セミナーレポート

エプソンフォトセミナー

柿島貴志セミナー

写真展に向けた額装方法

第3回:生活を豊かに、写真を最後の最後まで楽しみ尽くす

アートフォトプロデューサー柿島貴志氏による「写真展に向けた額装方法」最終回。
写真を額装するために用意するものから、展示後の写真の楽しみ方を提案していきます。

さて、そろそろ今回のタイトルにもなっている、展覧会のための額装という話をしていきたいと思います。
展覧会のための額装とは、一回だけ展示をやる場合であれば、そんなにこだわることないと思います。
しかし、定期的に作品を発表するとか、かなりアグレッシブに展示をやっていきたい、作品を売っていきたいといった場合は非常に重要な要素となります。

写真のサイズは大体決まってくると思いますので、自分の写真に合うフレームを何個か持って使い回すというのがおすすめです。
また、使い回しを考えるのであれば、木製よりもアルミ製のフレームが強度的にもよいと思います。展覧会会場へ作品を輸送するを考えますと、ガラスは重くて割れる危険性があります。
会場で梱包を開けてみたら中のガラスが割れて作品を痛めてしまったなんてことになってしまったら元も子もありません。

ですので、自分の額を持つ場合はアクリルが扱いやすいかと思います。フレームをとアクリルを持っていればその都度用意せず比較的気軽に作品発表ができるというわけです。

ただし1点注意があります。それはマットです。これも使い回す人がいますが、私から言わせていただきますと、マットは毎回作ることをおすすめします。
それはマットは汚れの目立ちやすいものですし、カメラの縦横比によっては微妙に窓のサイズが合わないということが起こりやすいからです。

もしマットを用意する場合は、窓枠をつけたものと窓を抜いていないマットを2枚1組にした「ブックマット」というやり方がおすすめです。
これですと展覧会が終わった後もマットに挟んだ状態で作品を保管することができます。

そして、展覧会が終わりましたら作品はどうするのでしょうか?写真を捨てるのか?そうではないですよね。
私が本当にお伝えしたいのはここからですが、展覧会が終わったら写真を自宅に飾ってみてほしいのです。
この写真は、僭越ながら私の家です。自宅は普通の団地なのですが、このようにリビングに飾るだけで空間をセンスよく演出することができます。

次にベッドルームですが、ここにも写真を飾るとやはり雰囲気が変わってきます。
ちなみにこの写真は何年も前にエプソンのインクジェットプリンターでプリントしたものですが、退色もなく全く傷んでいません。

また、壁に掛けるだけではなく、玄関の靴箱の上に小さい写真を置くと、ちょっとリッチに見たりします。

写真を家に飾ると、インテリアがおしゃれになってくるのです。
また穴を開けない壁がある場所でも例えば椅子に立て掛けてみるだけでもこのように空間を演出することが出来ます。
このように額装した写真は何かに立て掛けたり床に置いたりするだけで空間を格好よくするアイテムです。

したがってあまり敷居が高いと思わずに、まず飾ってみる、という感じで十分だと思います。
お湯会の際にお呼びする人や趣旨によって掛け軸を変えるように、パーティーなど友達を家に招き入れる時に、パーティーの趣旨や友達によって写真を差し替えるというのも生活がちょっと豊かになるのでしょう。

写真は展示はもとよりインテリアとしてプレゼント、販売など用途が多岐に及びます。その手段として、額装というのは非常に有効な手段です。
こうした活用を通して写真を最後の最後まで楽しみ尽くしてみてはいかがでしょうか?