epSITE



長島有里枝、蜷川実花、野村佐紀子展 「それぞれの部屋」

会期
2001年10月17日(水)~11月25日(日) 10:30-18:00

長島有里枝の部屋 ・・・・・・・ 未来の子供たちへ

蜷川実花の部屋 ・・・・・・・ flower works

野村佐紀子の部屋 ・・・・・・・ 光 in shadow

このプロジェクトは、作家たちが、写真という表現手段を介し、それぞれの感覚で他者をとらえ昇華し発現させながら構築しているコミュニケーション論を、三者三様の様相=部屋として成立させることから始まります。

長島有里枝・蜷川実花・野村佐紀子――3人の写真家がつくりだす3つの部屋には、インクジェットプリント×写真=? の多々ある回答のひとつ、 多様なメディア上に出力される写真作品が紹介されます。
また、オリジナルのプロダクツも同時に展観されています。
壁紙、クッション、ペーパーバッグ・・・それらはいずれもなじみ深いモノであり、作家からのメッセージを内包しより容易にそれらを伝達するためのメディアでもあります。
写真が、いかに多様なかたちをとって、われわれの前に現われるのか。
そのプロセスは、きっと見る人々の目を楽しませてくれることでしょう。

会場の様子
  • 長島有里枝の部屋
    未来の子供たちへ
  • 蜷川実花の部屋
    flower works
  • 野村佐紀子の部屋
    光 in shadow

小野一郎展 「ウルトラバロック」

会期
2001年8月29日(水)~10月14日(日)
休館
9月22日(土)イベントのため休館

今回の展覧会は、一級建築士であると同時に写真家としても活躍する、小野一郎氏の作品をご紹介します。
作品は、見せないことに美意識を見出す日本とは対極にある、隙間をびっしりと装飾物でうめつくし、過密ともいえるほどに入り組んだメキシコ独自の「バロック形式」の造形美を、4×5インチの大判フィルムに長時間露光で余すところなく緻密に写し込まれています。
その緻密に記録された造形美をMAXART MC-10000により2.8m×2.3m、1.8×2.3mという実物に迫る臨場感溢れるサイズで展示いたします。多くの皆様がご来館し、作品を見ていただけることをお待ちしております。

■小野一郎 Ichiro Ono

  • 1960年京都生まれ。写真家/一級建築士
  • 早稲田大学理工学部建築学科卒業、同大学院修士課程終了。
    日建設計に勤務後、1990年に独立、スペイン・コロニアル地域の撮影を始める。
  • 著書・・・「ウルトラバロック」(新潮社)、「DIVING EXCESS」(CHRONICE BOOKS社)、
    メキシコ三部作「メキシコ:バロック」「メキシコ:ホテルズ」「メキシコ:アイコンズ」(アスペクト)など。
会場の様子

中村征夫 展 「海の季節」

会期
2001年7月4日(水)~8月26日(日)
休館
夏季休館:8月9日(木)~16日(木)

中村征夫氏が35年にわたって撮り続けた「海」の多彩な表情を写しとめた写真の中から選び抜かれた50点あまりをご紹介いたします。作品は、自然界の色彩を如実に再現するミュークリスタ・プリンターにより臨場感あふれる大判プリントで演出いたします。
多くの皆様がご来館し、作品を直に見て頂けることをお待ちしております。

■中村征夫 Ikuo Nakamura
1945年、秋田県生まれ。20歳で潜水と水中写真を始め、水中造形センタでの専門誌カメラマンを経て、独立。海を専門とする撮影プロダクション、スコール代表。国内外の海を精力的に取材し、数多くの話題作を発表。ライフワークである東京湾をはじめ、水俣湾、石垣島・白保、三国町のナホトカ号、奥尻、諫早湾など、社会性のあるテーマにも果敢に取り組み、報道写真家としても定評を築く。スチールにとどまることなく、フィルム、劇映画、ハイビジョン撮影などの実績でも評価を得ており、作品集や講演会などさまざまなメディアを通じて、海の魅力を伝えつづけている。

会場の様子
  • 本展では、選び抜かれた約50作品を、B0サイズの大型インクジェットプリントに出力してご紹介いたします。
  • 展示作品はすべてEPSONミュークリスタ・プリンターにより制作しております。

大竹伸朗 展 デジタルワークス「鼠 景」

会期
2001年4月26日(木)~7月1日(日)

まるで自分の意識の内と外に広がる多様なレイヤーを次々と発見し、記録してゆく現場を目撃しているようだ。我々の日常のセンサーでは見えない、聞こえない、感知できない多元的な世界と新しい知覚を通してつながっている。その世界は、微粒子的な、振動し、拡散し、遍在し、消えてはあらわれる不思議な世界であり、触れた者の内部に逆流してくる。手探りで触れたその世界が指先を通して強い浸透力でほとばしり出てくる。

大竹伸朗のデジタルワークスを見ながら、僕はひとつの時代の終りに立ち会っているような感覚を味わっていた。そこに浮上してきたアートは、もはや作品でも表現でもない。それは変成し、進化し続けるミクロ・ユニバースのようなものであり、絶え間なく変化するよう定められたコンピュータという素材を使って、まったく異質な感覚世界が走り抜けてゆく。

世界はイメージとして定位できない。世界はイメージ化されないものの潜在的な層や面の集合する運動体である。大竹伸朗のデジタルワークスには、その薄い皮膜を一枚一枚引き剥がしてゆくような特別な気配が充満している。

予測できないものを呼び出そうと決意した者は、徹底的に自己を偶然性と無作為性のただなかに晒し続けなければならないだろう。そのことによってのみ自己は固定した位置を持たない、さまざまな場に多くのランダムな起源を見いだす存在となり、創造のプロセスそのものに巻き込まれてゆくことができる。

大竹伸朗のデジタルワークスは、そのまだ見ぬ深い海のような世界からの新しい航海のメッセージである。

伊藤俊治(美術史家)

大竹伸朗

■大竹伸朗 Sinro Ohtake
1955年、東京生まれ。絵画、立体作品にとどまらず、多数の画集をはじめとした印刷物の制作も精力的に行う。99年の『時代の体温』展(世田谷美術館、東京)、『日本ゼロ』展(水戸芸術館)に大作で参加。2000年のキリンプラザ大阪での個展『ダブ景 大竹伸朗』では、近作、新作展示に加え95年から活動しているボアダムズのEY∃とのバンド「パズルパンクス」のライブも敢行。近刊に、エッセイ集『既にそこにあるもの』(新潮社・99年)、生前交流のあった作曲家、武満徹の楽譜集に挿画を寄せた『武満徹:SONGS』(日本ショット・2000年)などがある。

会場の様子

前田真三 前田晃展 「四季景」

会期
2001年4月4日(水)~4月22日(日)
会場の様子

鈴木理策個展 「M.SUGAWARA 天神御霊信仰伝」

会期
2001年1月31日(水)~4月1日(日)
会場の様子