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現行機:SC-T3255 製品の詳細はこちら
株式会社松樹工業は、千葉市を中心に、市原市や木更津市までを営業範囲に持ち、給排水衛生設備工事など各種配管設備の設計・施工を行っている。長く利用してきたCAD用のA1対応プリンターが利用できなくなることから、リプレイスの検討を始めた。検討の結果、2012年10月、水に強く、印字もきれいな「SC-T3050」を導入。大判図面の出力に活用している。
雨の日でもにじまない高耐水性インクが必要
株式会社松樹工業
業務推進部 営業部長
原田 宏 氏
株式会社松樹工業が従来利用していたCAD用のA1対応プリンターは、導入から10年以上が経過。メーカーから2013年春には保守ができなくなると連絡があり、2012年春頃から本格的にリプレイスの検討に入った。
特に同社が困っていたのは、インクの耐水性である。原田部長は、「給排水管は施工後に必ず図面と現況を付け合わせて検査をしますが、検査日はあらかじめ決まっており、雨になることもあります。その場合、雨に濡れて図面が読めなくなることがあり、やむなく再度事務所で出力し直して現場に届けるということが実際に起きていました」と語っている。また、出力の遅さも問題だった。
一般的な事務机幅120cmに収まる本体幅。連続排紙バスケットもスリムで、すべて前面から操作できるので壁にぴったり付けて設置でき、場所をとらない。
耐水性に加え、細かい文字や線の印刷品質を評価
株式会社松樹工業
設計課係長
石井 伸明 氏
導入にあたっては、懇意のSI業者に希望を伝えて提案を頼んだ。その際に同社が重視したポイントは、インクの耐水性と細い線の印刷品質である。
前述の検査では、設計図面と現況が異なる場合書き込みをして保管する必要があり、元の図面が読めなくなっては意味がない。また、一定区画を宅地造成する場合には、設計事務所から造成地全体の設計図面が送られてきて、それを元に造成地全体および各戸の配管設計を行う。そのような造成地全体の設計図面は非常に細かいものが多く、細かい線や文字が多用されている。そのため、細かい線や文字がきれいにプリントできることは絶対条件だった。
そこで同社は、従来機の最新機種とSI業者が提案してきた「SC-T3050」とを比較。SC-T3050の出力サンプルを取り寄せ、検討を行った結果、2012年9月にSC-T3050を選択した。石井係長は、「実際に出力サンプルを水に濡らしてみたりしました。その結果、濡れてもにじまないことが確認でき、細い線や文字もきれいだったのでSC-T3050に決めました」と語っている。
出力オーダーをしてSC-T3050のところに行けば、既にプリント完了。
細かい図面の線や文字もつぶれたりかすれたりせず美しくプリント。
圧倒的なスピード、高いメンテナンス性能に満足
同社は、千葉市を中心に年間約300件程度の物件を扱っている。CADソフトはAutoCADを利用し、ひとつの案件あたり3~6回程度、設計図面を出力する。同社の設計図面は、基本的にすべてカラーである。原田部長は、「たとえば、上水は青、排水は赤など図面を色分けをしておけばパッと見てすぐわかるので、必ずカラーで出力しています」と語っている。
SC-T3050の利用開始は、2012年10月。導入設定について石井係長は、「1日CADの色調整をしましたが、その翌日からすぐ使い始めました。特に迷うこともなく、スムーズに移行できました」と語っている。
使い始めると出力スピードの高速化は圧倒的だった。「従来は、A1 1枚に10分くらいかかっており、数枚出力しようとすると1時間くらいかかっていました。しかし、今は1階のPCで出力をオーダーし、SC-T3050がある2階にあがってくるともうできている感じで、出力待ちがなくなりました。そのため、今は現場監督にそれぞれ必要なだけ出力してもらっています。待たなくて良くなったと好評です」と石井係長は評価している。
SC-T3050は、スピード重視の「速い」モードや画質重視の「きれい」モードなど用途に合わせて出力モードを用意している。しかし、同社では「速いモードで十分にきれい」(石井係長)と評価し、ほぼすべての図面を「速い」モードで出力している。このような利用方法に加え、独立型大容量インクカートリッジということもあり、インクカートリッジの交換は、半年に1回程度で済みそうだ。
ロール紙についても、従来機は構造上50m巻程度までしか利用できず、かなり頻繁に交換する必要があった。しかも、交換の際は長いスピンドルをとり回す必要があり、かなりの手間がかかっていた。その点SC-T3050は、スピンドルレスで交換が容易な上、80m巻でも余裕があり、交換頻度を抑制することが可能だ。
同社では、今後必要に応じて工事用看板など屋外に掲示する印刷物や、社内に掲示するスローガンなど大判印刷物にもSC-T3050を活用していく予定だ。
MicroPiezoTFヘッドは、高速印刷を実現しながら、かすれのない細線を再現する。
インクカートリッジの交換も、前面から簡単に可能。
全色耐水性に優れた顔料インクなので、雨に濡れる現場でもにじまない。
造成地全体の非常に細かな図面の線や文字も、つぶれたりかすんだりすることなくキレイに出力。
独立型大容量インクカートリッジや長いロール紙が装着可能な構造により、消耗品の交換が少なく、交換も容易なので使いやすい。
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