サステナビリティ

資源/循環型社会の形成

水資源の保全

水は気候変動をはじめとした他の環境側面と密接に関連しています。エプソンは、事業活動において多くの水資源に依存しており、水資源の持続可能性は事業継続に大きな影響を与えるという認識のもと、必要以上に水を汚さず、消費せず、使った水はリサイクルして使うことを基本として水資源の保全に取り組んでいます。生産工程において、工場排水のリサイクル率向上や水質規制強化への対応などに積極的に取り組むとともに、水処理設備については、より省エネルギータイプを導入するなど、総合的な環境負荷低減を図っています。また、生産工程で使用する水にとどまらず、全従業員が、安全な飲料水と衛生的な水回りの環境にアクセスできることも重要であり、従業員への節水・汚染防止の啓発や、節水設備・衛生設備の導入に取り組んでいます。

2021年度総括

目標:前年度実績7,925千m³以下 *前年度の使用量実績をベンチマークとした管理指標を用いて活動を展開
実績:8,041千m³(対前年で微増:1.5%増加)
中期経営計画の実現のため、水使用量の増加が見込まれていますが、
事業利益あたりの水使用量の管理指標では改善しています(12.8→8.9千m³/億円)

水リスクへの取り組み

水リスク評価のグローバルスタンダードのうち、世界資源研究所(WRI)のAqueduct(アキダクト)および世界自然保護基金(WWF)のWater Risk Filterを用いて、エプソンの生産拠点に対して水リスクの評価を行いました。その結果、物理的な水資源量や水質汚染リスクなどの観点を考慮した両評価ツールの総合的なリスク指標において、最も高いリスクレベルに該当する拠点はありませんでした。しかし、日本、中国、東南アジアおよび南米の生産拠点の一部が、水ストレス下にある地域に所在していることが分かりました。併せて、TCFD提言への対応と連携し、洪水(河川氾濫)・高潮・渇水を評価したところ、将来的な操業リスクの変化は限定的であることを確認しています。今後は継続的な水使用削減活動ととともに、実際の拠点流域における水リスクの評価方法の検討も進めていきます。

地域別水使用量割合と水ストレスマップ(2021年度)

* Aqueduct Global Maps 2.1のBaseline Water Stressマップに、エプソンの水使用総量に対する地域ごとの水使用割合を表示しています。円のサイズは、地域ごとの水使用割合のイメージです。
* この地図は、www.wri.orgで提供されるクリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下で、セイコーエプソン(株)が世界資源研究所のAqueduct Global Maps 2.1を使用して作成したものです。

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