導入事例 コシノジュンコ氏の日本凱旋展

コシノジュンコ氏の日本凱旋展~エプソンプリンターで会場内装飾~

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2014年7月、展覧会「“OPA !陽気な黙示録” 凱旋展-日本とブラジルの新しい友情に向けて-」が東京で行われた。場内の装飾には、SureColor を採用。同展をプロデュースした、ファッションデザイナーのコシノジュンコ氏に各種出力物について話を伺った。

コシノ氏の作品と出力物による空間演出。

コシノ氏の作品と出力物による空間演出。

作品のもととなった、映像化した図案を投影(プロジェクターもエプソン販売(株)の提供)。

作品のもととなった、映像化した図案を投影
(プロジェクターもエプソン販売(株)の提供)。

会場全景。手前右がカタツムリアート。

会場全景。手前右がカタツムリアート。

2014年1月、ブラジル・サンパウロの美術館で実施され、現地で大きな反響を呼んだ、ファッションデザイナーのコシノジュンコ氏と現代美術家の矢柳剛氏による展覧会「Opa !陽気な黙示録」。この日本凱旋展が7月、東京・港区の伊藤忠青山アートスクエアで開催された。同展は、アートを通じての新たな日伯交流の構築を目的としている。
会場には、コシノジュンコ・矢柳剛両氏による作品のほか、コシノジュンコ氏のプロデュースのもと、日本とブラジルの子供たちが描いた「かたつむりアート」などを展示。これらの作品を演出するための場内壁面・床面へのビジュアル出力に、エプソン販売(株)のエコソルベントプリンター「SureColor SC-S70650」が採用された。

ファッションを自由自在に表現できるツール

-会場内の展示作品と空間演出について教えて下さい。

今回は、デジタルプリントの可能性を追求したかった。洋服は身に付けるものだが、着る以前に面白みとか、インパクトも大切になる。
展覧会の会場で披露した洋服と、床・壁のビジュアルは、平面的な図案をそのまま印刷するのではなく、映像化することで、そのムービーの一瞬を切り出したもの。単純な1つのパターンから、動くアートへの転換を試みたかった。洋服と床・壁のビジュアルの一体化によって、特殊な空間の一部に立たずんでいるようなイリュージョンを生み出すことに成功した。個人的にも、これまでに体感したことのない、エキサイティングな実験になったと思う。

-これらのデザインは幾何学模様にも見えますが。

図案を映像化させたことで、結果的に広がったり、縮まったり、動いているうちに幾何学模様になってしまった。私は、花などロマンチックなものよりも、シャープな柄を好む。とはいえ、ここまで取り入れたのは初めてかもしれない。どのような視点で、動画の一部を切り出したのかと聞かれても、言葉で表すのは難しい。あえて言うならば、メリハリ。抽象的かもしれないが、映像の中を歩いている、そんなイメージの一瞬をプリントした。

-展覧会を通じて、エプソンという企業にどのような思いを持ちましたか。

プリンターによる、平面的な印刷物という感覚から、ファッションを自由自在に表現できるツールという重みを知った。量産はもちろん、実験的な一点物の印刷にも対応できるから、様々な可能性を追求できる。今回の壁面への装飾は、一昔前だったら布に印刷した後に掲示していたが、直接壁紙にデジタルプリントを施せるようになってバリエーションが格段に広がった。

-エプソンとのタイアップについて、今後の展望をお聞かせください

今回は、エプソンのプリンターで場内装飾を施し、これまでにないインパクトのある演出となった。エプソンには、床や壁へのデジタルプリントだけでなく、洋服の印刷に特化したインクジェットがいくつかある。小ロットに柔軟対応することから、新しい領域にも挑戦できる。
具体例として、来年の日伯修好120周年では、現地のサンバカーニバルのプロデュースを依頼されている。ここでは、“ ねぶた祭り” をモチーフとした、袢纏ユニフォームで日本を表現したいと構想している。この計画もエプソンに手軽なガーメントプリンターがあればこそ、実現できる。
今後は、私の作品そのものの制作にもエプソンのマシンを積極的に取り入れ、アートとデジタルプリントの融合にもチャレンジしていきたい。

コシノジュンコ氏

コシノジュンコ氏

東京を拠点に活動するファッションデザイナー。1978年のパリコレクションを皮切りに北京、NY、ベトナム、ポーランドなど世界各地にてショ -を開催、世界から高い評価を得ている。

展覧会の各種出力物を製作した(株)ミズカミの担当者に話を聞いた。

梶田様お写真

(株)ミズカミ
東京支社 営業部
梶田 健一係長

石松様お写真

(株)ミズカミ
SP 事業部
石松 亮課長

-SureColorの使用感

当社では、SureColorのSC-S70650を北九州の本社に7台、東京支社に2台設置し、主力のプリンターとして稼働しています。SureColorは、数ある溶剤プリンターの中で、最も画質が安定している出力機です。ゴールドやシルバー、グレーといった転びやすい色のトーンジャンプもほとんどありません。他メーカーのプリンターに比べ、マシンの個体差も少なく複数台による平行した出力にも最適です。

-展覧会の出力物について

当社では、SureColorのほかにも様々なプリンターを所有しています。ほとんどのプリンターは、メディアの組み合わせ如何で、仕上がりに大きな違いを生みます。そういった点では、SureColorはメディアを選ばず、あらゆる素材に対応すると言えます。
このため、今回の案件のように、床と壁の色合わせといった、他メディア間での調整が必要な場合でも、作業をスムーズに進めることができます。この行程は、言うほど簡単なものではなく、メディアが違えば地の白色も異なり、同じように出力しても、同様の仕上がりにはなりません。さらに、ラミネートによって色味が変化することも考慮する必要があります。
今回のデザインは沈みがちな色味にも関わらず、色校正ではクライアントに初校で了承を得ることができました。これも、エプソンプリンターだからこそ成せる技です。柄も、幾何学模様に近く、出力時のズレも懸念されましたが、マシンの送り精度が安定していることから、何ら問題にはなりませんでした。

-今回の案件を振り返って

当社としても、今回はクライアントと仕様などについて直接打ち合わせする機会が多く、大変良い経験となりました。著名なコシノジュンコ氏とともに、お仕事をさせて頂いたことを糧に、更なる出力サービスの向上を目指していきます。

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2014年12月5日現在
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