1977年6月
会計事務所専用コンピュータ「EPSON EX-1」

CPU インテル8080 8ビットマイクロプロセッサ
メモリ 20KB
キーボード JIS規格文字キー48、テンキー0-9 ファンクションキー装備の専用キーボード
ディスプレイ 16文字×4行(128文字種英・数・カナ) 5×7ドットマトリックス 赤色プラズマディスプレイ
ラインプリンタ 印字速度84ライン/分 印字方式ベルトインパクト 印字桁数80文字/行 用紙幅10インチ
ジャーナルプリンタ モニタリスト用
フロッピーディスク 接続台数 2台
記録媒体 IBM3740コンパチブル8インチ
記憶容量 256KB/台
電源 AC90V〜110V50/60Hz 消費電力300W
外形寸法 (W)950×(D)680×(H)845mm
重量 約100kg

製品特長

1977年、“世界最小のオフィスコンピュータ”として発表された、会計事務所専用コンピュータ「EPSONEX-1」。コンピュータ事業に参入した当社の第1号機であったということに加え、エンドユーザー向け商品として初めて“EPSON”ブランドを使用したという点でも、意義深い商品でした。

従来のオフィスコンピュータの弱点と言われていたアウトプット部分に、シリアルプリンタよりも鮮明な印字品質で高速にプリントアウトできる、当社製のラインプリンタ「M-2610」を標準搭載。そして、このラインプリンタを中心に、キャラクターディスプレイ、ジャーナルプリンタ(EP-102)の2機構を装備し、誰にでも操作が簡単かつ正確に行えるように工夫されていました。

また、使用するソフトウェアは、会計事務所のニーズを集め、その要求に基づいて開発。伝票入力、仕訳日記帳、元帳、合計残高表、月次財務報告書、決算報告書など、会計事務所内の日常業務すべてに対応し、減価償却、固定資産台帳、給与計算・年末調整までも対応できる専用のソフトウェアが搭載されていました。

誕生の背景

「EPSONEX-1」は、汎用コンピュータが主流であった当時の市場において、会計事務所にターゲットを絞った、めずらしいオフィスコンピュータでした。ハード同様、ソフトの重要性を強く感じた開発スタッフは、パッケージプログラムも独自開発。簿記の勉強を一からはじめ、会計事務所へのヒアリングを行ない、求められる機能を追求しながら開発を進めました。そして、ミニプリンタで培った技術とエレクトロニクス技術を結集。1977年、当社初となるオフィスコンピュータ「EPSONEX-1」を誕生させたのです。

成果と反響

その後、「EPSONEX-1」の技術を応用し、医療事務処理専用コンピュータやガソリンスタンド専用コンピュータが開発・販売されました。また、「EPSONEX-1」の誕生を皮切りに、EPSONブランド製品が全世界に送り出され、幅広くお客様に愛用されたのでした。さらに、この会計事務専用プログラムの開発が、現在の会計事務所向けソフトウェアのビジネスにつながっているのです。

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