極める!プリントテクニック講座

第2回 風景写真を美しく仕上げる

「焼き込みツール」と「覆い焼きツール」で奥行き感を出す

Adobe® Photoshop® Elements 10.0を使用して説明しています。

プロセス5 「焼き込みツール」と「覆い焼きツール」で奥行き感を出す

風景写真を美しく仕上げるプロセス

今回の作例では、手前を暗くすることと、雲の一部を暗くすることで奥行き感を強調します。

焼き込みツールを選択する

まずは、ツールボックスから「焼き込みツール」を選択しましょう。

ツールボックスの「スポンジツール」のアイコンを長押しすると「焼き込みツール」を選ぶことができます。

焼き込みツールを選択する

焼き込みツールのオプションを変更する

画像のサイズや調整する部分に合わせて、ツールのオプションを設定します。
狭い部分は小さいサイズ、広い部分は大きいサイズを選び、露光量は少なめにして数回に分けて作業すると、自然にきれいに仕上がります。次の手順で設定しましょう。

(1) 画面上部のオプションバーのブラシピッカー右横にある「▼」をクリックします。
(2) ブラシを選択します。ブラシにはエッジがぼけているものと、ぼけてないものがあります。ぼけのあるタイプを選びましょう。
(境界部分がなじみやすく、自然な仕上がりになります)
(3) 「サイズ」の数値を今回は1000~2000pxくらいに変更します。
(4) 「露光量」を「30%」程度に設定しておきます。
(30%は一例です。作品によって適切な値は異なります)

焼き込みツールのオプションを変更する

今回は、左図の斜線部分を焼き込みます。

焼き込みツールで画像の手前部分をなぞる

焼き込みツールで画像をなぞると、その部分を暗く落とすことができます。
広い部分を焼き込む時は、写真全体を小さく表示して作業するのがコツです

(1) 「ビュー」メニュー→「ズームアウト」を数回実行して画像を小さく表示します。
(2) 焼き込みツールで画像の手前をなぞると、暗く落とすことができます。遠近感を強調して画面に奥行きをつけることができます。
(3) 焼き込みツールが大きすぎたり、小さすぎたりしてきれいにできない場合は、ツールのオプションの「サイズ」を変更して再度試してみましょう。
覆い焼きツールを選択する

画像の一部を明るくしたい場合は、ツールボックスから「覆い焼きツール」を選択します。

ツールボックスの「スポンジツール」のアイコンを長押しすると「覆い焼きツール」を選ぶことができます。ここでは、雲の一部を明るくして、立体感を強調してみましょう。

覆い焼きツールを選択する

覆い焼きツールのオプションを変更する

画像のサイズや調整する部分に合わせて、ツールのオプションを設定します。
狭い部分は小さいサイズ、広い部分は大きいサイズを選び、露光量は少なめにして数回に分けて作業すると、自然にきれいに仕上がります。次の手順で設定しましょう。

(1) 画面上部のオプションバーのブラシピッカー右横にある「▼」をクリックします。
(2) ブラシを選択します。ブラシパネルから今回は「ソフト円ブラシ(300pixel)」を選びます。
(境界部分がなじみやすく、自然な仕上がりになります)
(3) 「サイズ」の数値を450pxくらいに変更します。
(画像や調整したい部分の大きさにによって最適値は異なります。ちょうどいいサイズになるよう数値を調節しましょう。)
(4) 「露光量」を「30%」程度に設定しておきます。
(30%は一例です。作品によって適切な値は異なります)
覆い焼きツールで画像の一部をクリックする

覆い焼きツールで画像をなぞると、その部分を明るくすることができます。

覆い焼きツールで画像の一部をクリックする

覆い焼きツールで雲の一部を数回クリックして明るくしていきましょう。雲の明暗を際立たせ、立体感を強調することができます。
明るくしたい場所の大きさに合わせて、覆い焼きツールのオプションの「サイズ」を変更しながら調整をしていきましょう。

「焼き込みツール」と「覆い焼きツール」で奥行き感を出す