EPSON


展示会事例
スペシャルコンテンツ Exhibition by MAXART
須田一政(写真家)情緒の対極にある、乾いた黒が欲しかった。
8ミリシネカメラで撮影したフィルムの中から選び出したカットを再度撮影しプリントした作品で、シャッターチャンスを放棄し連続した流れの一部を取り出すことで、主体を客体化する試み。
MAXART K3を活用したデジタルプリントを新たな表現手段として取り入れることにより、写真に込めた意志を増幅し、作品のテーマを明確にすることに成功している。

8ミリシネカメラにより撮影した映像の中から一瞬を抜き出し、35ミリフィルムに複写することによって、粒子の粗い、現実と非現実が等価に溶け合う世界へ。これまでの写真の枠を超えた新たな表現を渇望する須田氏は、インクジェットプリンタを取り入れることによってその想いを達成した。2月に開催された須田氏の写真展「KINETICSCAPE」は、いわばアナログとデジタルの共同作業といえる。

須田氏がエプソン MAXART K3を選択したことには、いくつかの理由がある。ひとつは、モノクロ写真の色彩表現力。3種類のブラックインクによる精度の高い色彩表現が、そこにはある。ふたつめは、MAXART K3のPX-P/K3インクによるモノトーンの階調表現。またなによも、大判プリントによるインパクト。

作品1

須田氏は「テーマは情緒性の対極にある、乾いた目で見た日常。大きく引き伸ばすと、粗い画像が意図した以上に柔らかくなりすぎるのだけれど、MAXART K3はそれがなく、締まりのいい黒でドライな質感で仕上げることができた」と語る。B0判のラージサイズプリントは、ざらざらと粗い画像で表現する作品のテーマ性を増幅することに成功している。

展示作品はモノクロながら微かな青味で空気感を感じさせる作品や、全体を覆う赤味が非現実感を生んでいる作品などがある。出力にあたって、PX-P/K3インクにより正確なカラーバランスを可能にしたMAXART K3 は、写真家の機微まで伝える高品質の再現性で、作品の完成度を高めている。写真家の意志を、デジタルプリントという新たな表現手段によって定着させていく。どう撮るかだけでなく、どう出すかまで考えながらシャッターを押す。MAXART K3は、そんな新たな表現の可能性を押し拡げている。

作品2

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展示会情報

東京/丸の内 ギャラリーパストレイズM/A丸の内 〔終了しました〕
2006年2月8日(水)~25日(土)

須田一政氏

須田一政(写真家)

寺山修司が主催した「劇団天井桟敷」の専属カメラマンとして活躍後、71年よりフリー。独自の技法によって撮影した、日常に潜む異常を切り取るようなスナップ写真を得意とする。自主ギャラリーやワークショップの主宰や、大学・専門学校講師など、次世代の写真家育成についても積極的に活動。




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