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第1回 epSITE Exhibition Award 決定!

エプソンイメージングギャラリー エプサイトでは、2017年10月から2018年3月に
開催された公募展の中から最も優れた方を選出いたしました。

池上 諭 「蜜柑が赤く熟れる時分」

選考理由

【北島 評】

さまざまな対象が画面の中心に位置しているが、撮影者の関心はそこにはない。むしろそれらの対象は空虚な中心としてあり、 そのことによって撮影者はもとより、誰しもがこの写真に忍び込むことができる。 また、画面のところどころにデッドブラック(黒く潰れた場所)が突然出現し、これによって解釈行為がつまずき、観者は 無意味という砂漠に孤独に突き落とされる。
この写真を見ながら、私は少しずつメランコリーな気分になっていった。もしかすると、これが彼らの世代にとっての リアルなのだろうか。

【小高 評】

一貫性があり、対象を選び取っていく目の確かさがある人だと思った。
撮ることだけでなく、プリントの仕上げ方や展示のつくり方にも、表現することへの真摯な姿勢と意気込みが感じられる。 ある個人的な視覚の断片をより切実な表現へと昇華させていくために、テーマ性や作家性を今後どう深めていけるかに期待 したいし、応援したいと思う。

第1回 『epSITE Exhibition Award』

選考対象写真

『mirror / river 』津田隆志 『片品村のカヲルさん』高木あつ子 『中有』道原裕
『雪の旅 Snowy Jorny』前田充晴 『果物を育てて』塩原真澄 『蜜柑が赤く熟れる時分』池上諭
(会期順)

選考委員

北島敬三 小高美穂

「epSITE Exhibition Award」について

エプサイトでは、2017年10月より開催された第19回募集分の展覧会の中から 半期に1組(作品の募集期間ごとに)、最も優れた展覧会を選出し、「epSITE Exhibition Award」を授与します。
写真を取り巻く環境や発表のあり方が多様化する時代だからこそ、写真を「カタチ」にし、展示することに大きな 価値があると、私たちは信じています。エプサイトは、写真表現を追求する方々と共に歩んでいきたいと願い、 この賞を創設しました。