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『M-A352』(コネクター面)
『M-A352』(裏面)
セイコーエプソン株式会社(本社:長野県諏訪市、社長:碓井 稔、以下エプソン)は、このたび高性能な3軸加速度センサーの新製品『M-A352』を開発、サンプル出荷を2018年末から開始し、2019年春の量産開始を予定しています。
エプソンは2014年に加速度センサー製品を発売して以来、さまざまなアプリケーションに採用され、多くの実績と高い品質により、市場から高い評価を得ています。近年、社会インフラの老朽化や維持管理・更新の費用増大などが社会問題として広く認識され、それらの問題の解決手段として、センサーを用いて構造物の健全性を診断する「構造ヘルスモニタリング」と呼ばれる技術のニーズが高まっています。
今後の本格的な構造ヘルスモニタリング技術の普及に向けて、必要な1µG/√Hz以下のノイズ性能(サーボ加速度計※クラス)と耐久性・生産性に優れた新製品『M-A352』を開発しました。本製品では、これまで実現が困難であった高精度と耐久性を高い次元で両立させたことで、高精度計測の適用が難しかった多様なアプリケーションへの適用を可能とします。
※サーボ加速度計:地震観測や土木構造物の微動計測に広く使用されている高精度な加速度センサー原理方式
構造ヘルスモニタリング(ビル・道路付帯構造物・橋・トンネル・鉄塔など)、地震観測、環境振動計測、産業機器の状態監視、無人機(地上車・海底探査など)、産業機器・車両の振動・軌道計測、など
製品型番 | M-A352 |
---|---|
検出範囲 | ±15G |
バイアス誤差 | ±2mG |
バイアス温度特性 | ±2mG |
感度 | 0.06µG/LSB |
直線性 | 0.03 % FS |
ノイズ密度 | 0.5µG/√Hz,rms @0.5Hz~ |
出力分解能 | 32bit |
デジタルシリアルインターフェイス | SPI / UART |
工場出荷時での内部補正 (補正温度範囲:-30℃~85℃) |
バイアス、直線性、軸間アライメント |
出力データレート | ~1,000 Sps |
動作温度範囲 | -30℃ ~ +85℃ |
消費電流 | 16mA @ 3.3V |
低ジッター外部トリガー機能 | ~5µsec |
耐衝撃 | 1,200G @0.2ms, half-sin |
サイズ | 48 × 24 × 16mm |
重量 | 21g |
※本概仕様は、予告なく変更される場合があります。
なお当社は、ドイツのブラウンシュバァイクで、2018年9月11~12日(ドイツ現地時間)に開催される、センサーの国際学会「2018 DGON Inertial Sensors and Systems(ISS)」において、本製品に関する技術発表とデモを実施する予定です。
本製品の詳細情報は下記ホームページをご参照ください。なお、ホームページからのお問い合わせも可能です。
URL:www.epson.jp/prod/sensing_system/
セイコーエプソン株式会社 MSM推進プロジェクト / デバイス営業部
URL:https://cform.epson.jp/form5/pub/e063/sensing_system
以上
記載されている情報は発表日現在のものです。予告なしに変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。