題があったのか、お話を伺った。

七夕絵どうろう複製までの経緯

華やかな絵どうろう祭復活への思いが、絵の再生・保存にも向かったのです。

和田晋氏

湯沢市役所 産業振興部
まるごと売る課 和田晋氏

祭りの様子

「ある年、湯沢市長が七夕絵どうろう祭を見まして、華やかだった時代に比べて、絵の数が減っていることを憂いていたのです」。現代の絵どうろうは美人画が中心だが、以前は一般の方や商店主の方の参加も多く「子ども達の書いた自由な絵も数多く展示されていた」という。

そうした市長の思いがきっかけで、絵どうろうの数を増やして昔の賑わいを復活させようというプロジェクトがスタート。絵師の高齢化や減少も進むなか、素晴らしい絵を再生・保存できないか?という試行錯誤も始まった。

七夕絵どうろう祭の課題

紙に染料で描かれた絵どうろうは水に弱く、雨が降ると退避する必要があります。

松田一彦氏

湯沢市観光物産協会
専務理事 松田一彦氏

オリジナルの絵どうろうは祭に出すことが第一目的で、展示・保存という点ではいくつかの課題が存在する。「何といっても、紙に染料で描かれた絵どうろうは水に弱く、雨が降り出すと屋内に退避する必要があるのです」。最近では絵の表面にビニールを掛けるなどして展示している。しかし、それも完璧ではなく、雨が降ると絵どうろうの移動に追われる。また、経年により退色して赤系統の色などは、色が抜けてしまうことも少なくない。

このほか、絵どうろうの枠は木製で移動は、複数人で持ち上げる必要があるなど、設置や撤去にかかる労力も大きい。

こうした課題をクリアできる出力、展示形態としてSureColorを用いて、耐水性のある素材にプリントする方法が検討された。

作品プリント時

複製の画質

紙の風合いなども感じられて素晴らしい画質。本物との差がほとんど感じられないほどです。

山脇俊彦氏

湯沢市絵どうろう保存会
事務局長 山脇俊彦氏

画質は「色再現がよく紙の風合いなども感じられ、大変素晴らしいものに仕上がり、照明が入る夜の展示でも本物との差はほとんど感じられないほど」という。しかし、毎年出展されている作家さんのなかには安易に複製することには、抵抗を感じる方も少なくないという。SureColorでの出力は「作家さんの作品のイメージを低下させるようなものではないと、ご納得いただけました」とのこと。

実際、七夕絵どうろう祭の会場で展示を見ている来場者も複製だと気付かない方や、その耐久性や耐水性に驚く姿も見受けられ、来場者数自体も増加。展示者、来場者ともに絵どうろうの一形態として広く受け入れられたようだ。

堅牢性と可搬性

軽量かつキャスター付きで運搬が容易。今後の輸送コスト低減にも期待しています。

展示の様子

現状の絵どうろうの課題に対して、発色と耐候性などの面から出力にはサイン&ディスプレイ用プリンター、SureColor SC-S70650を採用。高画質な10色インク(最大)での印刷が可能なプリンターを使い、高画素なデジタル一眼レフで複写したデータを調整・出力。紙の風合いまで再現することで、極めて本物に忠実な仕上がりを得ることに成功している。雨に対する対策は、出力メディアにも耐水性の高いFFシートを用いることで雨が降っても傷みにくい仕様。可搬性については、枠に従来の木製ではなく分解可能なアルミ枠を採用し、底面にはキャスターを装備した。枠と絵(出力メディア)の接合面に面ファスナーを使用し、絵の取り外しや張替えを簡易化。市外でのPR活動である「出張絵どうろう」など、絵どうろう祭以外での展示や搬送も意識した設計がなされた。

実際、これらは絵どうろう祭のほか、東京・神田・大森など各地での「出張絵どうろう」や展示にも用いられているが、「軽量で、キャスターが付いたことで移動が容易。スタッフの負担軽減に役立っている。何より、雨天時の心配が減りました」(松田氏談)という。輸送についても「大型のものがあるので従来のものは大型トラックが必要でした。今回制作したものは絵を丸めて小さくでき、枠も分解可能で軽量。今後は輸送も容易になると期待している」(山脇氏談)という。今後は、市外から送られた絵のデータを出力し、絵どうろうにして展示するといった使い方も可能で、使い方を検討しているそうだ。

今回用いたSC-S70650は、高密度「MicroPiezoTFヘッド」採用で高速・高精度印刷が可能。顔料を低溶剤で分散させる「エコソルベントインク」を用いることで高い耐候性を持つなど、写真画質での印刷が可能で展示用や保存用の絵どうろう制作に最適な選択となった。

出力は都内に社を構えるインターリンク(株)で実施。SC-S70650を4台導入し様々なニーズに対応している。

出力は都内に社を構えるインターリンク(株)で実施。SC-S70650を4台導入し様々なニーズに対応している。

繊細な顔の表情も余すところなく再現するSC-S70650搭載のエコソルベントインク。

繊細な顔の表情も余すところなく再現するSC-S70650搭載のエコソルベントインク。

屋外展示がメインであるため、複製制作にあたり防水性は常に求められてきた。SC-S70650はその期待に十分応えた。

屋外展示がメインであるため、複製制作にあたり防水性は常に求められてきた。SC-S70650はその期待に十分応えた。

評価のポイント

実物と遜色ない
自然な風合いを表現

雨天時にも耐えうる
堅牢性

紙管に巻いて
輸送できる可搬性

活用動画のご紹介

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2016年2月8日現在
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