CSR・環境

社会貢献

青少年教育・育成活動

時計組立教室の開催(日本)

当社の歴史は、大和工業という時計工場から始まりました。長年培ってきた時計製造に関わる世界トップクラスの技術と、それを扱う匠(人財)を有しています。
毎年、当社本社を置く長野県諏訪市内の全小学校6年生を対象にものづくりの楽しさや面白さを体験する授業「腕時計組立体験学習」を計15回開催しており、2019年度は428人が受講しました。当社の腕時計技能者は、子どもたちがムーブメントの一部を組み立て、時針・分針・秒針を付け、実際に動き出すまで指導を行いました。子どもたちは、文字板に好きな色で模様などを描き、自分で創り出した世界で一つしかない腕時計を手にして、ものづくりの楽しさと達成感を味わうとともに、地場産業への理解が深まりました。

青少年1万人を対象とした教育プログラム「New Horizons」(欧州)

2019年度、Epson Europe B.V.では、欧州、中東、アフリカ地域の青少年1万人を対象とした教育プログラム「New Horizons」を立ち上げました。この活動は、若者の創造力を引き出し、環境課題への理解を高めることを目的とし、エプソンの長年蓄積してきた技術とノウハウを活かしています。
ドイツでは、1,700人の小学生を対象に紙のリサイクルや省エネルギーに関する環境教育を実施し、子どもたちは古い新聞紙からリサイクル紙を作り出したり、蒸気エンジンから太陽光発電のおもちゃによりエネルギー生成の歴史を楽しく学びました。
またスペインでは幼児から小学生400人に印刷や投写技術を活用して、学校周辺の生物多様性の保全教育を実施、英国では教育機関と長期的な提携を行い、最新の印刷やスキャン技術を活用し、1,250人の学生に対してファッションや宝飾、生地デザインなどの授業サポートを提供しました。

子どもたちへの教育支援(インド)

Epson India Pvt. Ltd.(EPIL)は、未来を担う子どもたちへの教育が重要であると考え、恵まれない子どもたちに焦点を当てた支援活動を行っています。過去数年に渡り、EPILが所在するインド南西部のカルナータカ州と西部のマハーラーシュトラ州を重点的に、恵まれない子どもたちが通う公立学校へ書籍やノート、リュックサックなどを配布する活動をしており、その配布先の学校数は年々増えています。子どもたちからは、「学校で使う本やノートをもらい、勉強の役に立っています」と喜びの声をいただきました。
また、2019年度は、インドの識字率向上プロジェクトに協力し、教室にパソコンやプロジェクターを提供・設置する活動を支援しました。効果的な教育支援ツールとして活用いただくことで、教育の質を高めることにつながり、子どもたちの学習意欲向上に役立てていただいています。現場の先生方からは、「エプソンには子どもたちの教育支援をしていただき、子どもの生活にも影響を及ぼす重要な役割を果たしてもらっています」との言葉をいただきました。

環境教育の実施 (中国)

2019年10月、Tianjin Epson Co.,Ltd.は天津市生態道徳教育推進協会と天津南開区環境生態局と協同し、所在地の中学校1年生360人に「生活ごみの分別と資源化」について、環境教育を行いました。
当社社員は、使用済みのコピー用紙を原料として新たな紙を再生する乾式オフィス製紙機PaperLab A-8000を紹介しました。また、長年エプソンの事業活動を通じて蓄積してきたごみ分別と資源化のノウハウを子どもたちに伝え、環境保護意識の向上を図りました。

公益財団法人 エプソン国際奨学財団 (日本) 

エプソン国際奨学財団は、海外から日本の大学へ、また日本から海外の大学へ留学する優秀な学生に対して奨学金援助を行っています。2019年8月、奨学生15人は本社事業所と豊科事業所を訪問しました。その際に、ものづくり歴史館の見学と、プロジェクターやスマートグラスなどについての説明を受け、エプソンへの理解を深めました。

エプソン情報科学専門学校 (日本)

当社は、高度情報化社会の到来を受け、地域社会に信頼され広く社会に貢献できる技術者を育成することを目的として、1989年に「エプソン情報科学専門学校」を開校しました。2020年3月現在、卒業生は2,760人となりました。
講師陣の多くは、当社を含め企業の最前線で活躍してきた技術者・開発者で構成されています。講義・演習は、「実務に活かせる確かな技術」を身につけられるように展開されており、その結果、開学以来30年連続して就職内定率95%以上を維持しています。
学科は情報システム科、情報電子機械科、情報ビジネス科の3学科で構成されており、文部科学省「専門士」称号付与認定校となっています。さらに、同じく文部科学省より全学科において「職業実践専門課程*1」の認定を受けています。また、当社に正社員として推薦で入社することができる「エプソン特進クラス」を設置しています。
2020年2月には、ディジタル技術検定*2において、全国の学校や企業の中でトップの成績を収め「文部科学大臣賞」を受賞しました。団体賞受賞は全国で本校を含め2団体のみとなっており、学生たちの努力が全国的に評価されました。
*1 企業などとの密接な連携により、最新の実務の知識などを身につけられるよう教育課程を編成し、より実践的な職業教育の質の確保に組織的に取り組む専門課程を文部科学大臣が認定するものです。
*2 情報通信技術や自動制御理論はもとより、設計、運用実務能力まで幅広い知識が求められる検定です。