グリーンボンド

持続可能な社会の実現に向けて求められる活動は地球規模におよび、一企業の事業活動における環境負荷の低減で貢献できることは限られます。そこで「環境ビジョン2050」には、エプソンのテクノロジーや商品・サービスを基盤にさまざまなパートナーとシナジーを創り出し、より良い社会のためその役割を果たすことをアクションとして明記しています。
「環境ビジョン2050」を実現するため、マイルストーンとして中間目標を置き、現実とのギャップを埋めながら着実な取り組みを行っています。ものづくり企業として「省・小・精」を究め極めた独創の技術と取り組みにより、商品の環境性能向上や事業活動など、バリューチェーンを通じた環境負荷低減を進めていきます。また、商品・サービスを通じて、従来とは異なる新たな業務プロセスをお客様に提案し、環境と経済を両立する高いお客様価値の提供を目指します。
このような方針のもと、エプソンは、環境問題の解決に資する事業の資金を調達するために、国内公募形式によるグリーンボンド*1を発行しました。なお、エプソンが発行するグリーンボンドは、第三者評価機関によるセカンドパーティ・オピニオンを取得し、国際資本市場協会(ICMA)が公表するグリーンボンド原則2018および環境省グリーンボンドガイドライン2017年版の要件を満たします。

*1 グリーンボンド:地球温暖化等の環境問題の解決に資する事業に要する資金を調達するために発行する債券

1.発行概要

銘柄名 セイコーエプソン株式会社 無担保社債(社債間限定同順位特約付) (グリーンボンド)
回号 第20回 第21回 第22回
年限 3年 5年 10年
発行金額 100億円 400億円 200億円
各社債の金額 1億円
発行価額 各社債の金額100円につき100円
利率 年0.020% 年0.230% 年0.450%
条件決定日 2020年7月10日
払込期日(発行日) 2020年7月16日
償還日 2023年7月14日 2025年7月16日 2030年7月16日
資金使途 調達資金につきましては、下(1)~(3)のグリーンボンド対象アセットの建物等設備資金支払いにより減少した手元資金への充当、および下(4)~(8)のグリーンボンド対象アセットに記載の通りのインクジェットプリンターへの研究開発費および生産設備等の設備資金等として全額充当済みです。

(1) 広丘事業所(9号館)の新棟新設費用
(2) 広丘事業所(イノベーションセンターB棟)の新棟新設費用
(3) フィリピン製造子会社の工場増設費用
(4) オフィス向け高速ラインインクジェット複合機の研究開発費用および生産設備
(5) 商業・産業プリンターの研究開発費用および生産設備
(6) インクジェットプリンター、IJヘッド応用の研究開発費用および生産設備
(7) PaperLab及びドライファイバーテクノロジー応用の研究開発費用および生産設備
(8) 再生可能エネルギーの購入費用
債券格付 A(R&I)
適合性評価 当社は、グリーンボンド・フレームワークの策定に当たり、国際資本市場協会(ICMA:International Capital Market Association)が定めるグリーンボンド原則にのっとり、また、その適合性を担保するため、第三者機関であるSustainalytics(サステイナリティクス)社から「セカンドパーティー・オピニオン」を取得しました。加えて、株式会社格付投資情報センター(R&I)による「R&Iグリーンボンドアセスメント」において、最上位評価である「GA1」の本評価を取得しております。

なお、本グリーンボンドに係る第三者評価の取得については、環境省の2019年度グリーンボンド発行促進体制整備支援事業の補助金交付対象です。

2.フレームワーク

セイコーエプソン株式会社のグリーンボンドフレームワークについては、下記のプレスリリースをご覧ください。

2019/12/11 グリーンボンド発行に向けたフレームワーク策定について

発行に関する詳細については、下記のプレスリリースをご覧ください。

2020/6/11 グリーンボンド発行に関するお知らせ

3.適合性に関する第三者評価

Sustainalyticsによるセカンドパーティ・オピニオン (PDF,570KB)

R&I グリーンボンドアセスメント (PDF,610KB)

4.投資表明投資家一覧(2020年7月13日時点、五十音順)

エプソンのグリーンボンドへの投資表明をしていただいた投資家をご紹介します。

アイオー信用金庫
株式会社愛知銀行
株式会社足利銀行
アセットマネジメントOne株式会社
飯塚信用金庫
茨城県信用農業協同組合連合会
株式会社大分銀行
大阪信用金庫
株式会社 オーテック
神奈川県信用農業協同組合連合会
観音寺信用金庫
岐阜県信用農業協同組合連合会
岐阜信用金庫
京都中央信用金庫
桐生信用金庫
桑名三重信用金庫
神戸信用金庫
株式会社滋賀銀行 
四国労働金庫
しののめ信用金庫
芝信用金庫
昭和信用金庫
信金中央金庫
巣鴨信用金庫
諏訪信用金庫
関信用金庫
セゾン自動車火災保険株式会社
大東京信用組合
太陽生命保険株式会社
高岡信用金庫
高鍋信用金庫
高松信用金庫
伊達信用金庫
銚子商工信用組合
東京海上アセットマネジメント株式会社
東京海上日動火災保険株式会社
東京シティ信用金庫
東濃信用金庫
株式会社東和銀行
徳島県信用農業協同組合連合会
学校法人 獨協学園 獨協大学
長野県労働金庫
長野信用金庫
新潟信用金庫
西尾信用金庫
西中国信用金庫
西兵庫信用金庫
日本生命保険相互会社
萩山口信用金庫
浜松磐田信用金庫
播州信用金庫
株式会社東日本銀行
兵庫県警察信用組合
兵庫信用金庫
福岡県信用農業協同組合連合会
富士信用金庫
株式会社北洋銀行
北陸労働金庫
北海道信用金庫
松本信用金庫
三重県信用農業協同組合連合会
三島信用金庫
三井住友DSアセットマネジメント株式会社
三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
三菱UFJ国際投信株式会社
三菱UFJ信託銀行株式会社
みどり生命保険株式会社
宮崎第一信用金庫
株式会社宮崎太陽銀行
明治安田アセットマネジメント株式会社
明治安田生命保険相互会社
株式会社山形銀行
結城信用金庫
横浜農業協同組合
労働金庫連合会

5.資金充当状況

本グリーンボンドの調達資金については、調達金額700億円全てを上記フレームワークの設備投資資金、研究開発資金等に充当いたしました。未充当金額はありません。

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