エプソンの事業概要

プリンティングソリューションズ

オフィス・ホームプリンティング

オフィス共有

高生産性と低環境負荷を両立する高速ラインインクジェット複合機

オフィス市場向けに販売している高速ラインインクジェット複合機は、レーザープリンターが主流となっているオフィス印刷にテクノロジーシフトを起こす戦略商品です。高速ラインインクジェット複合機「LX-10050MFシリーズ」は、PrecisionCoreラインヘッド搭載により、印刷スピード100枚*1/分を実現し、オフィスで使用されている一般的なレーザー方式の50枚/分に対して、約2倍の生産性を発揮します。消費電力量は一般的なレーザー方式に対し約80%*2削減できます。

今後、従来よりも速いペースで、働く場所の多様化が進んでいくことが予想されます。サテライトオフィスやシェアオフィスでの印刷需要の増加もにらみ、商品ラインアップの強化を進めるとともに、高速印刷と低消費電力、さらに低TCO(導入や維持・管理に関わる費用の総額)などを通じて、お客様の生産性向上と環境負荷低減、印刷コスト削減に貢献していきます。

高速ラインインクジェット複合機

大容量インクタンクモデル

印刷の分散化を支援する大容量インクタンクモデル

大容量インクタンクモデルは、レーザープリンターの約1/10*3という桁違いに安い印刷コストが評価され、これまで特に南米やアジアの新興国市場での拡大が続いてきました。2020年に急増したリモートワークや在宅学習の用途では、家庭で多くの印刷を行うのに最適な商品であることが認識され、これまでインクカートリッジモデルが中心だった北米や日本などでも販売が伸び始めています。

競合各社が同様のコンセプトの商品の投入に力を入れていることで、市場は一層活性化しています。エプソンは他社に先行して培った信頼やブランド、モノクロモデルまでカバーする豊富な商品ラインアップにより、さまざまな場所での新たな印刷ニーズに対応して分散化の流れをサポートし、レーザープリンターからの置き換えに取り組むことで、商品を通じた電力消費や消耗品資源消費量などの削減にも貢献していきます。

A4カラー複合機

A4モノクロ複合機

PaperLab

レーザープリンター

SIDM

スキャナー

*1 高速ラインインクジェット複合機「LX-10050MFシリーズ」の印刷スピード。A4横片面の場合。

印刷スピード算出方法についてはこちら

*2 エプソンの委託によるKeypoint Intelligence社のテストデータによる比較。Epson WorkForce Enterprise WF-C20600 D4TW(60枚/分)と、比較対象をカラーレーザー複合機45~69枚/分クラスの上位トップ4ベンダー*からエプソンにて選定。各機器のデフォルト設定で、Keypoint Intelligence社の標準的なエネルギー消費試験方法を用いてテストを行い、平日の印刷作業量は2x4時間+スリープ・スタンバイモード16時間、週末のエネルギー使用はスリープ・スタンバイモード48時間に基づいて算出。各4時間の印刷時間には、合計69ページのテストパターン(DOC、XLS、PPT、HTML、PDFおよびOutlookメール)を6回印刷
* 出典:IDC’s Worldwide Quarterly Hardcopy Peripherals Tracker 2020Q2, Units Share by Company

*3 大容量インクタンクモデル「EW-M670FT」のA4文書の印刷コストを、当社レーザープリンター「LP-M620F」と比較

商業・産業プリンティング

商業・産業プリンター

デジタル印刷への転換を牽引

デザインの多様化による多品種少量生産の普及や、生産リードタイム短縮の要請を背景として、商業・産業の印刷市場でのデジタル化は着実に進んでいます。

エプソンは、コーポレート、サイネージ、テキスタイル、ラベルの領域をデジタル化の余地が大きい成長領域に位置付け、さらなる事業拡大を図りたいと考えています。デジタルによる近消費地生産で在庫を極少化できるオペレーションを実現したいというご要望にお応えしていきます。

多様なインクを利用できるエプソンのマイクロピエゾ技術と高画質印刷技術を搭載し、思い描いた印刷を可能にするプリンターはもちろん、お客様が生産の状況を自らリモートで確認できる遠隔監視技術や、安定した色精度と測色技術の融合でプロフェッショナルの高い要求に応えるカラーマネジメント技術はエプソンの大きな強みです。こうした自社の強みと、さまざまな領域での協業を通じ、生産者であるお客様がより効率よく、より環境への配慮を行った生産ができる印刷のデジタル化に貢献していきます。

お客様のPCやモバイル端末で分散したプリンターを一画面で稼働管理

コーポレート(POP、ポスター、CAD)

POP・ポスター・CAD向け大判プリンター

サイネージ(看板、装飾)

サイン・ディスプレイ向け大判プリンター

テキスタイル(アパレル、ウエア)

テキスタイル向け大判昇華転写プリンター

デジタル捺染機

ラベル(パッケージ印刷)

カラーラベルプリンター

デジタルラベル印刷機

プリントヘッド

シェア拡大と新規市場開拓

エプソンは、環境負荷の低減・分散化社会の実現といった大きな社会動向への対応の一つとして、多様な印刷用途に対し、インクジェット技術によるデジタル化を牽引していきます。具体的には、コアデバイスであるピエゾ型インクジェットヘッドを基軸とし、世界中のさまざまなパートナーと共にオープンイノベーションにより新たな価値提供を進めます。

プリントヘッド市場は今後も年平均8%程度の成長率で拡大していくと予想しており、エプソンは独創の薄膜ピエゾ構造が生み出す高い性能と、圧倒的な生産能力を活かすことで、さらなるシェア拡大と共創による工業応用などの新規市場開拓を進めていきます。また、プリントヘッドだけでなく、お客様が簡単かつ安心して導入いただけるインクジェットソリューションの実現を目指します。

PrecisionCoreプリントヘッド

インクジェットプリントヘッド

ビジュアルコミュニケーション

ビジュアルプロダクツ

プロジェクター

プロジェクターの新しい可能性を具現化

プロジェクターには、容易に持ち運び簡単に設置でき、圧倒的な大画面で高精細、高画質の映像を任意の場所に投影できるというフラットパネルディスプレイにはない利点があります。

エプソンは、これらの利点を活かす用途を追求するとともに、明るく鮮やかな映像表現や長寿命、高い設置自由度、といった特長を持つレーザー光源プロジェクターのエンジン・プラットフォームを効率的に拡充し、用途の幅を広げます。さらに、コネクテッド(つながる・つなげる)化とスマート化を進め、お客様との接点を強化したり、パートナーとの共創を深めたりすることで、より多様な価値を提供していきます。

教育用途 - 公平で質の高い教育環境の提供

エプソンは、これまで大画面を求めやすい価格で実現し、電子黒板機能搭載で生徒端末とも連携できるプロジェクターなどを提供し、教室における学びの充実や質向上に取り組んできました。今後はさらに、多様なデジタル教材や教育クラウドプラットフォームへの対応を進めるなど遠隔でも良質な教育環境を実現し、世界中の子どもたちが誰一人取り残されない、公平で質の高い教育環境の提供を目指します。

超短焦点壁掛け対応モデル

企業・オフィス用途 - ビジネスの生産性・創造性発揮を支援

リモートワークの加速・定着、会議室での会議からオンライン会議へ、展示会やセミナーなどがオンラインイベント化へと、働く場面での遠隔化が進んでいます。こうした変革の中でも臨場感あふれる快適なビジュアルコミュニケーション環境の提供により、ビジネスの生産性向上・創造性の発揮を支えます。

また、プロジェクターをネットワークに接続し、導入した複数台の機器の状態を遠隔で監視・制御することで、運用管理業務の負荷低減・効率化を支援します。

高輝度モデル

サイネージモデル

ホーム用途 - 多様なライフスタイルの実現

在宅勤務・在宅学習に始まり、教養・趣味の学びや健康の促進、ライブエンターテインメント(コンサート、パーティ)を楽しむなど、家庭でのオンライン・コミュニケーションが増加し、ライフスタイルの多様化が進んでいます。

家中に持ち運べる軽量・コンパクトなプロジェクターや、壁際に置くだけで大画面を実現する超短焦点レンズ採用のプロジェクター、迫力ある音を楽しむための高性能スピーカーの搭載、Wi-Fi環境で動画サービスを楽しめるAndroid TV機能などプロジェクターのスマート化により、一人ひとりのライフスタイルにあった映像体験を提案し、こころ豊かな暮らしの実現に寄与します。

ホームプロジェクター

コンパクトモデル

スマートグラス

マニュファクチャリング関連・ウエアラブル

マニュファクチャリングソリューションズ

ロボット

次世代プラットフォームを開発し、お客様ニーズへの迅速な対応・コスト競争力を強化

現在エプソンは、スカラロボット世界No.1のシェア*1を獲得しています。その源泉は、ロボットの高速・高精度な性能に加え、幅広いラインアップにあります。

さらに、ロボットのプログラミング環境の簡易化にも取り組み、プログラム開発ソフトウェア「RC+Express」では直感的なグラフィカル・ユーザー・インターフェース(GUI)によりロボット動作をプログラミングすることが可能で、お客様の導入障壁を低減させます。

お客様のサポートについては、アジアの販売拠点の強化や、自動化工程を持つエプソン製造拠点との協働により、お客様の困り事にスピーディーに対応できるようにします。

*1 産業用スカラロボットの2021年の金額および数量ベースの出荷実績において(株式会社富士経済『2022年版ワールドワイドロボット関連市場の現状と将来展望』調べ)

分光カメラ

人の目よりも繊細な色味を見分ける分光カメラで、ものづくり現場の革新に貢献する

現在、ものづくり現場の検査工程で普及しているRGBカメラは、微妙な色の違いを捉えきれない場合があります。そのため、製品の色味や艶などの外観検査は、人の感覚に頼った目視による検査が主流です。しかし、目視検査は、作業者ごとのバラツキや検査ミスなどのリスクがあり、不良品を市場に流出させてしまう可能性があります。

そこで、独自の光学技術を活かし、光を複数の波長に分解して分光画像を取得する分光カメラを開発しました。

エプソンの分光カメラを導入することで、人が行っていた目視検査が自動化され、異常品流出のリスクや人によるバラツキを排除した検査を実現し、製品品質の向上に繋がります。

力覚センサー

ロボットに人間の「感覚」を加える力覚センサー

繊細な部品の組み立てや、狭い隙間に部品をはめ込むような精密な作業では、人の「感覚」に頼った微妙な力加減が必要になります。エプソンが得意とするセンシング技術の一つである水晶圧電方式を採用した力覚センサーは、人が精密な作業を行う際に欠かせない「感覚」をロボットに加える技術です。

ウエアラブル機器

ウオッチ

「省・小・精の技術」と匠の技能を活用したソリューションを共創し、お客様の多様なライフスタイルを彩る

エプソンの強みは、「省・小・精の技術」や匠の技能を核としたさまざまな技術資産を持ち、それらを駆使して多様な価値を持つウオッチをつくり出せることです。これらの強みを活かし、お客様の感性に合った上質なウオッチをお届けし、特別な満足感を味わっていただくことで、「こころの豊かさ」を広げていきます。水晶の材料から完成品までを自社でつくり上げる数少ない会社として、技術にこだわりを持ちつつ、効率性も追求していくことで、独自の価値を創出していきます。

マイクロデバイス他

マイクロデバイス

水晶・半導体の融合製品を強化し、スマート社会へ貢献

IoT市場の急速な進展に伴い、小型のタイミングデバイスに信頼性と安定供給が求められています。長年の実績と水晶原石から半導体まで独自のサプライチェーンを持つ強みを活かし、スマート社会の実現に貢献する製品を提供していきます。

通信・ネットワーク分野では、5Gを活用したさまざまなビジネス・サービスの拡大が加速しています。高速・大容量通信インフラへ向け、省電力の高精度発振器や高周波発振器の製品力強化を進めていきます。

モビリティ分野は、変革期を迎えています。電動化に向けては、省電力・高精度リアルタイムクロックモジュールなどのタイミングデバイス製品のラインアップを拡充し、自動運転では車載安全向けジャイロセンサーの確実な市場投入を進めていきます。

半導体では、エプソンの5つのイノベーション領域の価値創造に貢献するため、社内向けICの開発を強化するとともに、培った技術資産を外販製品に展開していきます。また、ファンドリービジネスで安定した事業運営を進めていきます。

小型kHz振動子

プログラマブル水晶発振器

温度補償水晶発振器(TCXO)

リアルタイムクロックモジュール

高周波発振器

ジャイロセンサー

LCDコントローラー

マイクロコントローラー

特定用途向け集積回路(ASIC)

液晶ドライバー

センサーモジュール

微細合金粉末

表面処理加工

その他

独創のセンシング技術とアルゴリズムにより、測定情報をビジュアル化し、パーソナライズされた価値として提供することで、健康アドバイスや生活の見守りを行い、人々の多様なライフスタイルを彩る

エプソンは、位置情報、生体情報、動作情報などを高精度に計測できるセンシング技術を持っています。この強みを活かして得られるデータを独創のアルゴリズムによって、人々に寄り添った新たな価値に転換することで、生活を豊かにすることを目指します。

近年、人々のライフスタイルは、「目的のために場所を移動する」から、「好きなところで目的を達成する」ように変化してきています。新たなライフスタイルにおいて、スマートグラスは、さまざまな場所や時間に必要な情報をビジュアルで分かりやすく提供、共有することができる強みがあります。遠隔支援などの働き方の革新にも貢献します。

スマートグラス光学モジュール
(ジャイロセンシング機能搭載)

センシングデバイス

運動解析システム M-Tracerシリーズ