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メニューに料理写真を載せるだけで売上アップに貢献!?
プロ直伝!メニュー写真をおいしそうに撮るコツ

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2020.02.28
メニュー写真

 初めて行く店でのメニュー選びや、店先に出ている看板などのメニューを見て入るかどうかを決める際、料理写真がポイントになることがあります。飲食店によっては、定期的にメニューを変更するケースもあり、スピードや手間、コストを考えると、オススメ料理の写真を自分たちで撮影・印刷し、メニューを用意したいと思う方もいるでしょう。そこで、売上アップにもつながる、誰もが注文したくなり、料理のおいしさが伝わる写真撮影のコツをプロフォトグラファーの瀬川陣市さんにお聞きしました。

おいしそうなメニュー写真を撮るには?

 料理を撮影するときは何を意識すればいいのでしょうか。まずは、「光」「シズル感」「アングル、構図」「背景」を押さえることで、おいしそうな写真が撮れるコツをご紹介します。

▽光の向きを意識して撮る!

 料理をおいしそうに撮るには、まず光を意識することが大切です。光には「向き」と「種類」があり、その違いによって写真のイメージが大きく変わります。

光の向きと特徴

 影を上手に利用して、料理自体を立体的に見せられる逆光やサイド光で撮影するのが見栄え良く撮影する基本です。ただしサラダの種類により、彩りが鮮やかなサラダの素材を強調したい場合は順光がおすすめ、また素材の新鮮さを強調したい場合は逆光を活かすとよいでしょう。

撮影のポイント
順光で撮影するとき、写真のように深い器の場合は全体に光が当たるようにナプキンを丸めたものなどで角度をつけるとよいでしょう。
撮影のポイント
サイド光や逆光で撮るとき、影の部分が暗くなりすぎてしまう場合は、レフ板で光を反射させて暗い部分を明るくしましょう。レフ板を持っていない場合は、白い紙でも問題ありません。
▽光の種類を考える!

 光を意識するとき、もう一つ重要なのが光の「種類」。なぜなら太陽の光である「自然光」と室内の明かりである「人工光」では、印象が大きく変わるからです。

光の種類と特徴

 料理の写真を撮るとき、ほとんどが室内だと思いますが、自然光が使えるのであれば、先ほどのサラダの写真のように窓際などで自然光を活かして撮影するのがベスト。自然光だけでは暗くて人工光で撮らなければならない場合は、照明の近くで撮るのがよいでしょう。自然光と人工光の両方が当たると光の向きなども複雑になるので、そのような場所では光の当たり具合を見極めて撮影しましょう。

瀬川「人工光で撮影する場合、光の色によってイメージが変わるので、料理がおいしそうに見える光を探すのがポイントです。例えば暖かい料理なら白熱電球のような暖色系がよく、冷たい料理なら青っぽい蛍光灯の方が合っているでしょう。また、人工光で撮影するときは、被写体の料理にライトが的確に当たる場所で撮影しましょう。ライトから離れた場所では、暗くなったり、変な影が出てしまったりする場合もあります」

 もし、室内の照明だけでは不自然な印象になる場合でも、カメラの設定でホワイトバランスを調整すると自然な色合いで撮影できます。

撮影のポイント

【おすすめ】白熱電球(ホワイトバランス調整あり)
特に設定を変えることなく、スマートフォンが自動でホワイトバランスを調整してくれました。

▽料理がおいしく見える「シズル感」を出そう!

 おいしそうな料理写真に欠かせないものが「シズル感」です。料理のツヤやテカリ、グラスについた水滴、立ち上る湯気などがあるだけで、料理が何倍にもおいしく見えるのです。この「シズル感」を出すときにも光が重要な役割を果たします。

瀬川「料理のツヤやテカリを出したいときは、料理に当てる光の角度がポイント。お皿を回転させながら最もおいしそうに見えるツヤやテカリが出る位置を探してみましょう」

【◎シズル感あり】
【◎シズル感あり】
【△シズル感なし】
【△シズル感なし】

逆光を活かしてツヤを出すことで、料理がよりおいしそうに見えます。

 シズル感を出すために光と同じくらい重要なのが「鮮度」。料理はできたてが一番おいしいのと同様、やっぱり写真を撮るときも、できるだけ料理が完成してすぐに撮った方がよいでしょう。