2010年6月
産業用インクジェットデジタルラベル印刷機「SurePress L-4033A」

SurePress L-4033A

印刷方式 インクジェット(マイクロピエゾヘッド)ラテラルスキャン方式
解像度 720×720dpi(紙系)、1440×720dpi(フィルム系)
インク フォトブラック、マットブラック、イエロー、マゼンタ、シアン、オレンジ、グリーン、オーバープリントリキッド
印刷スピード 紙系5m/分、3.6m/分、2.8m/分  フィルム系1.4m/分
外形寸法(W×D×H) 本体 3,730×1,450×1,880mm(巻き取り部含まず)、巻き取り機 920×900×1,000mm
重量 本体 約1,670kg(巻き取り部含まず)、巻き取り機 約180kg
消費電力 6kW

製品特長

エプソンがホーム用、オフィス用インクジェットプリンターで培ってきたマイクロピエゾテクノロジーを、産業用ラベル印刷に初めて応用した商品。独自の水性顔料インク「SurePressAQインク」や、マイクロピエゾヘッドを15個配置した「マイクロピエゾ・マルチプリント・ヘッド・アレイ」など、プリンティングにおけるエプソンの技術とノウハウを注ぎ込むことで、シズル感を強調する色彩や滑らかなグラデーション、小さな文字やバーコードのシャープな表現といった、ラベル印刷に求められる高い印刷品質を実現しています。

また、デジタル印刷であるため製版フィルムやプレートが不要となり、アナログの印刷工程に比べ、ワークフローの短縮、生産効率の向上、環境負荷の低減に貢献しています。さらに、操作性・メンテナンス性の高さ、印刷物の耐久性(耐擦性・耐水性・耐光性)の高さも大きな特長です。

誕生の背景

商品に貼付する表示ラベルやPOP用の販促用ラベルは、従来は、アナログ印刷機で大量印刷することが一般的でした。しかし、食品や飲料、化粧品など多くの業界で商品の多品種・小ロット化や商品ライフサイクルの短期化が進むと、従来の方法では、大量印刷したラベルが余剰在庫となったり、新しいラベルへの切り替えに間に合わなかったり、という不都合が生じてきました。

エプソンは長期経営ビジョン「SE15」の実現を目指して、商業・産業分野におけるエプソンのプレゼンスを高めるために、同分野のお客さまの困りごとを調べていくうちに、こうしたラベル印刷業界における課題と、印刷業者からの"必要な時に、必要な量で、安価に、短納期で印刷したい"というニーズを把握しました。そこでエプソンは、新規分野であるラベル印刷において、従来のプロセスに革新をもたらす商品を創り出すために、インクジェットプリンター部門と産業用機器部門から選抜したメンバーによるプロジェクトチームを結成し、一人ひとりの知識や経験と、チームとしての総合力によって、この「SurePress L-4033A」を世に送り出したのです。

成果と反響

「SurePress L-4033A」は、2012年には早くも、日本国内のデジタルラベル印刷機設置台数においてシェア1位になるなど、ラベル印刷を手掛ける多くの企業に導入されました。鮮やかな色再現性や、多品種・小ロット生産における短納期・低コスト、低環境負荷といったメリットを実感していただき、複数台の追加導入につながったケースもありました。導入先のお客さまが実際に使ってみた上でのご要望や、新たなお客さまへの提案活動のなかで得たニーズに対応するために、2012年には、透明フィルムやアルミ蒸着フィルムへのホワイト印刷対応商品「SurePress L-4033AW」を発売しています。さらに遠隔監視システムによって導入先の稼働状況をモニタリングし、マシンの安定稼動や効率的オペレーションをお客さまにアドバイスするなど総合的なサービスも始め、ラベル印刷業界から高い評価をいただいています。

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